エンジン
スカニア、バス・コーチ向け新型内燃エンジンおよびPHVパワートレインを発表
・スカニアは9月16日、トラック向けSuperエンジンをベースとした新型パワートレインプラットフォームを発表した。バスとコーチ向けに内燃エンジン仕様とプラグインハイブリッド(PHV)仕様を用意。現行の同等パワートレインと比較して最大8%の燃料節約を実現し、CO2排出量も大幅に削減する。
・コストとカーボンの削減は、新型13Lエンジンと新バージョンのScania Opticruiseギアボックスによって実現される。このパワートレインは

IAA 2025:Horse Powertrain、コンパクトなレンジエクステンダーシステム「C15」を公開へ
・ルノー・吉利汽車合弁のパワートレインメーカーHorse Powertrainは9月3日、ドイツ・ミュンヘンで開催されるIAA Mobility 2025で、レンジエクステンダーシステム「C15」を公開すると発表した。
・「C15」は電気自動車(EV)のプラットフォームに内燃エンジンおよびハイブリッド(HV)技術を組み込むソリューションであるX-Rangeラインに属する。エンジン、ジェネレーター、インバーターを1つのコンパクトなユニ

ノルウェーのHexagon Agility、北米大型トラック市場向け燃料システムを受注
・ノルウェーの複合材タンクメーカーHexagon Compositesの子会社で、天然ガス(CNG/RNG)燃料システムのプロバイダーであるHexagon Agilityは9月2日、総額420万ドルの新規受注を獲得したと発表した。これらは、北米の大型トラック市場向けに特別に設計されたCummins製X15N天然ガスエンジン搭載トラック用燃料システム設置向けの受注である。
・最高出力500hp、最大トルク2,500Nmの新型15Lエン

IAA 2025:米Ingenev、新たなエンジン+バッテリー車両推進システムを発表へ
・米国のエネルギー技術新興企業Ingenevは8月25日、自動車業界の再編につながるとみられる新しいハイブリッドパワートレインを設計・特許取得し、さらに実動モデルを完成させたと発表した。
・このシステムはシリーズハイブリッド方式を採用しており、バッテリートレイ内に組み込まれた小型の内燃エンジンが、バッテリー稼働中にリアルタイムで発電・充電を行う仕組み。これにより、停車して外部電源から充電することなく、バッテリーを効果的に充電するこ

日産、コールドスプレー工法を用いたバルブシートを第3世代e-POWERエンジンに世界初採用
・日産は8月27日、第3世代「e-POWER」向けの発電特化型エンジン「ZR15DDTe」に、自動車用エンジンとして世界初となるコールドスプレー工法を用いたバルブシートを採用したと発表した。「ZR15DDTe」エンジンは42%という高い熱効率を実現している。
・コールドスプレーとは、粉末材料を超音速で吹き付けて被膜を形成する技術で、2000年代から航空・宇宙産業や重工業などを中心に発展し、表面改質以外にもadditive manuf

露アフトワズ、生産ラインの近代化とメンテナンスに3億4,500万ルーブル超を投資
・ロシアのアフトワズ(AvtoVAZ)は8月21日、3億4,500万ルーブル(約6.3億円)以上を投じ、3週間の統一休暇中に生産ラインの近代化とメンテナンスを実施したと発表した。
・ラダ「イスクラ(Iskra)」の溶接工場には、車体フロア製造用の複合型ロボットが設置された。ラダ「グランタ(Granta)」と「イスクラ」の塗装工場には、新しい塗装ブースと先進的なワニス塗布ロボットが導入された。「グランタ」の溶接工場では、サイドウォー

長城汽車傘下のHaval、ロシアに新たなエンジン機械加工工場を開設
・ロシアのTula Region Development Corporationは8月8日、長城汽車傘下の哈弗(Haval)がウズロヴァヤ工業団地に位置するトゥーラ(Tula)工場内に、エンジン本体部品の機械加工を行う新たな工場を開設したと発表した。新設された工場の面積は4,700平方メートルを超えている。
・新たなエンジン機械加工工場には、シリンダーブロックの機械加工ラインとシリンダーヘッドの機械加工ラインが含まれている。同工場は

露KAMAZ、エンジン工場におけるトランスファーケースの組立効率を21%向上
・ロシアのカマズ(KAMAZ)は6月22日、生産システムツールを活用した工程改善により、エンジン工場におけるトランスファーケース組立工程の労働生産性が21%向上したと発表した。
・KAMAZのチームは、設備の再配置、作業者の配置変更、トレーニングの実施、作業スペースの有効活用、物流の改善などを実施。これにより、単一シフトによるコンベア生産システムへの移行が可能になった。現在では、1時間あたり1台のトランスファーケースを完成させること

ボルボ・グループ、スウェーデン・シュブデ工場の脱炭素化に向け4,900万ユーロの資金確保
・ボルボ・グループは6月24日、スウェーデン・シュブデ(Skovde)のエンジン工場がEUイノベーション基金から同工場のカーボンスマート工場プロジェクト「SPACE」を支援する目的で最大4,900万ユーロの資金提供を受けると発表した。
・このプロジェクトでは、シュブデ工場における製造プロセスからCO2排出量の大幅削減を目指している。
・ボルボは従来の高炉をグリーン電力による電気炉に置き換え、プロパンガスの代わりによりクリーンな燃料と
