・スロベニアのElapheは7月7日、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)向け高性能インホイールシステム製品プラットフォームSonic Xを発表した。Elapheはインホイールモーター技術とホイール制御の有力メーカー。
・Sonic X駆動技術は車両のパワートレインベースに依存せず、重量増を最小限に抑えつつ、ホイールあたり300kW以上のパワーを追加できるよう設計されている。Sonic Xプラットフォームをベースにしたインホイ

・配車サービスのGrabと自動運転技術を手掛ける韓国のAutonomous A2Z (A2Z)は7月8日、シンガポールで自動運転電気シャトルバスの初の試験運行を開始したと発表した。このシャトルは、Grab本社があるワンノース(one-north)と最寄りのMRT駅を結ぶ全長3.9kmの固定ルートで、同社の従業員を輸送する。
・11個のセンサーを搭載し、100時間を超える訓練を経たシャトルは、シンガポールの道路を安全に走行できるよう設

・欧州議会は7月8日、環境委員会および域内市場委員会が、車両の設計から最終的な廃棄処理までのライフサイクル全体を対象とする新たなEU規則案を採択したと発表した。賛成79票、反対27票、棄権11票で可決されており、2025年9月8日から11日にかけて開かれる本会議での正式採択が見込まれている。
・新規則では、認定処理施設において再利用・リサイクル・修理を可能にするため、容易に部品の取り外しができる設計が求められる。さらに欧州議会議員(

・ドイツ連邦交通省(BMV)は7月7日、バスフリートをバッテリーや燃料電池を搭載する気候配慮型車両に切り替える助成金対象となるプロジェクトを公募し、ドイツの輸送企業を支援すると発表した。この公募は連立協定の中核をなす取り組みで、カーボンニュートラルな公共交通機関への重要な一歩となる。
・公募するプロジェクトはCO2削減、使用背景、電化目標、必要資金に基づいて評価される。今回の公募は2025年連邦予算の政府案に基づいており、予定資金は

・音響技術を開発するDolby Laboratories, Inc.は7月9日、タタ・モーターズ(Tata Motors)が、発売を控えた新型のミッドサイズ電気SUV「ハリアーev (Harrier.ev)」にDolby Atmosの音響システムを搭載すると発表した。同システムが組み込まれることで、ユーザーは車載インフォテインメントシステムのアプリストアのArcade.evで入手できるGaanaやAudibleなどの配信アプリを利用

・米国のレアアース採鉱会社MP MaterialsのJim Litinsky CEOは7月10日、米国防総省が同社の株式を4億ドルで購入し、同社の筆頭株主になる見込みだと発表した。さらに1億5,000万ドルの融資が行われるという。同日付の米国のメディアのDetroit Newsが報じた。
・ラスベガス(Las Vegas)を拠点とするMP Materialsは、カリフォルニア州マウンテンパス(Mountain Pass)に米国唯一の

BMWグループは7月10日、2025年上半期(H1)のグループの世界販売台数は前年同期比0.5%減の120万7,388台となったと発表した。
・電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を含む電動車セグメントは著しい成長を遂げ、前年同期比18.5%増の31万8,949台、そのうちEVの販売台数は15.7% 増の22万540台となった。
・BMWブランドの世界販売台数は前年同期比2.3%減の107万814台、電動車の販売台

・カナダのNeo Performance Materials(Neo)は7月9日、大手自動車メーカーに電気自動車(EV)の駆動モーターを納入する有力な欧州のティア1サプライヤーとレアアース永久磁石の供給契約を締結したと発表した。
・磁石はエストニアの・ナルバ(Narva)にあるNeoの新たなレアアース磁石工場から供給される。現在の市場価格と顧客の見積もりによると、このプロジェクトで期間中に約5,000万ドルの売上高が見込まれるという

・米国エネルギー省(DOE)アルゴンヌ国立研究所 (Argonne National Laboratory)は７月9日、水からリチウムを効率的に抽出する革新的な膜技術を開発したと発表した。研究チームのうちの数名はシカゴ大学プリツカー分子工学部 (Pritzker School of Molecular Engineering: PME)にも所属している。
・現在、世界のリチウムのほとんどはわずか数カ国の硬岩鉱床と塩湖で採掘されており

・ステランティスとトルコのコチ(Koç)財閥の合弁乗用車メーカーTofasは7月9日、トルコ北西部ブルサ(Bursa)工場での生産を7月28日から8月17日まで休止すると発表した。従業員の計画休暇および点検・保守作業のためだという。
・工場の休止期間中は、当番となった作業員が必要不可欠な保守および改修作業のみを行う。従業員は年次休暇を活用するという。
Based on Tofas stock exchange filing

・ブルガリアに拠点を置く電気自動車(EV)充電用ソフトウェア開発会社AMPECOは7月9日、北米のエネルギー技術企業EVergedが、同社を包括的なEV充電管理プラットフォームの提供先として採用したと発表した。この提携により、EVergedは公共および民間の充電ネットワークにおける事業拡大計画を推進し、北米全体で充電インフラの運用を革新することを目指す。
・EVergedとAMPECOの協業は、米カリフォルニア州サンディエゴ(San

・ステランティスは7月9日、同社のコネクティビティプラットフォームMobilisightsが、米国拠点の自動車データインテリジェンス企業Vinliと提携したと発表した。この提携により、Vinliはフリート管理、リスク分析、モビリティソリューションの提供能力を強化する。
・提携に基づき、ステランティスはVinliのOEMパートナーリストに加わることになる。Mobilisightsは、ステランティスのData-as-a-Service部

・テスラのイーロン・マスク(Elon Musk) CEOは7月9日、自身のソーシャルメディアへの投稿を通じて、規制当局の承認を経て今後1～2カ月以内に、ロボタクシーサービスをサンフランシスコのベイエリアに拡大すると発表した。
・テスラは6月にロボタクシーサービスを開始したが、マスク氏は、今週末にテキサス州オースティンのサービス提供エリアを拡大すると述べた。
・テスラはまた、自動運転車のライドシェアサービスについて、認証プロセス開始の

・東軟集団(Neusoft Group)傘下の東軟睿馳(Neusoft Reach Automotive Technology)は、ドイツの半導体メーカーInfineonやHighTecと共同で、AURIX TC4x をベースとした NeuSAR高速開発キットを発表した。このソリューションは、自動車ソフトウェア開発向けに効率的かつ便利なフルスタック開発環境を提供するもので、顧客や開発者が標準化された開発フローを迅速に構築することを支

・FORVIAグループ傘下のFaurecia中国は､広汽零部件傘下の広州華望半導体科技有限公司とシートモーターの研究開発において合弁契約を締結したと発表した｡ ･今回設立される合弁会社では、資金、技術、人材、チャネルなどのリソースを統合することで、相互補完を実現すると同時に､新技術､新製品の共同開発を進める。
・今後は自動車用シートモーターの海外展開における新たなモデルやルートを共同で模索し、より広い国際市場の開拓を目指す。(202

・寧徳時代(CATL)は、吉利汽車と電動化に関する協力を深めると発表した。
・両社は駆動用バッテリー技術、製品プラットフォームの統合、サプライチェーンシステムの構築といった分野で協力をさらに深める。
・両社は2013年から提携を開始しており、CATLはこれまで幾何(Geometry)シリーズに高コストパフォーマンスのセルを供給してきたほか、「Zeekr 001」への麒麟バッテリーの初搭載、領克(Lynk＆Co)「900」へのハイブリ

・吉利傘下のプレミアム電気自動車(EV)ブランド極氪汽車(Zeekr)は7月9日、プラグインハイブリッド車(PHV)のフラッグシップSUV「9X」の技術情報発表イベントを開催したと発表した。採用されるプラットフォームは、電気自動車(EV)用をベースにして開発された高級スーパーハイブリッド専用「浩瀚-S (SEA-S)」となる。「9X」は8月末に予約販売が開始される。
・「浩瀚-S(SEA-S)」は900V高電圧ハイブリッドアーキテク

・テスラのイーロン・マスク(Elon Musk) CEOは7月10日、Xへの投稿で、テスラ車で対話型AI「Grok (グロック)」が7月14日週に導入されると表明した。同日付の複数の米国メディアが報じた。
・マスク氏は、「Grokは間もなく、遅くとも来週にはテスラ車に搭載される」とXに投稿した。
・マスク氏は、ビデオライブストリームでGrokの新バージョン(Grok 4)を発表した数時間後に、この計画についてコメントした。同氏とxA

・VWは7月10日、スロバキアのブラチスラバ(Bratislava)工場での車両生産を3週間(7月14日～8月1日)休止し、マルティン(Martin)部品工場でのトランスミッションおよびシャシー部品の生産も2週間(7月14日～7月25日)休止すると発表した。これらの稼働休止は、通常の夏季休暇に、定期的なメンテナンスや設備更新を目的とした計画的措置が加わった。
・ブラチスラバ工場は、稼働休止期間に200以上の保守・改修作業が予定されて

・現代自動車のインド法人Hyundai Motor India Limited (HMIL)は7月8日、インド工科大学マドラス校(IITM: Indian Institute of Technology Madras)およびタミル・ナドゥ州政府の投資促進機関であるGuidance Tamil Naduと共同で、Hyundai HTWO Innovation Centreのデザインを発表した。この研究開発施設はグリーン水素技術に重点を