英国の政策
ZF、ウェールズ政府から43.2万ポンドを資金調達 英ポンティプール工場の近代化を推進
・ZFの子会社であるZF Automotive UKは、英国ウェールズ政府の「Economy Futures Fund」から43万2,000ポンド(約8,450万円)の資金調達を受け、主にブレーキキャリパーを製造するポンティプール(Pontypool)工場の生産ラインを近代化すると発表した。この近代化は、ジャガー・ランドローバーとの新規事業獲得を支援し、60人以上の雇用を守ることになる。
・この資金は、同工場の50年以上使用されて

スコットランド政府、低所得世帯と企業のEVシフト促進に2,000万ポンドを拠出
・スコットランド政府は5月28日、2025-26年度に低所得世帯と企業の電気自動車(EV)購入支援のため、2,000万ポンド(約38億円)超の資金を拠出すると発表した。
・2011年以降、スコットランド政府は公共の充電ステーションに6,500万ポンドを超える投資を行い、個人や企業のEVシフトを支援してきた。
・2025-26年度においても、中古EVローン、スイッチドオンタクシーローンおよび中古バン向け電気・低炭素車両ローンの資金提供

英ウォーリック大学、SCALEプロジェクトで自動運転車試験を開始
・英国のウォーリック大学WMG (Warwick Manufacturing Group)は5月7日、SCALE (Solihull & Coventry Automated Links Evolution)プロジェクトが自動運転車の試験を開始したと発表した。バーミンガム(Birmingham)国立展示センター(NEC)で自動運転の電気シャトルによるサービスが始まる。
・運行ルートは夏までに段階的に拡張され、自動運転の電気シャトル

英EMR Group、EVバッテリーの再利用とリサイクルを目指すRECOVASプロジェクトを終了
・英国のEMR Groupは5月7日、4年間のRECOVASプロジェクトを終了したと発表した。このプロジェクトは英国で初めて使用済み電気自動車(EV)バッテリーの循環型経済構築を目指したもので、自動車メーカー、リサイクル業者、研究者、業界の専門家が参加した。プロジェクトは先進推進技術センター(APC)から資金援助を受けた。
・RECOVASでは再利用(reuse)、再生産(remanufacturing)、リサイクル(recycl

JLR、自動車関税引き下げと雇用維持につながる英米貿易協定を歓迎
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は5月8日、英米両政府が英国の自動車産業にさらなる確実性をもたらす貿易協定に合意したことに感謝する声明を発表した。
・米国向けに輸出される英国車への関税率は現行の27.5%から10%に引き下げられ、JLRだけでも年間数億ドルの減税となる。2024年の米国への輸出台数にほぼ等しい台数(年間10万台)を上限に10%の関税率が適用される。また、英国の自動車産業で働く25万人の雇用維持にもつながるという。

英国政府、自動車メーカー支援のためゼロエミッション車義務化を緩和
・英国政府は4月6日、自動車メーカーに対し一定割合のゼロエミッション車(ZEV)の販売を義務付ける「ZEVマンデート(Zero Emission Vehicle Mandate)」を変更すると発表した。電気自動車(EV)生産のための移行をしやすくすることが目的。
・2030年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を停止するというマニフェストを実現する一方で、EV生産へのアップグレードを支援する。このパッケージは、今春に発表される予
