・米国の電気自動車(EV)用バッテリー材料メーカーAscend Elementsは5月7日、持続可能な前駆体正極活物質(pCAM)製造施設の建設のために、ポーランドの経済開発技術省から最大3億2,000万ドルの資金を確保したと発表した。pCAMは、電気自動車(EV)に使用されるリチウムイオン電池の製造に欠かせない高付加価値エンジニアリング材料。
・Ascend Elementsはすでに、欧州初の先進pCAM製造施設をポーランドに建設

・日産は5月8日、三菱自動車と協業の検討を進めていることを認め、米国の日産工場の余剰生産能力を活用した次世代のSUVの生産が選択肢に上がっているという。同日付の複数の米国メディアが報じた。
・「日産と三菱自は、両ブランドの次世代SUVの生産・販売について協議を開始し、この構想のために日産の米国工場への共同投資を検討する」と日産は述べた。
・さらに、「このプロジェクトは、日産の米国における工場稼働率を向上させるとともに、三菱自は現地生

・欧州委員会は5月8日、トランプ大統領チームとの交渉で大統領が適用した一連の関税を撤廃できなかった場合、最大950億ユーロ(1,080億ドル)の米国からの輸入品に対する対抗措置を提案した。新たな措置では、米国から輸入される自動車や自動車部品、機械、航空機、化学製品、電気機器、ワイン、魚、健康食品などが対象となる。同日付のデトロイトニュースなどの複数の米国メディアが報じた。
・EUの新たな対抗措置リストは、米国に輸入される自動車、鉄鋼

・トヨタは5月8日、米国でコンパクトSUVの改良型「カローラ クロス(Corolla Cross)」を発表した。2026年型となる同モデルには2通りの一新されたフロントデザインが設定され、ハイブリッド(HV)バージョンはモダンな外観とカラーマッチングしたグリルを備え、内燃エンジンバージョンは大胆で力強いデザインとなっている。
・インテリアには実用スペースを最大化するフロントコンソールデザインを採用し、新型の10.5インチのToyot

・ステランティスは5月8日、2026年型となるフルサイズSUVの改良型ジープ「グランドチェロキー(Grand Cherokee)」の画像を公開した。
・改良型「グランドチェロキー」は、引き続きミシガン州デトロイトのマック(Mack)工場とジェファーソン(Jefferson)工場で生産される。
・改良型「グランドチェロキー」には、2列シート、3列シートL(6人乗り)、プラグインハイブリッド車(PHV)の4xeが用意されている。同モデル

・トランプ米大統領とスターマー英首相は5月8日、大統領が関税発表とともに世界各国による米経済の搾取の終焉を祈念し「解放の日」と称した4月2日以来、最初の貿易協定を米英間で締結したと発表した。他の関税が引き下げられた後も、一律10％の基礎税率の適用は維持されるという。同日付のホワイトハウスのリリースや複数の米国メディアが報じた。
・この協定では、現在英国製自動車に課せられている合計27.5％の関税が、毎年米国に輸入される最初の10万台

・LG化学の電気自動車(EV)バッテリー製造子会社であるLG Energy Solutionは、米国GMとの合弁会社であるUltium Cellsが米国ミシガン州ランシングに建設している電気自動車 (EV) 用バッテリー第3工場の買収を完了したと発表した。
・LG Energy Solutionは今回の買収により、米国ミシガン州のホランド工場、アリゾナ州の円筒形電池工場に続いて北米の3つ目の単独工場を確保することになる。総敷地面積約

・LG Displayは、米国カリフォルニア州サンノゼで2025年5月11日から16日まで開催される「Society for Information Display (SID) Display Week 2025」に参加し、次世代車載ディスプレイを展示すると発表した。
・同社が今回公開するのは、ディスプレイの大型化・多様化というトレンドに対応した「ストレッチャブルディスプレイ」、「57インチ ピラー・トゥ・ピラー」、「18インチ ス

・米国の適応型高性能LiDARソリューションのリーダーAEyeは5月7日、台湾の電子機器メーカーであるライトン（LITEON Technology：光宝科技）の生産ラインで初のApollo LiDARセンサーの生産に成功したと発表した。この成果はカリフォルニアに本社を置くAEyeがApolloを量産体制に移行させる上で重要なマイルストーンとなる。 
・AEyeのキャピタルライト（資本負担が少ない）ビジネスモデルを補完するために設計さ

韓国の複数メディア報道によると、同国の二次電池材料メーカーTop Materialは、米国のナノコーティング企業Forge Nanoへの投資ラウンドに参加したという。Forge Nanoは、原子層堆積 (ALD: Atomic Layer Deposition) 技術をベースとして正極活物質およびシリコン負極活物質の表面に原子レベルのコーティングを適用する技術を開発。これにより、バッテリーの寿命と安全性を大きく向上させることに成功し

※英GlobalData社 (旧LMC)のアナリストによるショートレポート (5月1日付) をマークラインズが翻訳したものです。
・過去数十年間、欧州の自動車産業は強力な輸出市場の上に成り立っており、ロシア、中国、米国が販売台数と収益性の牽引役として大きな役割を果たしてきた。欧州のOEMにとって内需が重要であることに変わりはないが、これまでは域外市場が規模と安定性の両方を提供してきた。
・2025年、このモデルは明らかに破綻の兆しを

・リビアンは5月6日、2025年第1四半期(Q1)の決算を発表した。リビアンはQ1にイリノイ州ノーマル(Normal)工場で1万4,611台を生産し、8,640台を納車した。
Q1の自動車関連の売上高は前年同期比17％減の9億2,200万ドルだった。2024年第4四半期への受注前倒しがマイナスの一因となったという。Q1のソフトウェアとサービス関連の売上高は261％増の 3億1,800万ドルだった。総売上高は3％増の12億4,000万

・ドイツのcellcentricは4月28日、米ACT Expo 2025で北米の重量級道路輸送向け先進NextGen燃料電池システムの詳細を紹介すると発表した。cellcentricはダイムラー・トラックとボルボグループが折半出資する燃料電池合弁会社。
・新システムは総重量約400kgで従来の13Lディーゼルエンジン室用に設計されているため既存の車両プラットフォームへの組み込みが容易である。このシステムの特徴は高温で動作可能なため

・リビアンは5月5日、米イリノイ州ノーマル(Normal)工場近くに約1億2,000万ドルを投じてサプライヤーパークを建設中で、2026年に完成予定であると発表した。
・同社は工場近接地に主要サプライヤーを集結させることで、輸入に伴う輸送や倉庫保管を始めとした物流コストを削減する。これにより同社の事業効率が上がり、今後2年間で同社の直接雇用100人近くとサプライヤーの雇用数百人の創出につながるという。
・リビアンのサプライヤーの一部

・自動運転車を開発する米Alphabet傘下のWaymoは5月6日、自社の製造パートナーであるMagna Steyrとともに、アリゾナ州メサ(Mesa)に新たな車両製造工場を設立すると発表した。この工場では、Waymoが米国内で設計・組立を行う完全自動運転技術を搭載したジャガー「I-PACE」を、2026年までに2,000台以上生産する計画である。
・Magnaは2018年から2024年まで、オーストリア・グラーツ(Graz)の契約

・米国の新興電気自動車(EV)メーカーLucid Group(以下、ルーシッド)は5月6日、2025年3月31日に終了した第1四半期(Q1)の業績を発表した。
・Q1の売上高は2億3,500万ドルで、前年同期から36.1%増加した。
・Q1の納車台数は前年同期比58.1%増の3,109台。生産台数は、サウジアラビア工場へ輸送中の600台以上を除いて、2,212台となった。
・Q1の営業損益は、前年同期の7億2,990万ドルの赤字から

・5月7日付けの米国の複数メディア報道によると、ボルボ・カーは市場環境の変化と関税を含む貿易政策の進展により、米国サウスカロライナ州リッジビル(Ridgeville)工場の生産変更と5%の人員削減を行うと発表した。
・ボルボ・カーの広報担当者によると、この変更はリッジビル工場の従業員2,500人のうち125人に影響を及ぼすという。どの職種が影響を受けるのか、人員削減が同工場の生産にどのような影響を与えるのかについては明らかにされてい

・自動運転車を開発する米Alphabet傘下のWaymoは5月1日、自社の自動運転システム「Waymo Driver」が、重大事故の削減や最もリスクの高い道路利用者の安全性向上において大きな進展を示しているとする研究論文を発表した。 
・この論文は、学術誌「Traffic Injury Prevention Journal」に掲載が承認されており、WaymoのSafety Impact Hubで行われた研究をさらに発展させたものであ

・フランスの新興企業Inboltとファナックは5月6日、ファナック製ロボットが連続的に移動する部品に対してライン速度で生産作業を行えるようにする、画期的な製造技術の提供を開始すると発表した。これは、ワークフローの自動化における最も難易度の高い課題の1つとされている。 
・InboltのAI搭載3Dビジョンにより、製造業者は高価なインフラ投資やサイクルタイムの犠牲を伴うことなく、ライン上を移動する部品へのネジ挿入、ボルト締め付け、接着