欧州の政策
欧州自工会と自動車部工会、戦略対話を前に欧州委員会に自動車移行戦略の見直しを要請
・欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)は8月27日、欧州委員会委員長宛てに書簡を送付し、欧州自動車産業の将来に関する今後の戦略対話への期待を表明した。両団体は、EUは現在、メーカーの新車供給は規制しているものの、グリーン移行を可能にする条件を提供できていないと指摘した。
・欧州はバッテリーをアジアに大きく依存しているほか、充電インフラの整備状況は不均一で、電気料金を始めとするコストも高く、EU車に対する米

ACEA、最近の貿易協定を明確化するEUと米国の共同声明を歓迎
・欧州自動車工業会(ACEA)は8月21日、EUと米国の間で先ごろ基本合意に達した貿易協定をより明確化する共同声明を歓迎するとの声明を発表した。
・ACEAは、米国がEU製の自動車輸入に対する関税を27.5%から15%に引き下げることが確認され、励まされると述べた。
・同時に、本協定の技術的詳細の一部は未だ明らかにされていない。ACEAは、詳細が明らかになり次第、内容を精査し、本協定が欧州自動車業界に意図された利益をもたらすよう努め

伊労組、米EU貿易協定が同国の52億ドルの自動車輸出を脅かす可能性があると警告
・イタリア金属労連(FIOM-CGIL)は7月28日、枠組み合意に至った米EU貿易協定は貿易戦争を正当化し、企業の欧州域外への移転を促すほか、欧州全域における経済衰退と雇用喪失につながるという2つの理由から停止すべきだと提言した。
・労組側は、米国は貿易赤字削減のために関税を利用しており、これは欧州の雇用への直接的な攻撃に等しい。もしこの合意が実行に移されれば、欧州委員会にとって大きな失敗となり、欧州の労働者と市民に深刻な影響を及ぼ

ACEA、EU米貿易協定を歓迎、詳細の公開を待って内容を精査へ
・欧州自動車工業会(ACEA)は7月28日、EUと米国の関税協定を概ね歓迎するとの声明を発表した。
・ACEAは、本協定はここ数カ月の大西洋横断貿易関係を巡る強い不確実性を和らげる重要な一歩となるとしながらも、米国は自動車・自動車部品に引き続き高い関税を課しているため、EUだけでなく米国の産業にとっても悪影響が続くとした。
・現段階では、合意内容の多くはまだ明らかになっていない。ACEAは、詳細が公開された時点で内容を精査し、欧州の
