カーボンニュートラル
thyssenkrupp Steel、CWIEME 2025でモビリティのCO2削減イノベーションを発表
・thyssenkrupp Steelは6月2日、ベルリンで開催されるモーター巻線等の展示会CWIEME (Coil Winding, Insulation & Electrical Manufacturing Exhibition) 2025においてエネルギーとモビリティの移行に向けたbluemint powercoreブランドのソリューションを紹介すると発表した。同社は生産時のCO2原単位を最大50%削減するbluemint p

スズキ、インドの2工場に太陽光発電施設を増設
・スズキのインド法人Maruti Suzuki India Limited (MSIL)は6月4日、2つのプロジェクトにより太陽光発電能力を30MWp拡大したと発表した。新設のハリヤナ州・カルコダ(Kharkhoda)工場で20MWp、同州マネサール(Manesar)工場で10MWpの増設を行ったという。
・これらの増設により、MSILの各拠点全体における太陽光発電能力は過去1年間で49MWpから79MWpに増加した。また、同社は電

セアト、2024年に二酸化炭素排出量の75%削減と資源使用の大幅削減を達成
・セアトは6月2日、2024年における持続可能性に関する成果が過去最高を記録し、二酸化炭素排出量と水使用量の大幅な削減を達成したと発表した。2010年以降、生産工程の改善や電動化の推進、環境保全活動により、同社施設の環境負荷は57%削減されている。
・同社施設における二酸化炭素排出量は、2010年比で75%の削減となり、2024年単年でも18%の削減を達成した。これは、製品面と業務運営面の両方で、持続可能性に関する取り組みが着実に

ACEA、CO2規制緩和に関する欧州理事会の承認を歓迎
・欧州自動車工業会(ACEA)は5月27日、EUが排出基準を維持しつつ、2025~2027年に限り、単年ではなく3年間の平均値で順守状況をみる平均化メカニズムを採用したことを歓迎する声明を発表した。この措置は、ゼロエミッションモビリティへの移行という重要な局面において、自動車およびバンメーカーに不可欠な柔軟性を提供する。
・ただし、ACEAのSigrid de Vries事務局長は、この措置が短期的にはメーカーに一定の柔軟性を提供す

Tratonグループ、グローバル事業における脱炭素化を加速
・VWのトラック・バス部門であるTraton (トレイトン)グループは5月28日、環境負荷の低減に取り組み、パリ協定の目標を支持すると発表した。同社の温室効果ガス排出量の97%は車両の使用によるものだが、生産や研究開発など自社事業からの排出量(総排出量の約1%)についても削減を進めている。現在同社が使用するエネルギーのうち、41%は再生可能エネルギー由来である。しかし、グリーン化は単なるクリーン電力への転換にとどまらない。再生可能エ

Borealis、ドイツでリサイクル可能な軽量ポリマーフォームの生産能力増強に投資
・オーストリアのポリオレフィンメーカーBorealisは5月26日、ドイツ・ブルクハウゼン(Burghausen)工場に1億ユーロを投資して高溶融強度ポリプロピレン(HMS PP)ラインを新設すると発表した。操業開始は2026年後半の予定。この新ラインにより同社の完全リサイクル可能なHMS PPの供給能力は3倍になる。
・同社はDaploy High Melt Strength ポリプロピレンと呼ばれるフォーム(発泡)ソリューショ

グローバルデータ市場インサイト:英国CVショー2025にみる電動化の未来
※英GlobalData社 (旧LMC)のアナリストによるショートレポート (5月8日付) をマークラインズが翻訳したものです。
・英バーミンガム(Birmingham)のNational Exhibition Centre (NEC)で開催された2025年商用車(CV)ショー(会期:2025年4月29日-5月1日)では、道路輸送業界にとって英国随一のイベントであることが再確認された。脱炭素化、電動化、スマート技術に重点を置いた今年

スカニア、白樺樹皮ベースのゴムでトラック部品の排出量を削減へ
・スカニア(Scania)は5月2日、林業副産物である白樺の樹皮から作られた新しい生体由来のゴムを試験中だと発表した。このゴムはトラック部品に使われる化石燃料由来のゴムを代替する可能性を持っている。
・スウェーデンの新興企業Reseloが開発したこの素材は商用車に使われるゴムのCO2排出量を削減できる可能性がある。白樺の樹皮は通常、廃棄物として焼却されるが、このプロジェクトによって新たな用途が生まれる。
・このアイデアはスウェーデン

JLR、廃棄物削減と電動化支援に向けた1億ポンド規模の取り組みを発表
・ジャガー・ランドローバー(JLR)は4月29日、英国および欧州の事業活動全体での廃棄物削減のため、再利用、改修、転用、リサイクルに焦点をあてた1億ポンド(約191億円)を超える取り組みを発表した。
・電動化への変革の一環として、JRLは次世代電気自動車(EV)に備え、生産ラインから工具まで再利用を含む設備の更新を進めている。
・JLRは新しい設備を購入する代わりに、英国のキャッスル・ブロムウィッチ(Castle Bromwich)
