JLR
英国政府、サプライチェーン支援のためJLRに15億ポンドの融資保証を提供
・英国政府は9月28日、サイバー攻撃を受けたジャガー・ランド・ローバー(JLR)のサプライチェーンを支援するため、同社に最大15億ポンド(約3,000億円)の融資保証を提供すると発表した。
・英国輸出信用保証局による輸出開発保証に基づく今回の融資は5年間で返済され、生産休止の影響を受けたサプライチェーンを支援するためにJLRの手元資金を強化する。
・英国政府は、懸念事項に対処し、生産再開を支援するために、JLRおよびサイバーセキュリ

JLR、サイバー攻撃による生産休止を2025年10月1日まで延長
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は9月23日、サイバー攻撃を受けて実施している生産休止を2025年10月1日まで延長すると発表した。同社は調査を継続し、段階的な操業再開に向けて取り組む中で、今後1週間の見通しを明確にするためにこの決定を下したと説明している。
・さらに、ピーター・カイルビジネス貿易担当大臣とクリス・マクドナルド産業担当大臣は、ゲイドン(Gaydon)にあるJLR本社で同社の幹部と面会し、サイバー攻撃の影響と生産再

JLR、英国と中国で大規模太陽光発電プロジェクトを加速
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は8月20日、世界的な事業運営を支えるため、大規模な太陽光発電設備の導入を開始したと発表した。
・JLRはこの夏、英国ゲイドン(Gaydon)の本社にサッカー場36面分に相当する規模の新しい太陽光発電所を開設した。この26ヘクタール18MWの施設は、敷地内エネルギー需要の最大31%を賄う見込みであり、同社が英国で進める3件の太陽光発電プロジェクトのうち最初の完了事例となる。
・同社はさらに、英

JLR、米国港湾でAI検査システム「UVeye」を導入
・イスラエルの新興企業UVeye(ユーブイアイ)は8月14日、ジャガー・ランドローバー(JLR)と提携し、米国の主要3港湾施設であるブランズウィック(GA)、ボルチモア(MD)、ポート・ワイニーミ(CA)にAI搭載の車両検査システムを導入すると発表した。これは、UVeyeの自動化された「車両用MRI」が顧客受入ラインプロセスに初めて導入された事例となる。
・同システムは、入庫車両のへこみや傷、車体下部の損傷、リムの不具合など、20m

JLR、EVサプライチェーン強化に向け専門家50人を採用
・JLRは6月12日、サプライチェーン専門家50人を新たに採用して電気自動車(EV)サプライチェーンを強化して倫理的な調達を徹底すると発表した。同社は2030年までに全ブランドで電気モデルへの完全移行を目指している。
・同社では専門家を採用してEVバッテリーに不可欠な部品やリチウム、コバルト、ニッケル、マンガン、グラファイト、希土類元素などの重要材料の追跡を支援する。これによりリスクの早期発見と安定生産の維持を目指す。
・新採用

英Altilium、EVバッテリーのリサイクルでJLRと協業へ
・英国のリチウムイオンバッテリーリサイクル事業会社Altiliumは6月1日、英国先進推進技術センター(Advanced Propulsion Centre: APC)のAdvanced Route to Market Demonstrator 3 (ARMD3)プロジェクトを通じた、ジャガー・ランドローバー(JLR)との協業予定を発表した。詳細はドイツのStuttgartで開催されるBattery Show Europe 2025

JLR、自動車関税引き下げと雇用維持につながる英米貿易協定を歓迎
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は5月8日、英米両政府が英国の自動車産業にさらなる確実性をもたらす貿易協定に合意したことに感謝する声明を発表した。
・米国向けに輸出される英国車への関税率は現行の27.5%から10%に引き下げられ、JLRだけでも年間数億ドルの減税となる。2024年の米国への輸出台数にほぼ等しい台数(年間10万台)を上限に10%の関税率が適用される。また、英国の自動車産業で働く25万人の雇用維持にもつながるという。
