トラック・バス
MAN Truck & Bus、自動運転トラックに特化したデータセット「TruckScenes」を発表
・MAN Truck & Busは5月22日、自動運転、特に2021年に施行されたドイツの法律により合法的に可能となった高速道路における物流拠点間のルートでの自動運転を推進すると発表した。2024年、MAN Truck & Busは商用車メーカーとして初めて高速道路で自動運転トラックの走行試験を行った。
・安全な自動運転トラックの開発には膨大な実走行データが必要となるが、そこでMANの「TruckScenes」データセットが有益とな

ダイムラートラック、コネクティビティアプリ「Mercedes-Benz Trucks Remote 3.0」の提供開始
・ダイムラートラックは5月22日、傘下の欧州事業部門メルセデス・ベンツ・トラックがドライバーと車両をスマートフォンでつなぐ新アプリ「Mercedes-Benz Trucks Remote 3.0」の提供を開始したと発表した。これにより、ドライバーは車両の主要機能を確認したり、緊急メッセージをプッシュ通知で送信したりすることが可能となり、国をまたぐ長距離走行などに最適だという。
・アプリは現在重量級電気トラック「eアクトロス600 (

福田汽車、ファーウェイと重量級トラックの電動化で提携へ
・福田汽車は5月20日、ファーウェイ(Huawei、華為)傘下でデジタルパワープロバイダのファーウェイ・デジタルパワー(華為数字能源技術、Huawei Digital Power Technologies、以下、ファーフェイ新能源)と提携協議を締結したと発表した。
・ファーウェイは2025年4月、重量級トラック向けに設計されたメガワット超急速充電ソリューションを発表した。同ソリューションは、2,400Aの電流を安定的かつ持続的に出力

スカニア、燃費向上・軽量化の新型エンジンSuper 11を発表
・スカニアは5月20日、11Lクラス最高の性能と柔軟性を発揮する新型のSuper 11エンジンを発表した。9Lと13Lクラスの中間に位置するSuper 11は、9Lエンジンより最大7%燃費が向上しており、Super 13より85kg軽いため、重量が重視される輸送においてパワーや信頼性を犠牲にすることなく積載量を増やすことが可能となっている。
・エンジンの出力には、最高出力350hp (最大トルク1,800Nm)、最高出力390hp

ボルボ・トラック、航続距離600kmの重量級電気トラック「FHエアロ エレクトリック」を2026年に発売へ
・ボルボ・トラックは5月20日、eアクスルを搭載する長距離電気トラック「FHエアロ エレクトリック(FH Aero Electric)」を2026年第2四半期に発売し受注を開始すると発表した。
・新型の「FHエアロ エレクトリック」は急速充電が可能で、1回の充電での航続距離は最長600km。また、メガワット充電システム(MCS)に対応し、バッテリー残量20%から80%の充電所要時間は40分間である。
・6x2構成ではサポートアクスル

露Modern Transport Technologies (STT)、クロクス・エキスポで新型バスおよびトラックを展示
・ロシアのModern Transport Technologies (STT)は5月16日、モスクワのクロクス・エキスポ国際展示センター(Crocus Expo IEC)において、小型観光バス「オーロラ(Aurora)」、四輪駆動全地形対応車「サトコ9 (Sadko 9)」、およびキャブオーバー型トラック「バルダイ18 (Valdai 18)」などの新型モデルを展示すると発表した。
・「サトコ9」は、最大積載量5トンの中型全輪駆

露ソラーズ傘下のUAZ、新プレスラインの建設および生産近代化プロジェクトを開始
・ロシアのソラーズ(Sollers)傘下のウリヤノフスク自動車工場(UAZ)は5月15日、新たなプレスラインの建設に着手したと発表した。このラインでは、UAZの各モデルに加え、ピックアップトラックや将来投入予定のSUVを含むソラーズ車のボディ部品がプレス加工される予定。プロジェクトの総投資額は11億ルーブル(約20億円)で、そのうち8億ルーブルは産業開発基金からの融資により調達される。
・プレス生産部門では、UAZの「ピックアップ(

東風風行、菱智シリーズより新型NEV商用車を発表
・東風風行(Dongfeng Fengxing)は5月18日、菱智(Lingzhi)シリーズより新型の新エネルギー商用車を発表した。これにより同社はガソリン、電気、天然ガスに対応可能な10万元以下のマルチエネルギー商用車を扱うブランドとなる。
・新モデルは、電気自動車(EV)版とレンジエクステンダー版が設定されている。420kmEV都市運行版は、容量64.4kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、100km当たりの電力消費

三菱ふそう、2025年度重量車燃費基準に適合するマイクロバスの改良型「ローザ」を発売
・三菱ふそうトラック・バスは5月19日、「2025年度重量車燃費基準」に適合する小型マイクロバスの改良型「ローザ」を発売した。5月より販売開始する。
・ボディタイプは、2WD版ではショートボディ、ロングボディ、スーパーロングボディの設定があり4WD版はロングボディとなっている。
・改良型「ローザ」は燃費性能が向上し、2WD版でクラストップの9.84km/L (JH25モード)を達成している。
・価格は、29人乗りプロライン ロングボ

イベコ・グループ、減益を受け防衛部門を分離へ 労組は懸念を表明
・5月15日付の複数メディア報道によると、イベコ・グループは2025年第1四半期の業績が低迷したことを受け、防衛部門の売却または分社化の計画を進める予定だという。産業用車両部門の営業利益は、主に欧州でのトラック需要の減少により42%減の1億1,700万ユーロとなった。
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは、防衛部門の売却がイベコの弱体化を招き、雇用の安定に影響するとの懸念を表明した。同組合は詳細を検討し、雇用と会社の将来への潜在

露KAMAZ、カザン経済フォーラムで次世代「K5」トラックおよびトラクターを展示
・ロシアのカマズ(KAMAZ)は5月14日、タタ―ルスタン共和国の首都カザン(Kazan)で開催された国際経済フォーラム「カザン・エキスポ(KAZAN EXPO)」において、最新技術を搭載した「K5」世代の車両を展示したと発表した。これらの製品は、制裁に対応した新たな部品を使用して生産され、技術的特性と消費者特性が向上しているという。
・同社は、重量級「K5」ファミリーから6x4トラクタートラック「KAMAZ-65956」を展示した
