事業戦略
エジプトのGB Auto、長安深藍のSUV「S05」と「S07」を投入
・エジプトで自動車の組立および販売を手掛けるGB Autoは9月17日、長安傘下の深藍汽車(Deepal)ブランドを8月にエジプトへ導入したと発表した。コンパクトSUV「S05」とミッドサイズSUV「S07」の2モデルを発売した。
・多様なニーズに対応するコンパクトSUVの「S05」は電気自動車(EV)版とレンジエクステンダーEV(REEV)版が設定されている。REEV版は発電機として機能する1.5Lエンジンと出力160kWの電動モ

トヨタ、ウーブン・シティで実証実験を開始
・トヨタは9月26日、静岡県裾野市に建設したモビリティのテストコースである「Woven City (ウーブン・シティ)」で、実証実験を開始したと発表した。
・ウーブン・シティには企業・個人が参画し、住民が居住する環境下で様々な製品やサービスの実証を行う。2025年9月からトヨタ関係者とその家族数世帯が住み始め、第1段階では300人程度が住む予定。
・ウーブン・シティの道は、歩行者専用の道、歩行者とパーソナルモビリティが共存する道、モ

吉利、新たな自動車専用船「Jisu Glory」で欧州へ車両を輸出
・吉利汽車は9月21日、浙江省寧波舟山港のRORO船専用ターミナルで、同社の2隻目となる自動車専用船「Jisu Glory (吉速荣耀)」の初航海を開始したと発表した。この船は、グループ傘下の吉利、極氪汽車(Zeekr)、スマート(smart)、ロータス(Lotus、路特斯)、遠程(Farizon)の5ブランドの車両を、英国やベルギーなど欧州の主要市場へ輸送する。
・船体は全長199.9m、全幅38m、計画満載喫水は10mで、標準車

ステランティス、ドイツでオペルのグローバル本社とステランティス・ドイツ本社の起工式を実施
・ステランティスは9月25日、独ヘッセン州リュッセルハイム(Rüsselsheim)にあるオペルの本社工場内に新設するグリーンキャンパスの起工式を実施したと発表した。この新キャンパスは、オペルのグローバル本社およびステランティス・ドイツの本社として機能するという。
・デベロッパーのVGPがマインツァー通り沿いの10万平方メートルの敷地に開発するこのプロジェクトは、フランスのポワシー、イタリアのミラフィオーリにある拠点と並んで、ステラ

グローバルデータ市場インサイト:IAA 2025:中国OEMは欧州の受託生産会社を再生させるか
※英GlobalData社 (旧LMC)のアナリストによるショートレポート (9月22日付) をマークラインズが翻訳したものです。
欧州自動車産業の構造変化
・欧州では従来の自動車OEMが外部委託生産への依存を減らす一方で、中国OEMがその空白を埋めつつある。ドイツ・ミュンヘンで開催されたIAA Mobility 2025は、欧州の自動車産業における明確な変化を浮き彫りにした。欧州OEMが自社工場の生産能力を超過した分を中心に利用し

米TELO Trucks、都市型ミニ電気ピックアップトラック向けに2,000万ドルを調達
・2022年に設立されカリフォルニア州サンカルロス(San Carlos)に本拠を置くTELO Trucks (初の都市型ミニ電気ピックアップトラックを生産するメーカー)は9月23日、シリーズAラウンドで募集を上回る2,000万ドルの資金を調達したと発表した。本ラウンドは、デザイナーのYves Behar氏と、テスラの共同創業者でSpero VenturesのベンチャーパートナーであるMarc Tarpenning氏が主導し、他の投

サウジアラビアのCEER、新ビジュアルアイデンティティを発表
・サウジアラビア初の電気自動車(EV)メーカーであるCEERは9月21日、新たなビジュアルアイデンティティを発表した。同社は、自動車業界で初めてアラビア語と英語を組み合わせたバイリンガルロゴを公開した。この新たなデザインは、アラビア語における「CEER」の意味である「動き」や「進歩」を体現しているという。
・さらにCEERは、世界市場に投入予定のセダンとSUVに共通する独自のデザイン要素も披露した。それは、全車に採用される32本のラ
