・4月28日付のブラジル現地メディアAutoIndústriaの報道によれば、ブラジルのバス市場を長年リードしてきたメルセデス・ベンツは4月25日に農村部や悪路での輸送を想定した新中型バスの「LO 916R Fretamento Rural」を発表した。 
・「LO 916」アーバンシャシーをベースにしたこの車両はホイールベースが4.8mで全長9.2mメートルまでの車輛に対応し最大乗員は32人。最高出力163ps/2,200rpm、

・ルノーは4月28日、欧州以外の市場向けに設計された新型CセグメントSUVを「ボレアル(Boreal)」と命名したと発表した。
・フランス語から着想した「ボレアル」という名前はルノーの伝統を反映したもので、慎重に選定された。この名前の滑らかで調和の取れた響きは、脱出と探検の感覚を呼び起こし、SUVのコアバリューである技術、ステイタス、快適性も体現しているという。
・「ボレアル」はまずラテンアメリカで発売され、その後世界70カ国以上に

・長城汽車(GWM)がブラジルで7人乗り新型SUVの生産を計画していると4月25日付の複数の現地メディアが報じた。
・新型SUVのモデル名は未定だが、トヨタのミッドサイズSUVの「SW4」に対抗することを目指す。ピックアップベースではなくモノコックボディを採用し、サンパウロ州のイラセマポリス(Iracemápolis)工場で生産される予定。
・上海モーターショーに出席したGWMの役員によると、工場は6月までに準備が整い、ディーゼルお

・トヨタのブラジル現地法人Toyota do Brasilは4月23日、ブラジルのリベイラン・プレット(Ribeirão Preto)で開催される第30回Agrishow(会期：4月28日～5月2日)で、バイオメタンを燃料とするピックアップトラック「ハイラックス(Hilux)」のプロトタイプを展示すると発表した。
・同モデルは、サトウキビなどの有機廃棄物から得られる再生可能燃料であるバイオメタンを燃料としており、バイオ燃料の利用によ

・日産のブラジル現地法人であるNissan BrazilのGonzalo Ibarzábal社長と日産のラテンアメリカ法人であるNissan Latin AmericaのGuy Rodriguez社長は4月16日、レゼンデ(Resende)工場での生産台数を少なくとも15％増やし、1時間当たり28台の生産を目指すと発表した。同日付の現地メディアAutoIndústriaが報じた。
・今回の増産は同工場への28億レアル(約700億円)

・ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は4月15日、日産自動車のレゼンデ(Resende)工場を訪問した際、新たな自動車産業政策「グリーン・モビリティ＆イノベーション(Mover)」プログラムを規定する法令に署名した。同日付の現地メディアAutoIndústriaが報じた。
・Moverプログラムの下、ブラジル政府は研究開発と持続可能な生産に投資する自動車メーカーに対し、2024-2028年に総

・シボレーのブラジル法人Chevrolet Brazilは4月21日、ブラジルで「キャプティバEV (Captiva EV)」を発売すると発表した。「キャプティバEV」は同ブランドの現地ポートフォリオ拡大を狙ったミッドサイズの電気SUV。 
・GM南米のFabio Rua副社長によれば「キャプティバEV」は年内に導入する予定で、最終的な技術試験と認証に向け既に出荷が始まっている。 
「キャプティバEV」はモダンなデザインと先進技術を

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)は4月8日、SKDとCKDの輸入部品に対する関税をそれぞれ10％と5％に引き下げるよう同国政府に要請があったことについて、国内の製造業、雇用、投資を脅かすものとして懸念を表明した。現地メディアAutoIndústriaが同日付で報じた。
・ANFAVEAのMárcio de Lima Leite会長は、今回の要請は大量の輸入を伴うものであり、輸入の奨励ではなく国内生産の強化が重要であ

・日産は4月16日、ブラジルでサブコンパクトクロスオーバーSUVの新型「キックス(Kicks)」の生産準備が整ったことを明らかにした。新型「キックス」は、数日中にレゼンデ(Resende)工場で生産を開始し、数カ月以内に発売される予定。新型「キックス」は同工場で生産されている現行モデルの「キックス プレイ(Kicks Play)」と併売され、顧客の選択肢が広がるという。
・レゼンデ工場は、新型「キックス」と改良型ターボエンジン、さら

・奇瑞汽車傘下のOmoda・Jaecooブランドがブラジルでコンパクト電気SUV「Omoda E5」とプラグインハイブリッド車(PHV)のコンパクトSUV「Jaecoo 7」の2モデルの発売を開始したと、4月15日付の複数の現地メディアが報じた。当初は輸入されるが、2028年までに現地生産が開始されるという。
・「Omoda E5」は、ジープ「コンパス(Compass)」に似たサイズのコンパクトSUVクーペで、電気自動車(EV)とフ

・VWのブラジル法人Volkswagen do Brasilは4月7日、ESG (環境、社会、ガバナンス)アジェンダにおける同社のアクション、戦略、進捗状況を詳述した2024年サステナビリティレポートを発表した。
・2024年サステナビリティレポートは、多様性、デジタル、アジャイル、顧客中心、カーボンニュートラルを強化することを目的としたACELERA VW戦略を推進する主な取り組みについて述べている。
・同レポートでは、Volks

・吉利汽車は、ブラジル・パラナ(Paraná) 州サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス(Sao Jose dos Pinhais)にあるルノー工場での車両生産計画の承認を延期した。4月11日付ブラジルメディアのAutoIndústriaが報じた。
・吉利とルノーは2月にブラジルでの生産に関する協定を締結し、7月からはブラジルでの吉利車の輸入販売を開始する計画。ルノーの現地法人Renault Latin AmericaのLuiz Ferna

・吉利汽車は4月9日、ルノーとのブラジルにおける戦略的提携に基づき初めて同国市場で発売するモデルとしてコンパクト電気SUV「EX5」を発表した。
・スウェーデンのヨーテボリ、中国上海、英コヴェントリー、伊ミラノに所在する吉利汽車のグローバルデザインセンターが協力して開発した。ブラジルを含む90カ国以上の規制基準を満たしているという。
・「EX5」はブラジルで7月の発売を予定しており、全土60のディーラーで取り扱う。知能化、安全性、車

・福田汽車はブラジルの南部カシアス・ド・スル(Caxias do Sul) にある、アルゼンチンとブラジルに拠点を置く商用車メーカーAgrale (アグラレ)の生産拠点の敷地内にCKD組立工場を開設し、4月8日にトラックの組立事業を開始した。同日付のブラジルのメディアのAutoIndústriaが報じた。
・これまでブラジルで輸入・販売のみを行ってきた福田汽車にとって、重要な一歩となった。6,000平方メートルの組立工場の年間生産能

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)が発表した3月の新車登録台数(トラック・バスを含む)は、前年同月比4.2%増の19万5,536台となった。
・新車販売台数のうち、国内生産車は前年同月比0.5%増の15万7,909台、輸入車は22.9%増の3万7,627台。
・車型別では、乗用車が2.7%増の14万1,590台、小型商用車(LCV)が11.7%増の4万2,781台、トラックが5.2%減の9,372台、バスが11.1%

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)が発表した3月の生産台数(CKD生産を除く)は、前年同月比2.9%減の19万8台となった。
・3月生産の内訳は、乗用車が前年同月比3.0%減の13万9,165台、小型商用車が5.8%減の3万6,242台、トラックが4.4%増の1万1,720台、バスが9.7%増の2,881台。
・1-3月の累計生産台数は前年同期比8.3%増の58万2,910台となった。
・ブラジルの3月の輸出台数は前

・イベコは4月8日、福田汽車と、ブラジルとアルゼンチンの市場で革新的なソリューションに焦点を当てた協業の可能性を模索する覚書を交わしたと発表した。
・今回の覚書は2024年に始まった協力関係に基づいており、イベコの南米法人の渉外担当トップのEduardo Freitas氏と福田汽車のChen Qingshan副社長の立ち合いの下で正式に締結された。
・イベコの南米法人のMarcio Querichelli社長は、アルゼンチンとブラジ

・Marelli (マレリ)は、ブラジル・オルトランジア(Hortolandia)工場への投資をソーシャルメディアで発表した。これにより同工場では年間13万台のディスプレイユニットを生産できるようになった。今後はメータークラスター、ボディコンピューター、電子制御ユニット(ECU)、プリント回路基板(PCB)も生産する。そのため射出成形、スクリーン印刷、電子基板組立用の表面実装技術(SMT)、電気試験、最終組立などのプロセスが導入され

・ブラジル自動車部品工業会(Sindipecas)は4月2日、2025年1-2月における自動車部品の貿易赤字が25億4,000万ドルに達し、前年同期比で40.3%増加したと発表した。同日付のブラジル現地メディアAutoIndústriaが報じた。
・この赤字拡大は、輸入額が24.6%増の37億ドルに達した一方、輸出額がほぼ横ばいの12億ドルにとどまったことが要因である。2月単月の赤字額は11億ドルとなり、前年同月比49.7%増加した

・中国の自動車メーカーのトップらは3月25日、ブラジル・サンパウロ(São Paulo)でQuatro Rodasが開催したフォーラム「Brazil-China Connection」において、同国における中国ブランドの存在感の高まりについて議論した。同日付のブラジル現地メディアAutoIndústriaが報じた。
・2025年には、上海汽車傘下のMG、広州汽車(GAC)、吉利汽車(Geely)、零跑汽車(Leapmotor)、奇瑞