ドライブトレイン
ベルギーのPunch Powertrain、次世代高性能EVドライブトレインをTraxialと共に検証
・ベルギーのPunch Powertrainは7月11日、ベルギーのモーターメーカーTraxialと共同で実施した性能試験を5月に完了し厳しい条件下での最新の電気ドライブトレイン技術の互換性と強度を証明した。
・この試験ではPunch PowertrainのIV5 800V SiCインバーター(最大400kW)をTraxialの新型軸流モーターAXF300-85s(ピーク出力310kW、最大トルク730Nm)と組み合わせた。このモー

ZF、電気モーターの温度管理精度を高めたAI式TempAIソリューションを開発
・ZFは7月2日、ハードウェアの追加なしに電気モーター内部の温度を測定・予測できるAI式ソリューションTempAIを開発したと発表した。
・TempAIは、必要な計算リソースを最低限に抑えた自己学習式の物理的温度モデルに基づいて、既存の制御ユニットで動作する。従来システムより温度予測精度が15%以上向上し電子機械の熱利用精度を大幅に改善できる。その結果ピーク出力が最大6%向上し、走行時の現実的な排ガス世界基準であるWLTPサイクル

メルセデス・ベンツ、独ウンターテュルクハイム工場で新型「CLA」の電動駆動ユニットの生産を開始
・メルセデス・ベンツは6月30日、シュツットガルト・ウンターテュルクハイム(Unterturkheim)工場でCセグメントセダンの新型「CLA」の電気自動車(EV)バージョンの電動駆動ユニットとアクスルの生産を開始したと発表した。これらの部品はラシュタット(Rastatt)工場に送られ、「CLA」が生産される。クッペンハイム(Kuppenheim)工場が車体部品を、カーメンツ(Kamenz)工場がバッテリーを供給する。
・新労働契約

Garrett Motion、オーストリアの展示会に最新のEパワートレインソリューションを出展へ
・Garrett Motionは、5月14日から16日までオーストリアで開催される2025年ウィーン・モーター・シンポジウムにおいて、高速・高出力密度の電動パワートレインの詳細を発表する。このソリューションは、2025年の上海モーターショーで一般公開された。
・このスケーラブルなソリューションは、最大35,000rpmの電気モーター、高スイッチング周波数インバーター、特別設計された高比率減速機を備えている。銅やレアアースなどの使用量

BMW、Neue Klasseベースの高性能実験車でドライブトレインと制御システムをテスト
・BMWは2月17日、高性能テスト車両「BMW Vision Driving Experience」を公開した。この車両はノイエ・クラッセ(Neue Klasse)プラットフォームをベースにした電気自動車(EV)コンセプトで、ドライブトレインとドライビング・ダイナミクスを改良するために設計されており、市販を目的としたものではないという。この車両を使ったテストは、サウスカロライナ州スパータンバーグ(Spartanburg)工場内のパフ

IAA 2024:Cummins、HELMエンジンプラットフォームを採用した統合型ドライブラインコンセプトを発表
・Cummins (カミンズ)は、同社の幅広い製品群を活用した統合型ドライブラインコンセプトをIAA 2024で発表し、先進ディーゼル、ディーゼルハイブリッド、ゼロ炭素水素の3つのパワートレインオプションを紹介した。
・このドライブラインには同社のHELMプラットフォームの先進ディーゼルエンジンと水素内燃エンジン(ICE)、及び同社のゼロエミッション事業部門Accelera by Cumminの技術に基づく前輪・後輪アクスル、ブレー

Allison Transmission、Cumminsと電動ハイブリッドドライブトレインソリューションで提携
・Allison Transmissionは、Cumminsと共同で、輸送アプリケーション向けの電動ハイブリッドドライブトレインソリューションを開発すると発表した。両社はCumminsのBシリーズエンジンとAllisonのeGen Flex電気駆動式ハイブリッド推進システムを統合する。この統合ソリューションは、EPAの大型車向け温室効果ガス排出基準フェーズ3を満たし、2027年の製品投入時には信頼性の高い低排出ガス推進システムを提供

カマズ、子会社がAMTを開発中と発表
・ロシアのKAMAZ (カマズ)は6月16日、子会社であるTF KAMAがAMTの開発工程で最初のプロトタイプを生産したと発表した。組み立てはカマズの工場にて、A1310という作業名で行われた。
・このAMTは、マニュアルトランスミッションの1310TOを自動化した。このAMTは、ソフトウェアを含む全ての内蔵ユニットがロシア製となり、高い現地化レベルを実現したとしている。
・AMTのプロトタイプの試験は、重量級トラック「43118」
