VW
一汽VW、長春工場で第1陣の輸出向け車両をラインオフ
・中国一汽は9月23日、一汽VWが長春工場で第1陣となる輸出車両のラインオフ式を開催したと発表した。
・一汽VWは、中国製のミッドサイズセダン「マゴタン(Magotan、邁騰)」とコンパクトセダン「サジター(Sagitar、速騰)」を輸出する予定。計554台が9月28日に上海港を出港し、11月には中東市場で発売される予定。
・同社は海外特有の気候、道路状況、法規制に適応した開発を複数車種で完了しており、技術、生産、物流、アフターサー

ポルシェ、商品戦略を再調整、EVの成長よりも収益性に注力
・ポルシェは9月19日、財務強化に向け、再編と商品戦略の再調整を進めると発表した。
・当初は電気自動車(EV)として計画されていた「カイエン(Cayenne)」より上位の新型SUVシリーズについては、市場状況に鑑み、市場投入当初は内燃エンジン車(ICE)とプラグインハイブリッド車(PHV)のみで提供する。「パナメーラ(Panamera)」と「カイエン」も2030年代までICEとPHVのドライブトレインを継続し、後継モデルの計画も既に

VWのスカウト・モーターズ、3億ドル投じ米工場にサプライヤーパークを追加建設へ
・VWグループの電気自動車(EV)ブランドであるスカウト・モーターズ(Scout Motors、以下スカウト)は9月18日、米サウスカロライナ州ブライスウッド(Blythewood)工場の敷地にサプライヤーパークを建設するため、3億ドルを追加投資すると発表した。
・工場の主要な建屋に隣接するサプライヤーパークは、物流と生産拠点として機能することになる。敷地面積は約200エーカー(約81ヘクタール)で、以下の3つの主要施設を含む230

ポルシェ「カイエン エレクトリック」、バーチャルテストで開発を20%高速化し最終段階へ
・ポルシェは9月16日、フルサイズ電気SUV「カイエン エレクトリック(Cayenne Electric)」の開発にデジタルテストを活用していると発表した。同モデルは今年の年末に公開され、内燃エンジン仕様やハイブリッド仕様と並んで販売開始される予定である。
・従来のように多数の試作車を製作する代わりに、エンジニアは初期段階からバーチャルモデルを活用し、時間とリソースを節約した。デジタルシミュレーションとAIを用いることで、実際の走

CARIAD、VWグループの統一Software Stackを開発
・VWのソフトウェア部門CARIADは9月11日、イノベーションの推進、顧客の意思決定の先導、VWグループの強力な優位性を実現するソフトウェア開発の枠組みを構築したと発表した。同グループのブランドや地域を問わず使用できる、中核的なソフトウェア技術とアーキテクチャーのパッケージである、Group Software Stackが変革への鍵となるという。
・Group Software Stackは社内開発され、完全な管理下に置かれている

IAA 2025:VWグループとリビアン、半導体供給確保に向け「新レベル調達モデル」を発表
・VWグループは9月10日、IAA Mobility 2025で開催された第4回半導体サミットにおいて、リビアン(Rivian Automotive)およびVW Group Technologiesと共同で半導体の調達責任を分担する「新レベル調達モデル」を発表した。このモデルは、最新の自動車に不可欠なマイクロコントローラー、パワートランジスタ、回路基板など50を超える半導体カテゴリーを対象としている。
・リビアンとVW Group

CARIAD、エージェント型AIシステムを導入しデジタルアシスタントを変革へ
・VWのソフトウェア部門CARIADは9月8日、車両エコシステム内の自動デジタルエージェント向けエージェント型人工知能(AI)システムの使用を開始したと発表した。デジタルアシスタントを利用することで、車がスマートなコンパニオンに変わる。
・エージェント型AIシステムは、AIと機械学習を活用してドライバーと対話し、提案を行い、よりパーソナルで直感的、かつ安全な体験を提供する。例えば、アウディアシスタントは800超の音声コマンドを理解し

IAA 2025:CARIADとVWグループ、電気アーバンカー用パルスインバーターを開発
・VWのソフトウェア部門CARIADとVW Group Technologyは9月10日、過去3年間にわたり、ハードウェアとソフトウェアの両方を再設計し、初の自社製パルスインバーターを共同開発してきたと発表した。インバーターは電動ドライブトレインの頭脳として機能するE-Driveの中で最も複雑で高価な部品であり、全体的なパフォーマンス向上のカギを握る。
・パルスインバーターはバッテリーからの直流電流をモーター用の交流電流に変換する重

IAA 2025:VW傘下のElli、家庭用双方向充電パイロットプロジェクトを発表
・VW傘下でエネルギーおよび充電ソリューションを手掛けるElliは9月9日、家庭用双方向充電(BiDi)の最初のパイロットプロジェクトをIAA Mobility 2025で発表した。
・このプロジェクトの中心はドイツの充電インフラ企業CUBOSと共同開発した11kWの双方向充電器で、Elliのモジュラーソフトウェアを介して家庭の太陽光発電、電気自動車(EV)、電力グリッドを接続する。これによりEVバッテリーは家庭用エネルギー貯蔵ユニ

一汽VW、新型コンパクトセダン「サジターL」を発売
・一汽VWは9月9日、新型コンパクトセダン「サジター(Sagitar、速騰) L」を発売した。全3モデルが設定され、価格は11.49万元-13.19万元。
・外観は伸びやかでダイナミックな印象。車体サイズは全長4,812mm、全幅1,813mm、全高1,479/1,472mmで、ホイールベースは2,731mm。
・最高出力118kW、最大トルク250Nmの1.5Lターボエンジン (EA211 evo2エンジン)を搭載する。最高時速は

IAA 2025:シュコダ、Dセグメントステーションワゴンの「ビジョンO」コンセプトカーを公開
・シュコダは9月8日、ドイツ・ミュンヘンで開催中のIAA Mobility 2025で、同ブランドとしては初めて顧客のニーズを全面的に追求した電動のコンセプトカーであり、Modern Solidのデザイン言語の次のステージを体現するステーションワゴンの「ビジョンO (Vision O)」を発表した。「ビジョンO」の名前は、持続可能な方法で自動車をデザイン、生産、利用、リサイクルするというサーキュラリティ(循環性)の概念を反映する。同

IAA 2025:VWグループ、アーバンカーファミリーで欧州小型EV市場シェア20%獲得を目指す
・VWグループは9月8日、IAA Mobility 2025において新たな都市型電気自動車(EV)ファミリーを発表し、欧州EV市場をさらにリードすると発表した。それらモデル群は、VWブランド2車種、クプラ(セアト傘下)とシュコダからそれぞれ1車種ずつの計4車種で構成され、価格は約2万5,000ユーロから始まる。エントリーモデルの「ID.EVERY1」は2万ユーロで、市場投入は2026年の予定。
・いずれのモデルも改良型MEB+プラッ

IAA 2025:VWと傘下のPowerCo、次世代の低価格EV向けUnified Cellを発表
・VWグループと傘下のバッテリー会社PowerCoは9月8日、VW、シュコダ、クプラ(セアト傘下)の各ブランドの都市型電気自動車(EV)ファミリーに初搭載される新型Unified Cellの量産バージョンをIAA Mobility 2025で発表した。このセルは今年中にドイツのザルツギッター(Salzgitter)工場で生産が始まり、その後スペイン・バレンシアのサグント(Sagunto)工場とカナダ・オンタリオ州セントトーマス(St

IAA 2025:ポルシェ、T-Hybridパワートレイン搭載の「911ターボS」を発表
・ポルシェは9月7日、ドイツ・ミュンヘンで開催のIAA Mobility 2025において、スポーツカー「911」シリーズの最上級モデル「911ターボS (Turbo S)」を発表した。400Vマイルドハイブリッド車(MHV)となる。クーペ (2シーター)とカブリオレ (2+2のシート構成)が用意され、より強力なパワー、シャープなデザイン、洗練された空力性能、改良されたシャシー、専用装備を備えている。
・軽量な400V T-Hybr
