燃料電池
ホンダ、次世代燃料電池モジュールを米商用車展示会ACT Expoで公開へ
・ホンダの米国現地法人であるAmerican Hondaは4月22日、次世代燃料電池モジュールを4月28日から開催されるAdvanced Clean Transportation (ACT) Expoで北米初公開すると発表した。2027年から生産開始予定の新型モジュールは、ホンダの現行の燃料電池(FC)モジュールと比較して製造コストが半減する一方で耐久性が2倍、容積出力密度が3倍に向上する。
・ホンダは新たな事業連携の形を模索するな

Garrett Motion、ゼロエミッション大型車両向け燃料電池プロジェクト「BeBoP」に参加
・Garrett Motionは、ゼロエミッション大型車両向けのより高効率かつコスト効率に優れた燃料電池コンポーネントの開発を目的とした、Horizon Europeの研究プロジェクト「BeBoP」に参加すると発表した。
・欧州連合が共同出資するこのプロジェクトでは、今後3年半にわたり燃料電池システムの性能、効率、耐久性を高めるために、BoP (Balance of Plant:補機類)コンポーネントの最適化に重点的に取り組む。
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広汽、初の140kW水素燃料電池スタックをラインオフ
・広汽集団は3月27日、自社開発した140kW水素燃料電池スタック(FCスタック)をラインオフしたと発表した。
・同FCスタックは高い統合性、高いエネルギー比率、高い安全性の3つの特徴を備える:
統合シングルセルと統合パッケージ技術を採用し、スタックの体積を30%小さくし、重量を25%軽くした。車両の空間利用率と積載能力を引き上げるだけでなく、様々な車種のプラットフォームへの適応が可能になる。超薄型の金属極板と高性能な膜電極技術によ

ダイムラートラック、スイスで燃料電池バス「GenH2」の寒冷地テストを実施
・ダイムラートラックは3月24日、メルセデス・ベンツブランドの次世代型燃料電池バス「GenH2」の試作車を開発し、極寒のスイス・シンプロン峠(Simplon Pass)での走行テストを行ったと発表した。テストからは、液体水素燃料トラックの寒冷地および急傾斜地での走行性能について有益な知見が得られたという。
・テストでは燃料電池、高電圧バッテリー、eアクスル、タンクシステム、熱管理システムなどの主要コンポーネントに焦点が当てられた。エ

MANN+HUMMEL、ドイツ本社に燃料電池システムのテストベンチを設置
・MANN+HUMMELは、実際の状況の下で加湿器を用いた試験を可能にするテストベンチを開発したことを発表した。これにより固体高分子電解質膜 (PEM) などの燃料電池コンポーネントの性能向上と長寿命化を実現する。
・ドイツのLudwigsburgにある本社のテクノロジーセンターに設置されたこのテストベンチは、蒸気を加えることで空気を加湿する。高圧ブロワーで高風量を発生させ、最大出力350kWの燃料電池の動作をシミュレートすることが

英Precision Micro、燃料電池車用パワートレイン部品を受注
・英国の化学エッチング部品プロバイダーPrecision Microは2月17日、次世代燃料電池車用パワートレインの水素再循環ブロワーに使われる機能部品と安全重要部品の供給契約をドイツの有力多国籍エンジニアリング技術企業と締結した。
・これらの部品は燃料電池システムにおける未使用水素の再循環を促進するよう設計されており、その生産にPrecision Microのエッチングプロセスが使われる。生産はシングルソーシング(一社購買)の形

[スマートエネルギーWeek 2025] ホンダ、次世代燃料電池モジュールの仕様、スペックを世界初公開
・ホンダは2月19日、東京ビッグサイトで開催されている「H2 & FC EXPO【春】~第23回 水素・燃料電池展~」に出展し、2027年度に量産開始予定の次世代燃料電池モジュールと2026年に生産開始予定の燃料電池定置電源について、それぞれ仕様およびスペックを世界初公開したと発表した。
・次世代燃料電池モジュールは、GMと共同開発した現行モデルの次世代となるモデルで、ホンダが独自に開発した燃料電池モジュール。定格出力150kWを実

[スマートエネルギーWeek 2025] トヨタ、第3世代FCシステムを初公開
・トヨタは今回、新型の燃料電池システムである「第3世代FCシステム」を初公開した。第3世代のシステムでは、汎用・乗用車向けに加えて、大型商用車向けも導入された。セル設計、製造プロセスの革新によるコスト削減に加えて、出力や耐久性の向上などを特長としている。展示されたのは、汎用向け、乗用車向け、商用車向けの3種類。
・汎用FCシステムは、主に船舶、建設機械、定置電源向けに開発されたもの。第3世代は、第2世代のFCシステムと同等サイズとし

仏Symbio、日本の展示会で水素燃料電池システムStackPack 75を発表
・フランスのSymbioは、東京で開催されるH2 & FC Expo (水素・燃料電池展) 2025で実用化間近の水素燃料電池システムStackPack 75を発表する。このシステムは都市間バスや大型バス、小型・中型トラック、オフロード用作業機械や建設機械などヘビーデューティー用途向けに設計されている。
・このシステムは268Lのコンパクトな容量と200kgの軽量設計が特徴で積載量最大化、航続距離延長、組込容易化を保証する。放熱効

トヨタ、新型燃料電池システムを開発
・トヨタは2月14日、水素社会の実現に向け、新型燃料電池システム(以下、第3世代FCシステム)を開発したと発表した。
・第3世代FCシステムは、特に水素社会をけん引する商用分野のニーズに応えるよう、ディーゼルエンジンに並ぶ耐久性を実現した。
・また、燃費向上により航続距離を約20%伸ばした。さらには、セル設計、製造プロセスの革新によりコストを大幅に削減した。
・従来の乗用車に加え、大型商用車にもラインアップを拡大し、2026年以降、

Johnson MattheyとBosch、水素技術開発で提携
・Johnson Mattheyは、Robert Boschとゼロエミッション水素技術の開発に関して長期的に協力することに合意したと発表した。
・両社は燃料電池スタックに使用する触媒被覆膜(CCM)を開発・生産し、燃料電池の高性能化・高効率化を目指す。これにより自動車産業の変革と脱炭素化をサポートする。
・Johnson Mattheyの高性能CCMは、長距離走行用に設計されたBoschの商用車向けの小型でスケーラブルな統合型燃料電

英HVS、水素燃料商用車の成長促進に向けカタールのExcelledia Venturesからの投資を確保
・英国の水素燃料商用車リーダー企業HVSは1月28日、カタールのExcelledia Venturesから初の国際投資を確保した。
・Excelledia Venturesは企業や政府にサービスを提供するAI式企業管理ソフトウェアの世界的リーダー。
・両社は提携に基づいて水素技術とAIによる効率向上を組み合わせ、持続可能な輸送を強化して業界ニーズに応える。HVSは知的財産サービス会社InngotによるIPの評価と経営コンサルタント会

Hutchinson、新世代燃料電池用バイポーラプレートを開発するOBI-1プロジェクトを開始
・Hutchinsonは、革新的で費用対効果の高い新世代燃料電池用バイポーラプレートの開発を目的としたOBI-1プロジェクトを開始したことを発表した。
・France 2030の「Hydrogen technology brick」プロジェクト募集で勝利したこのプロジェクトは、燃料電池の製造コストの削減と性能の向上、および二酸化炭素排出量の削減を公約としている。
・このプロジェクトは2024年7月に開始され、2028年初頭まで実施さ
