燃料電池
Eberspaecher、水蒸気除去用排気システムを開発
・Eberspaecherは7月10日、傘下のPurem by Eberspaecherが効果的な水管理及び騒音規制への準拠を保証する燃料電池システムに向けてカスタマイズした排気システムを開発したと発表した。
・コンプレッサーユニットを保護しつつ燃料電池スタックの効率的な運転を保証するためには水蒸気が凝縮した水を正極と負極の経路から分離する必要がある。Purem by Eberspaecherが開発した水分離装置は低い背圧と高い分

米Cenntro、クラス8の第2世代燃料電池セミトラクターを開発
・米ニュージャージー州に本社を置く新興電気商用車メーカーのCenntroは7月8日、クラス8の第2世代燃料電池セミトラクター「BM860H」の開発を発表した。
・「BM860H」はCenntroの完全子会社Bison Motorsが開発した。210kWの燃料電池システムを搭載しフル積載時の推定最大航続距離は528マイル(約845km)で急速水素充填機能も備えている。
・「BM860H」は適用されるすべての連邦自動車安全基準(FM

Miba、オーストリアKirchbachに新工場を開設
・Mibaは2025年6月27日、オーストリアStyria南東部のKirchbachに新工場を開設したことを発表した。
・1,500万ユーロを投じた新施設は、既存の敷地に4階建てのビルを建設して拡張し、生産及びオフィススペースを4,000平方メートルから9,100平方メートルに倍増させた。
・新工場は、効率的で持続可能なエネルギーを発電、送電、貯蔵、利用のためのハイテク抵抗器を開発・生産する。生産する製品は電気自動車用の予備充放電抵

メルセデス・ベンツ、電気バス「eシターロ」の燃料電池レンジエクステンダー版にH2モード設定、2026年以降は次世代NMC4バッテリーを搭載へ
・ダイムラートラックは6月30日、メルセデス・ベンツの都市型電気バス「eシターロ(eCitaro)」について、2018年末の量産開始以降、独マンハイム(Mannheim)工場での生産が2,500台を超えたと発表した。シュトゥットガルト(Stuttgart)、ハンブルク(Hamburg)に加えてフランス、イタリアなど欧州各地の顧客へ納車されているという。現行モデルはNMC3 (第3世代ニッケル・マンガン・コバルト)バッテリーパックを4

独cellcentric、米ACT Expo 2025で重量級トラック向け次世代燃料電池システムを発表
・ドイツのcellcentricは4月28日、米ACT Expo 2025で北米の重量級道路輸送向け先進NextGen燃料電池システムの詳細を紹介すると発表した。cellcentricはダイムラートラックとボルボグループが折半出資する燃料電池合弁会社。
・新システムは総重量約400kgで従来の13Lディーゼルエンジン室用に設計されているため既存の車両プラットフォームへの組み込みが容易である。このシステムの特徴は高温で動作可能なため冷

トヨタ、ジョージタウン工場からRehlkoに燃料電池モジュールを供給
・トヨタは4月29日、水素を燃料とする燃料電池モジュールをRehlkoに供給すると発表した。これは北米トヨタ(TMNA)とRehlkoがAdvanced Clean Transportation Expoで公表した。Rehlkoはこの燃料電池モジュールを定置用発電機製品に使用する。
・米ウィスコンシン州を拠点とするRehlko (旧Kohler Energy)は基幹インフラ、重要施設、住宅に独立性、敏捷性、安全性を提供する革新的な

ACT Expo 2025:Bosch、商用車向け電動化・水素化ソリューションを発表
・Bosch (ボッシュ)は、米カリフォルニア州アナハイム(Anaheim)で4月28日から5月1日まで開催されるAdvanced Clean Transportation (ACT) Expo 2025で商用車向けソリューションを紹介すると発表した。
・燃料電池パワーモジュールコンパクト300は、単一の燃料電池コンポーネントセットで構成される燃料電池パワーモジュールおよび水平ダブルスタックを統合したもので、300kWの出力を供給可

ホンダ、次世代燃料電池モジュールを米商用車展示会ACT Expoで公開へ
・ホンダの米国現地法人であるAmerican Hondaは4月22日、次世代燃料電池モジュールを4月28日から開催されるAdvanced Clean Transportation (ACT) Expoで北米初公開すると発表した。2027年から生産開始予定の新型モジュールは、ホンダの現行の燃料電池(FC)モジュールと比較して製造コストが半減する一方で耐久性が2倍、容積出力密度が3倍に向上する。
・ホンダは新たな事業連携の形を模索するな

Garrett Motion、ゼロエミッション大型車両向け燃料電池プロジェクト「BeBoP」に参加
・Garrett Motionは、ゼロエミッション大型車両向けのより高効率かつコスト効率に優れた燃料電池コンポーネントの開発を目的とした、Horizon Europeの研究プロジェクト「BeBoP」に参加すると発表した。
・欧州連合が共同出資するこのプロジェクトでは、今後3年半にわたり燃料電池システムの性能、効率、耐久性を高めるために、BoP (Balance of Plant:補機類)コンポーネントの最適化に重点的に取り組む。
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広汽、初の140kW水素燃料電池スタックをラインオフ
・広汽集団は3月27日、自社開発した140kW水素燃料電池スタック(FCスタック)をラインオフしたと発表した。
・同FCスタックは高い統合性、高いエネルギー比率、高い安全性の3つの特徴を備える:
統合シングルセルと統合パッケージ技術を採用し、スタックの体積を30%小さくし、重量を25%軽くした。車両の空間利用率と積載能力を引き上げるだけでなく、様々な車種のプラットフォームへの適応が可能になる。超薄型の金属極板と高性能な膜電極技術によ

ダイムラートラック、スイスで燃料電池バス「GenH2」の寒冷地テストを実施
・ダイムラートラックは3月24日、メルセデス・ベンツブランドの次世代型燃料電池バス「GenH2」の試作車を開発し、極寒のスイス・シンプロン峠(Simplon Pass)での走行テストを行ったと発表した。テストからは、液体水素燃料トラックの寒冷地および急傾斜地での走行性能について有益な知見が得られたという。
・テストでは燃料電池、高電圧バッテリー、eアクスル、タンクシステム、熱管理システムなどの主要コンポーネントに焦点が当てられた。エ
