BMW
BMWグループ、2025年上半期の世界販売は前年同期比0.5%減
BMWグループは7月10日、2025年上半期(H1)のグループの世界販売台数は前年同期比0.5%減の120万7,388台となったと発表した。
・電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を含む電動車セグメントは著しい成長を遂げ、前年同期比18.5%増の31万8,949台、そのうちEVの販売台数は15.7% 増の22万540台となった。
・BMWブランドの世界販売台数は前年同期比2.3%減の107万814台、電動車の販売台

BMW、グローバルなバッテリー生産ネットワークでノイエクラッセEVの生産準備を加速
・BMWは7月9日、ノイエクラッセ(Neue Klasse)プラットフォームベースの新型電気自動車(EV)向けの高電圧バッテリーの本格生産を開始すると発表した。
・バッテリーの本格生産を控え、BMWは独パルスドルフ(Parsdorf)、ハルベルクモース(Hallbergmoos)のパイロット工場およびミュンヘン研究イノベーションセンター(FIZ)において、量産前のバッテリーを使った生産プロセスの最終確認を行っている。
・BMWは、第

BMW、工場設備の保守・トラブルシューティングの迅速化にAIアシスタント「Factory Genius」を導入
・BMWグループは7月2日、AIを活用した保守支援ツールの「Factory Genius」を導入したと発表した。数秒以内に解決策を提示することで工場設備のトラブルシューティングを迅速化し、診断にかかる時間を短縮するという。
・検索エンジンのように動作するこのツールは、マニュアル、故障報告書、毎日更新されるシフトの引継ぎ記録といった内部データの情報源をスキャンし、迅速に正確な解答を探し出す。データはインターネットではなくBMW独自の技

BMWグループ、独バイエルン州の高電圧バッテリー工場を通じて地域と連携
・BMWグループは6月26日、建設中の独バイエルン州のイルルバッハ・シュトラスキルヒェン(Irlbach-StrassKirchen)高電圧バッテリー工場が、重要な節目を迎えたと発表した。
・着工から1年を経て、生産設備が搬入され、ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)プラットフォームをベースにした電気自動車(EV)に搭載されるバッテリーの開発について目覚ましい進展となったという。同工場は、BMWのドイツの車体工場に第6世代のバ

BMW、英国のモータースポーツイベントでコンセプトカーと高性能モデルを披露へ
・BMWは6月25日、英国南東部の都市Chichesterで開催されるモータースポーツイベントGoodwood Festival of Speed 2025 (会期:7月10日~13日)で、「Vision Driving Experience」、「Vision Neue Klasse X」、「Concept Speedtop」、「M2 CS」を含む複数のモデルを展示すると発表した。
・英国初披露の「Vision Driving Ex

BMW、量産モデルへの天然繊維複合材料採用でスイスのBcompと提携
・BMWは6月17日、量産車に天然繊維複合材料を採用すると発表した。環境に優しい新素材は長年の研究開発を経てルーフ等自動車の主要部品に使用できる品質に達した。
・スイスのクリーン技術企業Bcompと共同開発した亜麻由来の複合材料はCO2排出量削減に寄与する。BMWは投資部門BMW i Venturesを通じてBcompを支援している。
・BMWでは長年軽量設計に注力しており、最近では従来の素材の代わりに天然繊維を使うことでCO2

BMW、仮想工場ソリューションを拡張 生産計画のスマート化を推進
・BMWは6月11日、バーチャルファクトリー(仮想工場)の拡張を発表した。今後、同社の世界30カ所以上の生産拠点にデジタルツイン技術を導入し、生産計画の迅速化を図る。従来は実工場で数週間かかっていた作業が、仮想空間上で数日以内にシミュレーション可能になるという。
・同社は2027年までに、40車種以上の新型および改良モデルをグローバル生産体制に投入する計画であり、まずバーチャル環境で検証した後、各拠点での実生産に移行する。これにより

BMW、PHV専用のフルサイズSUVの改良型「XM」を発表
・BMWは6月12日、2バージョンのプラグインハイブリッド車(PHV)からなるフルサイズSUVの改良型「XM」を発表した。V8ハイブリッドエンジンを搭載する高性能バージョンの「XM Label」には改良が加えられたが、6気筒ハイブリッドシステムを搭載する「XM 50e」は変更されていないという。
・「XM Label」は、V8エンジン(最高出力585hp)と電気モーター(最高出力197hp)を組み合わせ、システム最高出力748hpと

BMW、IAA Mobility 2025での正式発表に先駆け、新型「iX3」の試作車を披露
・BMWは6月11日、初めてノイエ・クラッセ(Neue Klasse)プラットフォームをベースにしたDセグメント電気SUVの新型「iX3」の開発が完了間近かであると発表した。2025年9月にミュンヘンで開催されるIAA Mobility 2025での正式発表に先立ち、現在フランス南部のミラマス(Miramas)で試作車のテストが行われている。年内にハンガリーのデブレツェン(Debrecen)工場で生産が開始される。
・パノラミック・

BMW、レーゲンスブルク工場で完成車の屋外移動を自動運転化、グローバル展開も計画
・BMWは6月6日、ドイツ・レーゲンスブルク(Regensburg)工場で完成車の屋外移動を初めて自動運転化した。完成車はドライバーなしで組立ラインを出てゲートを通過し、積載のためにトレーラーヤードを横断する。
・BMWでは車両自体のセンサーを使う代りに経路沿いに外部LiDARを設置した。LiDARは周辺のデジタルマップを作成しクラウドベースのソフトウェアとモバイルネットワークを介してリアルタイムで車両を誘導する。このシステムは雨

BMW、2025年夏にラインナップ全車で機能や装備を改良
・BMWは5月28日、2025年夏に電気駆動技術、デジタル機能、標準装備などの改良をラインナップ全車に展開すると発表した。
・「X1」、「X2」、「2シリーズ アクティブツアラー(2 Series Active Tourer)」には、内外装で新たなオプションを追加する。「1シリーズ」と「2シリーズ グランクーペ(Gran Coupe)」には、フロント・シートヒーターとアラーム・システムを標準装備する。
・Dセグメントの4ドア電気スポ

MINI、新型「John Cooper Works コンバーチブル」を公開
・BMW傘下のMINIブランドは5月20日、市街地での走行に適したコンパクトなデザインに伝統的なゴーカートのようなハンドリングを合わせた新型「MINI John Cooper Works コンバーチブル(Convertible)」を公開した。
・同モデルは2.0L 4気筒ツインターボガソリンエンジン(最高出力231hp、最大トルク380Nm)を搭載する。時速0kmから100kmまで6.4秒で加速し、最高時速は245kmに達する。マニ

BMW、ミュンヘンで次世代全固体電池を搭載した「i7」プロトタイプの走行試験を開始
・BMWは5月20日、米Solid Powerの大型の全固体電池(ASSB)をFセグメントEVセダン「i7」のプロトタイプに搭載し、ミュンヘン近郊で走行試験を行っていると発表した。ASSBは、よりコンパクトなパッケージでより高いエネルギー密度を達成し、重量を増やすことなく航続距離の延長につながる可能性があるという。
・2022年以降、BMWとSolid Powerは技術移転契約を通じて、ASSBの技術開発を進めてきた。両社はこの次世
