※英GlobalData社 (旧LMC)のアナリストによるショートレポート (7月29日付) をマークラインズが翻訳したものです。
・2025年7月15日、テスラがムンバイ(Mumbai)に初のショールームを正式に開設し、ミッドサイズ電気SUV「Model Y」の受注を開始したことで、インドのテスラファンの長い待ち時間に終止符が打たれた。また、デリー(Delhi)に2つ目のショールームも近々開設予定で、両都市にはスーパーチャージャー

・日産は7月30日、2025年度第1四半期(4-6月期)の決算を発表した。
・売上高は前年同期比9.7%減の2兆7,069億円、営業利益は791億円の赤字となり、親会社株主に帰属する純利益は1,158億円の赤字となった。営業利益には、主に米ドルとカナダドルの下落により397億円、関税の影響による687億円の減益要因があった。なお特別損失として、日本の固定資産に対し407億円の減損損失を計上した。
・グローバル販売台数は10.1%減の

・スペインのカタルーニャ州政府貿易投資事務所 (Catalonia Trade & Investment)は7月30日、奇瑞汽車が2025年に同州に研究開発センターを開設すると発表した。カタルーニャ州政府知事と奇瑞集団会長との会談後に発表された。同投資プロジェクトは、同事務所が支援・推進している。
・新拠点は、バルセロナ近郊のCornellà de Llobregatに建設され、敷地面積は2,000平方メートル。奇瑞グループのグロー

・ホンダは7月31日、2025年9月に発売を予定しているハイブリッド車(HV)の新型2ドアスポーツクーペ「プレリュード(Prelude)」に関する情報を、ホームページで先行公開したと発表した。
・「プレリュード」のグランドコンセプトは「UNLIMITED GLIDE」で、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点としている。電動化時代の新しいスペシャリティスポーツモデルとして、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステムである

・現代自動車は7月24日、2025年第2四半期(4～6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.3％増の48兆2,900億ウォンで、四半期ベースで過去最高を記録した。北米および韓国市場での販売好調に加え、グローバル市場におけるハイブリッド車(HV)の強い需要や、欧州市場における電気自動車(EV)の販売増が売上高の伸びを牽引した。
・一方、営業利益は前年同期比15.8%減の3兆6,000億ウォンで、営業利益率は7.5%。純利益は

・フォードはアルゼンチン・パチェコ(Pacheco)工場に4,000万ドルを追加投資し、総投資額は7億ドルになると発表した。7月28日付のメキシコのメディアのCluster Industrialが報じた。この改修により、ミッドサイズピックアップトラックの「レンジャー(Ranger)」の年間生産台数は、2024年比30%増の8万台超に達することになり、「レンジャー」の生産台数としては過去最高規模となる予定。
・生産台数の約7割は、引き

・ロシアの複数メディアによる7月29日付報道によると、ロシア・ソラーズ(Sollers)のエラブガ(Yelabuga)工場およびソラーズ傘下のウリヤノフスク自動車工場(UAZ)は、夏季休暇のため2025年7月28日から8月4日まで操業を休止するという。
・休暇期間中、両工場は設備の保守や投資計画に取り組む予定。完成車の出荷は通常どおりに継続して行われる。
Based on multiple sources

・LG Energy Solutionは7月30日、テスラにエネルギー貯蔵システム用電池を供給する43億ドルの契約を締結した。同日付の複数の米国および香港メディアが報じた。事情に詳しい関係者によると、米ミシガン州ホランド(Holland)の米国バッテリーセル工場からリン酸鉄リチウム(LFP)電池を供給するという。
・LG Energy Solutionは先日、2027年8月から2030年7月までLFPバッテリーを供給する43億ドルの

・ロシアの複数メディアによる7月29日付報道によると、小型および中型バス製造の大手であるロシア・Pavlovskyバス工場は、夏季休暇のため2025年7月21日から8月3日まで操業を休止するという。従業員には計画通りの有給休暇が付与された。
・休暇期間中、同工場では作業場の設備のアップグレード、施設保全、修理が行われる。特に、2025年内に発売予定の新モデルである「Citymax 8」の生産に向けて準備を進めているという。
Base

・メルセデス・ベンツは7月29日、2025年第2四半期および上期の決算を発表した。
・第2四半期の売上高は、前年同期比9.8%減の331億,5,300万ユーロ、調整後金利税引き前利益(EBIT)が50.9%減の19億8,800万ユーロ、純利益が68.7%減の9億5,700万ユーロだった。上期は売上高が8.6%減の663億7,700万ユーロ、調整後EBITが40.7%減の45億3,400万ユーロ、純利益が55.8%減の26億8,800

・中国の国務院国有資産監督管理委員会(以下、国資委)は7月30日、中国長安汽車集団有限公司(以下、中国長安汽車集団)の設立大会が7月29日に重慶市で開催されたと発表した。本社の登記地は重慶市で、国資委が出資者としての職責を履行する。
・中国長安汽車集団は117の分公司(支社)と子会社を擁し、自動車完成車および部品、自動車販売、オートバイ、金融および物流サービスなどを主要な事業内容としている。
・同集団の責任者は、今後、インテリジェン

・理想汽車(Li Auto)は7月29日、新型の６人乗り中大型電気SUV「i8」を発売した。全3モデルが設定され、価格は32.18万元‐36.98万元。
・車体サイズは全長5,085mm、全幅1,960mm、全高1,740mmで、ホイールベースは3,050mm。
・デュアルモーター四輪駆動を標準装備する。最高出力は400kW、最大トルクは660Nm。0-100km/h加速は4.5秒、最高時速は180km/h。超急速充電に対応する90

・ステランティスは7月29日、2025年上期(H1)の決算を発表した。通期の関税影響は約15億ユーロで、そのうち3億ユーロは2025年上期に発生した。
・ステランティスの2025年上期決算の詳細は以下の通り。
売上高は前年期比13%減の743億ユーロ。北米および拡大欧州でのマイナスが足を引っ張ったが、南米のプラスによって一部相殺された。純損失は23億ユーロで、前年同期の純利益56億ユーロから140%減。調整後営業利益(AOI)は前年

・タイ・バンコク都知事顧問は7月25日、2025年第2回電気自動車(EV)および充電施設に関する安全対策会議において議長を務めたと発表した。会議には関連する行政機関や民間企業の代表者が出席した。
・会議では、(1)法規制と安全基準、(2)緊急対応、(3)データ管理のそれぞれに注力する3グループの進捗についてレビューが行われた。
(1)法規制と安全基準グループは、EVの取り扱い、防火対策、点検および充電施設の安全基準についてのガイドラ

・ポルシェは7月30日、EUと米国が輸入関税で合意したことを受け、2025年の見通しを修正した。新たな見通しには、8月1日から適用される15%の関税と、前回予想に含まれていなかった6月以降に適用された関税が含まれている。ポルシェは、関税の影響を軽減するため、価格調整を行う計画。
・関税の影響にもかかわらず、ポルシェはグループの売上高が前回予想同様370億～380億ユーロの範囲になると予想している。この予想範囲の下限では、グループの売

・トランプ大統領は7月30日、銅輸入に一律50%の関税を課す大統領令に署名し、8月1日から施行される。同日付のホワイトハウスのリリースが報じた。銅は航空機、地上車両、船舶、潜水艦、ミサイル、弾薬など、様々な防衛システムに使用されているため、政権はこれを国家安全保障上の問題と位置付けている。 
・トランプ政権は、鉄鋼とアルミニウムに既に課している50%の関税に続く銅への関税は、国内産業の振興と貿易不均衡の是正を目的としていると述べてい

・南アフリカ大統領は7月28日、現在の国内で生産される自動車の約3分の2が輸出される中、EUなど主要輸出先における排ガス規制強化や米国の新たな関税により国内の自動車産業が深刻な影響を受けるだろうと指摘した。 
・大統領は、自動車産業に向けた「自動車生産・開発プログラム」を通じた政府の支援により南アフリカは将来の重要な世界的自動車生産拠点になると述べた。政府では現地生産を増やしてより多くの雇用が創出されるよう取り組んでいる。 
・大統

・中国の常誠車業江蘇(UTAS-NOVA Automotive Lighting Systems)は7月22日、メキシコ・アグアスカリエンテス(Aguascalientes)市南部のVESTA工業団地に9億3,000万ペソ(約73億円)を投じる新工場の建設を開始したと発表した。この工場は世界の自動車産業向け外装照明システムの生産に特化し250人以上の新規雇用を創出する。7月22日付の現地メディアCluster Industrialが

・7月26日付の複数情報筋によれば、ナイジェリア政府傘下のナイジェリア・中国戦略的パートナーシップ(Nigeria-China Strategic Partnership: NCSP)はナイジェリアにおける鉱業と電気自動車(EV)生産への投資機会について協議するため揚子江汽車集団(Yangtse Automotive Group)と会合を開いた。
・揚子江汽車はNCSPに正式な関心表明書を提出して提案された協力分野を詳細に説明する。

・中国の賽力斯集団股份有限公司(SERES、セレス)は7月30日、黒竜江省にあるハルビン工業大学(Harbin Institute of Technology)とスマートカー共同イノベーション研究院を設立する提携協定を結んだと発表した。
・協定に基づき、両者はスマートカー共同イノベーション研究院を設立し、人工知能(AI)や先進動力システムなどの分野で協力する。また、研究成果の事業化、高度人材の誘致、大学院生への教育、学生のインターン