EVバッテリー
セアト、スペイン・マルトレル工場でEV生産準備、バッテリー組み立てと車体部品を試作
・セアトは5月20日、スペイン・マルトレル(Martorell)工場で電気自動車(EV)の生産に向けた準備が進んでいると発表した。バッテリーシステムの試作品組み立てと、新しいPXLプレスを使用した次期EVの最初のボディ部品の試作生産という2つの大きなステップが完了したという。
・セアトは、マルトレルの新工場でバッテリー試作品の組立を開始した。手作業と自動化された作業を組み合わせたこの段階は、本格的な生産を開始する前に設備と工程をテス

現代自、EVエコシステムツアー2025でインドネシア初の完全統合EVエコシステムを披露
・現代自のインドネシア法人であるHyundai Motor Manufacturing Indonesia (HMMI)は5月15日、Hyundai EV Ecosystem Tour 2025を開催し、同国初となる完全統合型EV生産エコシステムにおける自社の役割を紹介した。現代自は、インドネシアにおいてHMMI・チカラン(Cikarang)工場をはじめ、現代モービスとの合弁によるバッテリーシステム生産拠点「Hyundai Ener

ジェネシス、英国で改良型EVセダン「Electrified G80」を発表
・ジェネシスは5月19日、2025年6月に英国で発売予定のDセグメントEVセダン「Electrified G80」改良型のデザインおよび仕様を公開した。
・改良型「Electrified G80」は、94.5kWhの大容量バッテリーと136kWのデュアル電動モーターを搭載し、パフォーマンスと航続距離の向上を実現。1回の充電で最大323マイル(約520km)の走行が可能となっている。DC急速充電にも対応し、25分で10%から80%の充

BMW、ミュンヘンで次世代全固体電池を搭載した「i7」プロトタイプの走行試験を開始
・BMWは5月20日、米Solid Powerの大型の全固体電池(ASSB)をFセグメントEVセダン「i7」のプロトタイプに搭載し、ミュンヘン近郊で走行試験を行っていると発表した。ASSBは、よりコンパクトなパッケージでより高いエネルギー密度を達成し、重量を増やすことなく航続距離の延長につながる可能性があるという。
・2022年以降、BMWとSolid Powerは技術移転契約を通じて、ASSBの技術開発を進めてきた。両社はこの次世

セルビアの新興バッテリー企業ElevenEs、Edge574 Blade Cellを発表
・セルビアの新興バッテリー企業ElevenEsは5月15日、Edge574 Blade Cellを発表した。Edge574 Blade Cellは10C充電が可能で10%から80%まで12分で充電できサイクル寿命は50万km以上。セル・ツー・パック(CTP)とセル・ツー・ボディ(CTB)の両方の搭載方法に向けて設計が最適化されており非常に採用しやすい。
・最大210個までセルを収納可能なパックは1MWのピーク充電電力を実現できる。

スカニア、Combient Foundryを介した新興企業との提携でイノベーションを加速
・スカニア(Scania)は5月15日、北欧のトップ企業各社と新興企業を結びつけて新技術を共同開発するプラットフォームCombient Foundryと提携すると発表した。スカニアはこれまでに新興企業と約25件のパイロットプロジェクトに取り組み、現在その多くが社内で使われている新しいツールや手法につながっている。
以下にスカニアと新興企業が提携した3つの主要プロジェクトを紹介する:
① 自動運転車訓練: 米国の新興企業Appli

英Altilium、リサイクルEVバッテリーセルの工業規模試験に成功
・英国のリチウムイオンバッテリーリサイクル事業会社Altiliumは5月13日、同社のリサイクル材料を用いて初めて工業規模で組み立てた電気自動車(EV)バッテリーセルの初期試験結果を発表した。試験は英国バッテリー工業化センター(UKBIC)で行われた。
・リサイクルバッテリーセルは電気化学的試験で新しい天然材料を用いたバッテリーセルと同等の性能を示し、リサイクルされた正極が持続可能な代替品になり得ることが実証された。試験では、Alt

吉利汽車、深勢科技と新エネルギー+AI共同実験室を設立へ
・吉利汽車は5月9日、AIを活用したソリューションを提供するテック企業の深勢科技(DP Technology)と新エネルギー+AI共同実験室を開設したと発表した。生物医薬分野のAI+分子シミュレーション技術体系を駆動バッテリーの研究開発に導入する。
・同実験室はクラウドベースのバッテリーデジタルツイン、AIエージェントモデルおよびバッテリーの新素材のインテリジェント開発の3つの領域に焦点を当てる。クラウドエンドバッテリーデジタルツイ

アウディ、「Q6 eトロン」の生産効率化に向け独インゴルシュタット工場の設備を更新
・アウディは5月14日、ミッドサイズ電気SUV「Q6 eトロン(Q6 e-tron)」の生産工程を既存の車体工場と組立ラインに統合するため、アウディの本社工場である独インゴルシュタット(Ingolstadt)工場の設備を更新したと発表した。同工場はバッテリーの組立を内製で行うドイツ初のアウディ工場でもある。
・「Q6 eトロン」シリーズは、「A4」および「A5」モデルと同じ組立ラインに追加され生産される。新たな電気自動車(EV)を既
