工場稼働状況
VW、スロバキアのブラチスラバとマルティンの2工場が夏季休暇などで稼働休止へ
・VWは7月10日、スロバキアのブラチスラバ(Bratislava)工場での車両生産を3週間(7月14日~8月1日)休止し、マルティン(Martin)部品工場でのトランスミッションおよびシャシー部品の生産も2週間(7月14日~7月25日)休止すると発表した。これらの稼働休止は、通常の夏季休暇に、定期的なメンテナンスや設備更新を目的とした計画的措置が加わった。
・ブラチスラバ工場は、稼働休止期間に200以上の保守・改修作業が予定されて

アウディ、ハンガリー・ジェール工場で新型「Q3」の生産開始
・アウディのハンガリー法人Audi Hungariaは7月10日、ハンガリー・ジェール(Győr)工場でコンパクトSUVの新型「Q3」の生産を開始したと発表した。
・デザインと技術面で改良が施された第3世代の「Q3」は、マイルドハイブリッドシステムを採用した内燃エンジン(ICE)車と、電気モードでの航続距離が最長119kmのプラグインハイブリッド車(PHV)が特徴で、搭載する一部のエンジンはジェール工場でも生産されている。新型「Q3

日産、英サンダーランド工場でeパワー搭載の改良型「キャシュカイ」の生産開始
・日産の欧州法人であるNissan Europeは7月9日、英国サンダーランド(Sunderland)工場でeパワー(e-POWER)システムを搭載したCセグメントSUVの改良型「キャシュカイ(Qashqai)」の生産を開始したと発表した。
・サンダーランド工場の生産ライン1で生産される改良型「キャシュカイ」は、クラス最高の燃費効率(100kmあたり4.5L)と最長1,200kmの航続距離(WLTP)を実現する改良されたeパワーシス

ステランティス、2025年上半期のイタリアでの生産台数は前年同期比26.9%減
・イタリア金属労連(FIM-CISL)は7月7日、2025年上半期のステランティスのイタリアの工場の生産データを発表した。生産量は、減少を示していた2024年上半期の水準よりさらに低下しているという。2025年通年の総生産台数は、乗用車約25万台を含めておよそ44万台と推定されている。
・ステランティスのイタリアでの2025年上半期の生産台数は22万1,885台となり、前年同期比で26.9%減少した。乗用車の生産台数は33.6%減の

フィアット、2025年11月から伊ミラフィオリ工場でMHVの「500」を5,000台生産へ
・ステランティスは7月4日、イタリア・ミラフィオリ(Mirafiori)工場で2025年末までにマイルドハイブリッド車(MHV)のフィアット「500」を5,000台生産する計画を発表した。同工場では現在、量産前車両の組み立てが行われており、量産は2025年11月に開始予定。
・フィアット「500」はハッチバック、助手席側に観音開きの小さな追加ドアを備えた3+1、およびカブリオレの3バージョンで展開され、1.0L 3気筒 FireFl

ステランティス Pro One、伊アテッサ工場で新型EVバン「カーゴボックス」の生産を開始
・ステランティスは7月3日、同社の大型バンを生産しているイタリアのアテッサ(Atessa)工場で、商用車部門Pro Oneの新型となる大型EVバン「カーゴボックス(Cargo Box)」の生産を開始したと発表した。
・同モデルは、室内長4,230mm、室内幅2,032mm、室内高2,150mmで、最大18.3立方メートルの荷室スペースを確保する。
・バッテリー電気シャシーキャブをベースに、最高出力270hp、最大トルク410Nmを発

ステランティス、EUの排出量削減圧力による工場閉鎖の可能性を警告、労組は雇用保護に向けた緊急措置を要請
・7月1日付の複数の欧州メディアは、ステランティスがEUのCO2排出量削減目標を達成できない場合、2025年末までにいくつかの工場の閉鎖を余儀なくされる可能性があり、これにより今後数年間で最大25億ユーロの罰金が科される可能性があると警告したと報じた。
・EUは現在、2025年から2027年までの排出量に基づいて罰金を算出しているため、自動車メーカーに若干の猶予を与えている。しかし、ステランティスの欧州部門責任者は、電気自動車(EV
