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米国

米Redwood Materials、サウスカロライナ州キャンパスで重要鉱物回収事業を開始

・米国の新興バッテリーリサイクル企業Redwood Materialsは11月6日、サウスカロライナ州バークレー(Berkeley)郡にある同社キャンパスで操業を開始し、当初は年間2万トン規模の原料生産を追加すると発表した。
・この600エーカー(約240ヘクタール)のキャンパスで行われる重要鉱物の回収事業は、将来的に世界最大級の回収・精製・製造拠点となるための第一歩となる。今後10年間、Redwoodはサウスカロライナ州での事業

2025年11月11日(火)

ドイツ

BASF、銅箔用のクロムフリー・フッ素フリー不動態化技術を発表

・BASFは10月9日、同社のBASF Coatings傘下で表面処理事業を展開するChemetallが、世界初となるクロムフリー・フッ素フリーの銅箔用不動態化技術「Gardolene D」を開発したと発表した。この技術はバッテリー性能の向上と持続可能性に寄与し、欧州連合の新しいバッテリー規制(EU 2023/1542)に完全準拠している。
・この技術により表面エネルギーが向上し、負極活物質との密着性が改善され、電気抵抗率が低下す

2025年10月15日(水)

ドイツ

メルセデス・ベンツ、TSRと共同で廃車をリサイクルする「都市鉱山」プロジェクトを試行

・メルセデス・ベンツは8月21日、ドイツのリサイクル企業TSR Groupと共同で廃車をリサイクルする「都市鉱山(urban mining)」パイロットプロジェクトで2024年の提携関係を拡大すると発表した。プロジェクトでは高品質の原材料を回収してメルセデス・ベンツの新車に再利用することを目指す。
・ドイツ北西部の廃車は2025年夏からブランドにかかわらず解体される。汚染物質や再利用可能な部品は除去され、鉄、アルミニウム、プラスチ

2025年08月25日(月)

米国

カナダの鉱山企業Hudbay、三菱商事からの6億ドルの投資を発表

・銅を中心とした重要鉱物の採掘企業であるカナダのHudbay Mineralsは8月13日、三菱商事と契約を締結したと発表した。三菱商事は、アリゾナ州のHudbayによるCopper Worldプロジェクトに6億ドルを投資し、30％の合弁事業権益を得るという。この投資はプロジェクトの第一段階の開発資金に充てられ、プロジェクトの継続期間にわたり、かなりの銅が生産されると見込み。Hudbayは残りの70％の権益を保持し、プロジェクトの運

2025年08月15日(金)

米国

米国、8月1日から半完成の銅製品の輸入に一律50%の関税を課す、精錬銅は対象外

・トランプ大統領は7月30日、銅輸入に一律50%の関税を課す大統領令に署名し、8月1日から施行される。同日付のホワイトハウスのリリースが報じた。銅は航空機、地上車両、船舶、潜水艦、ミサイル、弾薬など、様々な防衛システムに使用されているため、政権はこれを国家安全保障上の問題と位置付けている。
・トランプ政権は、鉄鋼とアルミニウムに既に課している50%の関税に続く銅への関税は、国内産業の振興と貿易不均衡の是正を目的としていると述べてい

2025年07月31日(木)

米国

トランプ大統領、銅に対する50％の課税表明に反応し銅価格が高騰

・トランプ大統領は7月8日、ホワイトハウスで開かれた閣議で銅の輸入品に50％の関税を課すと述べ、前触れもなく新たな分野別関税の導入を示唆した。同日付の複数の米国メディアが報じた。
・大統領は、「我々は新たに銅に取り組んでいる。銅の関税を50％にするつもりだ」と述べた。開始時期については具体的に言及しなかったものの、銅の輸入に関する国家安全保障の観点での調査は終えたとしている。Lutnick商務長官は、大統領が7月末までに銅の関税を発

2025年07月09日(水)

米国

トランプ大統領、銅への関税検討を政府に指示

・米国のトランプ大統領は2月25日、銅への関税を検討するよう政府に指示する大統領令に署名した。複数の米国のメディアが報じたもので、幅広い輸入品目に課税し、貿易の世界秩序を書きかえることを試みるトランプ政権の、新たな動きである。
・トランプ政権のピーター・ナバロ産業通商担当上級顧問はこの方針について、中国の銅輸出拡大を阻止し、より広範な国家安全保障上の脆弱性に対処する取り組みと位置付ける。また、軍事面および技術面での潜在的需要を考慮し

2025年02月27日(木)

日本

日本電解、北米EV不振で民事再生へ

2024年11月29日(金)

インドネシア中国

インドネシア電池会社のIBC、中国企業と銅箔の調査を開始へ

・Indonesia Battery Corporation (PT Industri Baterai Indonesia、以下、IBC)は9月30日、Nuode Investment (諾徳投資股份有限公司)および中国のHualong International Constructionと、バッテリーの新材料エコシステムの開発に向けMOUを締結したことをSNSで明らかにした。
・これは、銅カソードをバッテリー陰極および電子プリント

2024年10月07日(月)

カナダ

韓Solus Advanced Materials、カナダに建設中の工場に対しケベック州政府からインセンティブ確保

・韓国の複数メディアは、Solus Advanced Materialsがカナダのケベック州に建設中の電気自動車 (EV) 用電池銅箔工場が同州政府から1,500億ウォン (約165億円) 規模の投資インセンティブを確保したと報じた。これは、Solus Advanced Materialsの子会社であるVolta Energy Solutions Canadaがケベック州投資公社との間でインセンティブ契約を締結したもの。
・ケベック

2024年10月07日(月)

サウジアラビア

サウジアラビア産業・鉱物資源相、中国のリチウム・銅採掘企業数社と会談

・9月6日付の複数のサウジアラビアメディアによれば、サウジアラビア産業鉱物・資源相は中国のリチウム・銅採掘企業数社と会談した。同相は電気自動車（EV）のバッテリーに使われるリチウムの加工と生産、銅の加工と精錬について各社と協議した。また、EV生産部門へのサウジアラビアの投資計画、現地化、協力関係構築と知識交換の重要性についても協議した。
Based on multiple sources

2024年09月11日(水)

韓国

LOTTE Energy Materials、全固体電池用ニッケルメッキ銅箔を開発

・韓国のLOTTE Energy Materialsは、全固体電池用ニッケルメッキ銅箔の開発を完了したと発表した。
・この製品は、顧客企業のニーズに応じてニッケルの厚さと銅箔の強度を調整できるという特徴を持つ。また、ニッケル表面処理により活物質との接着力が向上し、化学反応による腐食や変色を防ぎながら本来の性質と機能を維持する高耐食性も備えている。
・現在、LOTTE Energy Materialsは韓国の顧客企業においてニッケルメ

2024年08月28日(水)

韓国

韓IM、複合銅箔フィルムの最終量産テストを準備中

・韓国の複数メディアは、スマートフィルムメーカーIMが従来の銅箔に比べて火災安全性に優れた複合銅箔フィルムの最終量産テストを準備していると報じた。
・2024年に二次電池負極材用の複合銅箔事業に参入したIMは、京畿道の華城市に位置する工場で複合銅箔の生産ラインを構築し、現在は試作品の生産を行っている。IMが開発している複合銅箔フィルムは、ポリエチレンテレフタレート素材を両面にコーティングし、熱暴走リスクを低減して火災事故を予防するこ

2024年08月21日(水)

ドイツ

LOTTE Energy Materials、InterBattery Europe 2024に出展へ

・韓国の複数メディアは、LOTTE Energy Materialsが2024年6月19日から3日間にわたってドイツのミュンヘンで開催されるInterBattery Europe 2024に出展すると報じた。
・同社は今回、超極薄・高強度・高延伸を同時に満足する同社製ハイエンド銅箔を公開する。また、同社が研究開発を行っている硫化物系固体電解質、シリコン負極活物質、LFP (リン酸鉄リチウム) 正極活物質、全固体電池用銅箔なども一緒に

2024年06月17日(月)

スウェーデン

スウェーデンのEurobattery、フィンランドのバッテリー鉱物プロジェクトをEU戦略的プロジェクトとして申請

・スウェーデンの鉱山会社Eurobattery Mineralsは5月13日、フィンランドのHautalampiプロジェクトを、欧州連合(EU)が最近承認した新しい重要原材料法(Critical Raw Materials Act: CRMA)の戦略的プロジェクトとして申請すると発表した。
・この取り組みは、さまざまな分野での戦略的用途に不可欠な重要原料の、安全で多様、かつ安価で持続可能な供給を確保するというEUの目的に貢献するこ

2024年05月21日(火)

モロッコ

モロッコのAlucop、新しい銅・アルミ製錬所を開所

・モロッコ商工省は4月30日、Alucopが新しい銅・アルミニウム製錬所を開所したと発表した。このプロジェクトは、非鉄金属廃棄物、特に銅とアルミニウムの回収に特化したものである。
・この銅・アルミニウム製錬所は、同国のこの種の製品の自給自足に向けた第一歩であり、自動車および電気部門向けの国内供給路を確保することで、国内市場のニーズを満たすことを目的としている。
・9,500万ディルハム(約14.7億円)のこのプロジェクトにより、

2024年05月07日(火)

韓国

LS Cable & System、銅箔用新素材を生産へ

・韓国のLS Cable & Systemは、同社が開発した二次電池用銅箔の新素材CuFlakeの生産を本格的に推進すると発表した。
・子会社であるKorea Future Materialsが全北特別自治道の群山市に約360億ウォン (約39億6,000万円) を投じ、新工場を建設する。この工場は2024年5月に着工し、同年12月から量産を開始する計画。(2024年3月25日付プレスリリースより)

2024年03月26日(火)

米国

日本電解、米工場の着工見直し EV市場の成長進まず

2024年02月22日(木)

米国

Volta Energy Solutions、北米EV市場で電池材料サプライヤーとしての存在感強まる

・1月31日付の複数メディアによれば、韓国のSolus Advanced Materialsの欧州子会社で電気自動車(EV)バッテリーなどハイテク産業向け銅箔の世界的大手メーカーVolta Energy Solutions (VES)が米国のEV市場で存在感を高めている。同社は成長性のあるサプライチェーン確立を目指している。
・VESは既にカナダ・ケベック州でバッテリー用銅箔工場の新規建設に着手した。北米のEVサプライチェーンで空白

2024年02月02日(金)

韓国

POSCO International、Lotte Energy Materialsに銅箔原料を供給へ

韓国のPOSCOグループの総合商社POSCO Internationalは、同国の二次電池用銅箔メーカーLotte Energy Materialsに銅箔原料を供給する契約を締結したと発表した。これに基づき、2033年までの10年間にわたってハイエンド銅箔の原料を計60万トン納入する。受注総額は約6兆ウォン (約6,600億円) に達する見込み。今後、POSCO Internationalは海外ネットワークと営業ノウハウを活用し、L

2023年11月02日(木)