・スペインの産業・商業・観光省は5月27日、電気自動車(EV)・コネクテッドカー分野の戦略的復興・変革プロジェクトPERTE-VEC Ⅲのバリューチェーン部門において、21社に対し暫定的に4,100万ユーロの資金供与を行ったと発表した。
・今回の公募の目的は、EV・コネクテッドカーやそのシステム、サブシステム、構成部品、それらの展開に必要な補助的インフラシステムの産業バリューチェーンに対する投資計画を推進することだという。
・選出さ

・独ブラウンシュヴァイク地方裁判所は5月26日、ディーゼル車排ガス不正問題をめぐる詐欺罪でVWの元幹部4人に有罪判決を言い渡した。同日付の複数の欧州メディアが報じた。米国当局が数百万台の自動車に搭載されたソフトウェアの不正操作を発見してから約10年が経過している。
・この事件は、VWがディーゼル車に排ガス試験をごまかすためのソフトウェアを組み込んでいたことが米国で発覚した2015年9月にさかのぼる。この「無効化装置(defeat d

・5月27日付のロイター通信によると、トヨタが北米向けのCセグメントのスポーツカー「GRカローラ(GR Corolla)」の生産について一部を英国に移管すると、事情に詳しい関係者が明らかにした。
・トヨタは英国のバーナストン(Burnaston)工場の余剰生産能力を活用し同モデルの待ち時間を短縮したい考え。今回の動きはトランプ関税対策ではないという。
・トヨタは英国に約80億円を投じてバーナストン工場に新たな専用ラインを設置し、20

・自動運転技術を手掛ける中国のWeRide (文遠知行)は5月27日、サウジアラビアへの進出を発表した。首都リヤド(Riyadh)やアルウラ(AlUla)などの都市で、ロボタクシーやその他の自動運転商品のテストと配備を開始し、サウジアラビア全土での商業展開とより広範な事業展開の準備が整った。
・WeRideは、サウジアラビアの運輸当局の支援を受けて、ロボットタクシーの試験運行に向けた地上準備作業を開始した。このサービスは数カ月以内に

・英国の鉱山会社Cornish Lithiumは5月21日、豪州のLepidicoが開発した最先端技術の導入を発表した。これによりCornish Lithiumはコーンウォール州トレラバー・ダウンズ(Trelavour Downs)の自社サイトでバッテリー用水酸化リチウムを採掘、加工、精製できる。 
・同社の事業が研究開発から国産リチウムの本格生産へと急ピッチで進む中、採掘現場からバッテリー用製品に至る包括的能力は抽出、精製、加工の

・五菱のインドネシア法人Wuling Indonesiaは5月26日、上汽GM五菱のインドネシア法人PT SGMW Motor Indonesiaが5月23日に (i)世界での電気自動車(EV)生産300万台達成、(ii)インドネシア・チカラン(Cikarang)工場の生産4万台達成、(iii)現地組立MAGICバッテリーの発売という3つの大きなマイルストーン達成を祝ったと発表した： 
・中国の自動車メーカーとして初めてEV生産のマ

・自動運転実現に向けた非営利のオープンソースプロジェクト支援団体Autoware Foundationは5月20日、モビリティ開発に関する実装レベルの標準化団体ASAMが提携パートナーとしてAutoware Foundationに加わったと発表した。同時にAutoware FoundationもASAMに加入した。 
・両団体は現在ASAM SOVDのAutoware Open AD Kitへの統合を評価している。現在ISOに移管さ

・スウェーデンの先進運転支援システム開発企業Terranetは5月19日、BlincVisionの概念実証(PoC)を完了したと発表した。BlincVisionをモビリティ新興企業支援組織MobilityXlabの車両と試験環境に設置して設定要件に基づく作業を行った。 
・BlincVisionはレーザースキャン、イベントセンサー(イベントカメラ)、先進的ビジョン解析を組み合わせて道路上に現れる物体の4D画像をリアルタイムで生成する

・日本の自動車メーカー9社、主要部品メーカー62社の2025年3月期通期決算が出そろった。増収増益の企業が37％の26社、減収減益は28％の20社となった。マークラインズが集計した。
・OEMでは、トヨタ、ホンダは過去最高の営業収益も減益、日産はリストラ費用計上で過去最大級の最終赤字となった。
・サプライヤーでは、デンソーが円安や合理化努力により売上・営業利益ともに過去最高となった一方、アイシンはパワートレインユニット販売台数減によ

韓国の正極材メーカーL&Fは、同国の電池セルメーカーにLFP (リン酸鉄リチウム) 正極材を供給する契約を締結した。この正極材はグローバル市場向け中・低価格帯の電気自動車 (EV) 用電池などに使用される。L&FのLFP製品は、三元系ミドルニッケル製品に近いエネルギー密度を確保しつつ、大幅な価格低減を実現している。同社は今回の受注を契機として、LFP正極材事業に正式参入することとなる。(2025年5月22日付プレスリリースより)

韓国の複数メディアによると、同国のEnchemは中国の電池メーカー向けにLFP (リン酸鉄リチウム) 電池用電解液の供給を拡大する方針を明らかにした。これに伴い、2025年中に中国現地での電解液の生産能力を年間37.5万トンまで引き上げる計画。Enchemは、2025年5月から蜂巣能源科技 (SVOLT) に製品供給を開始しているほか、同年7月からは欣旺達電子 (Sunwoda) 向けに納入を開始する予定となっている。また、国軒高科

・中国工業情報化部は5月21日、「車船税減免対象の省エネルギー・新エネルギー車リスト(第73号)」を公布した。リストには省エネルギー車11モデル、新エネルギー車(NEV) 404モデルが掲載された。
・上汽VW、東風汽車、一汽集団、BYD、奇瑞汽車などのモデルがリスト入りし、対象モデルは省エネルギー乗用車、省エネルギー重量級商用車、プラグインハイブリッド乗用車、電気商用車、プラグインハイブリッド商用車、燃料電池商用車など多岐にわたる

・中国国家企業信用情報公示システムによると、経営再建中であったプレミアム電気自動車(EV)ブランドHiPhi (高合汽車)の新会社となる江蘇高合汽車有限公司が、5月22日に設立された。登記住所は江蘇省塩城市。
・登録資本金は1.43億米ドルで、カナダに本社を置く新興EVメーカーのEV Electraが69.8%、旧HiPhiの親会社である華人運通(江蘇)技術有限公司が30.2%の株式を保有。法定代表者にはEV Electraの創業者

・中国工業情報化部は5月21日、「車両購置税減免対象の新エネルギー車リスト(第17号)」を公布した。
・リストに掲載された電気自動車(EV)は、BYD傘下の仰望汽車(Yangwang)の「U9」、零跑汽車(Leapmotor)の「C16」、理想汽車(Li Auto)の「i8」など乗用車31モデル、バス39モデル、トラック86モデル、特殊車両268モデル。
・プラグインハイブリッド車(PHV)は、領克汽車(Lynk&Co)の「900」

・中国のスマートフォンメーカー小米集団(Xiaomi Corporation、シャオミ)傘下の小米汽車は5月22日、電気自動車(EV)の新型ミッドサイズSUV「YU7」を発表した。標準版、Pro版、Max版の3バージョンが設定され、7月中の発売を予定する。
・外観にはミッドサイズ電気セダン「SU7」のデザイン言語を踏襲し、流れるようなラインを採用する。水滴型のヘッドランプを採用し、180度の超広角照明にアップグレードしている。円環を

・東風汽車は5月23日、ファーウェイ(Huawei、華為)と包括的な戦略的提携合意書に調印したと発表した。
・両社は運転支援、スマートコックピット、車両制御、コネクテッドなど中核的な領域において深く協力する。ファーウェイはクラウドコンピューティング、AI、ビッグデータ、産業用IoTなどの領域における先進技術を活かし、東風汽車の研究開発から生産、サプライチェーンまで全体のバリューチェーンにわたるデジタル化・知能化を支援する。
・両社は