米国の政策
JLR、自動車関税引き下げと雇用維持につながる英米貿易協定を歓迎
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は5月8日、英米両政府が英国の自動車産業にさらなる確実性をもたらす貿易協定に合意したことに感謝する声明を発表した。
・米国向けに輸出される英国車への関税率は現行の27.5%から10%に引き下げられ、JLRだけでも年間数億ドルの減税となる。2024年の米国への輸出台数にほぼ等しい台数(年間10万台)を上限に10%の関税率が適用される。また、英国の自動車産業で働く25万人の雇用維持にもつながるという。

デトロイト3、トランプ政権の英国との貿易協定を不公平と非難
・GM、フォード、ステランティスのデトロイト3で構成されている米自動車政策評議会(AAPC)は5月8日、トランプ政権の英国との貿易協定を不公平であると非難し、この合意が米国の自動車業界に悪影響を及ぼすと述べた。同日付のAAPCのリリースと複数の米国メディアが報じた。
・AAPCは、「この協定では、米国製の部品比率が50%になるメキシコやカナダから米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠した自動車を輸入するよりも、米国産の部品が
