・米国のレアアース採鉱会社MP MaterialsのJim Litinsky CEOは7月10日、米国防総省が同社の株式を4億ドルで購入し、同社の筆頭株主になる見込みだと発表した。さらに1億5,000万ドルの融資が行われるという。同日付の米国のメディアのDetroit Newsが報じた。
・ラスベガス(Las Vegas)を拠点とするMP Materialsは、カリフォルニア州マウンテンパス(Mountain Pass)に米国唯一の

・米国エネルギー省(DOE)アルゴンヌ国立研究所 (Argonne National Laboratory)は７月9日、水からリチウムを効率的に抽出する革新的な膜技術を開発したと発表した。研究チームのうちの数名はシカゴ大学プリツカー分子工学部 (Pritzker School of Molecular Engineering: PME)にも所属している。
・現在、世界のリチウムのほとんどはわずか数カ国の硬岩鉱床と塩湖で採掘されており

・ブルガリアに拠点を置く電気自動車(EV)充電用ソフトウェア開発会社AMPECOは7月9日、北米のエネルギー技術企業EVergedが、同社を包括的なEV充電管理プラットフォームの提供先として採用したと発表した。この提携により、EVergedは公共および民間の充電ネットワークにおける事業拡大計画を推進し、北米全体で充電インフラの運用を革新することを目指す。
・EVergedとAMPECOの協業は、米カリフォルニア州サンディエゴ(San

・テスラのイーロン・マスク(Elon Musk) CEOは7月9日、自身のソーシャルメディアへの投稿を通じて、規制当局の承認を経て今後1～2カ月以内に、ロボタクシーサービスをサンフランシスコのベイエリアに拡大すると発表した。
・テスラは6月にロボタクシーサービスを開始したが、マスク氏は、今週末にテキサス州オースティンのサービス提供エリアを拡大すると述べた。
・テスラはまた、自動運転車のライドシェアサービスについて、認証プロセス開始の

・テスラのイーロン・マスク(Elon Musk) CEOは7月10日、Xへの投稿で、テスラ車で対話型AI「Grok (グロック)」が7月14日週に導入されると表明した。同日付の複数の米国メディアが報じた。
・マスク氏は、「Grokは間もなく、遅くとも来週にはテスラ車に搭載される」とXに投稿した。
・マスク氏は、ビデオライブストリームでGrokの新バージョン(Grok 4)を発表した数時間後に、この計画についてコメントした。同氏とxA

・7月10日付の米国の複数メディア報道によると、ボルボ・カーは最近の市場の逆風を受け、米国で販売部門の従業員を約15%削減したという。事情に詳しい関係者によると、ボルボ・カーはニュージャージー州マファ(Mahwah)の米国本社を中心に約60人の雇用を削減した。この人員削減のうち一部は自然減によるものだという。また、ディーラーをサポートするフィールドスタッフには影響がないという。
・ボルボ・カーの広報担当者は声明で、「ボルボ・カーは、

・フォードは7月9日、低圧燃料ポンプの不具合によりエンジンの停止を引き起こす可能性があるとして、85万318台をリコールすると発表した。
・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、燃料ポンプの不具合によりタンクからエンジンへの燃料流量が減少することで、エンジンの停止を引き起こし衝突事故のリスクが上昇する可能性があると述べた。NHTSAによると、以下のリコール対象となる車両の10%にこの欠陥があると推定される。
フォード「マスタング

・スバルの米国法人は7月10日、電気自動車(EV)の新型クロスオーバーSUV「アンチャーテッド(Uncharted)」を17日の午後7時30分(米国東部時間)に世界初公開すると発表した。
・スバルは同モデルのリアエンドのティーザー画像を公開した。2026年にスバルの3番目のEVとして米国で発売予定だという。
・同社は2025年初め、米国のEVラインナップに「ソルテラ(Solterra)」に加え2026年にミッドサイズSUV「アウトバ

・BMWは7月9日、ノイエクラッセ(Neue Klasse)プラットフォームベースの新型電気自動車(EV)向けの高電圧バッテリーの本格生産を開始すると発表した。
・バッテリーの本格生産を控え、BMWは独パルスドルフ(Parsdorf)、ハルベルクモース(Hallbergmoos)のパイロット工場およびミュンヘン研究イノベーションセンター(FIZ)において、量産前のバッテリーを使った生産プロセスの最終確認を行っている。
・BMWは、第

・リビアンは7月8日、第２世代のクアッドモーター(４モーター)を搭載した改良型となるフルサイズの電気ピックアップ「R1T」と電気SUV「R1S」を発表した。
・両モデルは最高出力1,025hp、最大トルク1,198 lb-ftを発揮し、0-60 mph加速は約2.5秒。最上級グレードには拡張バッテリーパックが搭載され、航続距離は374マイル(602km)まで伸びる。
・油冷式の新型モーターは、岩場でのクローリングのような高トルク・低

・7月8日付のマレーシアの現地報道によると、米国は貿易不均衡を抱える国を対象とした広範な政策の一環として、8月1日からマレーシア製品に25%の関税を課す。これは米国トランプ大統領が7月7日に署名した大統領令を受けたもので、特定の関税率の施行を7月9日から8月1日に延期するものとなる。複数の国に書簡が送付され、8月1日に発効する新たな相互関税率を通知した。
・マレーシアは米国に完成車を輸出していないが、特に半導体分野で世界の自動車サプ

・タイ工業連盟(Federation of Thai Industries: FTI)は7月8日、米国が反ダンピング措置として2025年8月1日からすべてのタイ製品に36%の輸入関税を課すと決定したことは、予想以上に高いものであると発表した。この税率は、ベトナム、インドネシア、マレーシアといった地域の競合国の関税を上回っており、タイは競争上不利な立場に置かれている。
・この関税は、自動車・部品や電化製品など様々な分野のタイの輸出に深

・ステランティスは7月8日、今月からダッジ、ジープ、ラム、フィアットの４ブランド車で利用可能な新たなコネクテッドサービスの提供を開始したと発表した。このサービスでは標準とオプションの２種類のパッケージが用意されており、米国の顧客にとってより明確で価値のあるものになるという。４ブランド車への導入後、残りのクライスラーとアルファロメオブランド車でも利用が可能になる。
・新車または中古車として購入またはリース後、追加料金なしで10年間利用

・GMは7月7日、ハンズフリー・アイズオフ先進運転支援システムの開発を加速させることを確認した。ミシガン州、テキサス州、サンフランシスコ・ベイエリアの一部の高速道路で、クルーズが過去に自動運転仕様に仕立てていたシボレー「ボルト(Bolt)」のロボタクシーをベースにプラットフォームを刷新し、台数を絞って評価用に再利用しているという。８日付けのデトロイトフリープレスが報じた。
・この車両には、緊急時など必要に応じて車両の制御を引き継ぐこ

・米ニュージャージー州に本社を置く新興電気商用車メーカーのCenntroは7月8日、クラス8の第2世代燃料電池セミトラクター「BM860H」の開発を発表した。 
・「BM860H」はCenntroの完全子会社Bison Motorsが開発した。210kWの燃料電池システムを搭載しフル積載時の推定最大航続距離は528マイル(約845km)で急速水素充填機能も備えている。 
・「BM860H」は適用されるすべての連邦自動車安全基準(FM

・ダイムラートラックグループは7月7日、2025年上期の販売が前年同期比4.9%減の10万6,715台となったと発表した。このうち、電気トラック販売は90.1%増の1,232台だった。グループの販売の内訳は以下の通りとなる。
北米法人のDaimler Trucks North Americaは20.0%減の3万8,580台Mercedes-Benz Trucksはほぼ前年並みの3万8,294台Daimler Trucks Asiaは

・トランプ大統領の3.4兆ドルの減税法案が成立し、下院案では廃止対象となっていた主なバッテリー生産の税額控除が維持された。これを受けてフォードは7月8日、30億ドルを投じているミシガン州マーシャル(Marshall)バッテリー工場の建設を継続すると発表した。9日付の複数の米国メディアが報じた。
・フォードは声明で、「マーシャルのBlueOval Battery Park Michiganは、生産税額控除の適用を受ける予定である。これ

・欧州委員会の広報担当者によると、EUは7月9日までに米国と予備的な貿易協定を締結し、トランプ大統領が新たに合意期限としている8月1日に先立ち、10％の関税率を固定できるようにすることを目指しているという。8日付の複数の米国メディアが報じた。
・EUにとっては、8月1日までに最終合意できなければ、ほぼすべての対米輸出品の関税が50％に跳ね上がることになる。EUは、米国で生産した自動車を欧州に輸出している欧州のOEMメーカーが、現在の

・米国の新興電気自動車(EV)メーカーLucid Group(以下、ルーシッド)は7月8日、1回の充電で走行可能な電気自動車(EV)として、航続距離のギネス世界記録を更新したと発表した。
・フルサイズEVセダンのルーシッド「エア グランドツーリング(Air Grand Touring)」は、スイスのサンモリッツとドイツのミュンヘンの間を、山岳道路、高速道路、都市間・州間接続道を含めて、充電なしで1,205km (749マイル)という

・日産は7月7日、ミシシッピ州キャントン(Canton)工場での電気SUV 2モデルの生産開始を10カ月延期するとサプライヤーに通達した。延期の理由として、米国における電気自動車(EV)に対する需要減退を挙げている。8日付の複数の米国メディアが報じた。
・コードネームPZ1Kと呼ばれる日産ブランドの電気SUVは2028年11月に、コードネームPZ1Jと呼ばれるインフィニティブランドの姉妹車は2029年3月にそれぞれ生産を開始する予定