労使交渉
ステランティス、イタリアのカッシーノ工場で265人が自主退職へ
・イタリア金属労連(FIOM-CGIL)は6月10日、ステランティスがカッシーノ(Cassino)工場で265人の自主退職を確認したと発表した。プラートラ・セッラ(Pratola Serra)、ポミリアーノ・ダルコ(Pomigliano d’Arco)、テルモリ(Termoli)、メルフィ(Melfi)、ミラフィオリ(Mirafiori)の各工場に関しても以前に自主退職が発表されている。これで今年に入ってからの人員削減は2,000人

イベコ・グループ、労働組合と2025-26年の労働協約を締結
・イベコ・グループと労働組合は6月6日、イタリアの従業員1万4,000人超を対象とした、2025年から2026年における新たな労働協約(経済的部分)を締結した。この協約は2023年3月に署名された2023年から2026年における労働協約に付随する。
・2024年12月に始まった協議の間、双方は物価の上昇について検討し、2年間で6.5%の賃上げで合意した。従業員はまた、一時金240ユーロの支給を2回受けるという。
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ステランティス、イタリアの労働組合と2025–2026年の集団労働協約を締結
・ステランティスは6月6日、2023年から2026年までの集団労働協約のうち、後半2年間の経済的条項に関する新たな合意をイタリアの主要な労働組合と締結した。今回の合意は、同社と労組との長年にわたるパートナーシップを継続するものである。主な変更点には、昇給、業績連動型賞与基準の改善、および職務分類の改善に関する作業の再開が含まれる。
・従業員は2年間で平均135ユーロの昇給に加え、2025年6月と2026年4月にそれぞれ240ユーロの
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イタリア労組、経営者団体との労働協約交渉難航で6月20日に全国ストを呼びかけ
・イタリア金属労連(FIOM-CGIL)とイタリア金属機械労連(FIM-CISL)は5月30日、金属機械産業の経営者団体Federmeccanicaと設備関係の経営者団体Assistalが全国労働協約の失効から1年近く経過しているにもかかわらず、労働協約に関する話し合いの再開を拒否したと発表した。このため、FIOM、FIM、イタリア機械工業労連(UILM)の3組合は抵抗姿勢を強めているという。
・これらの労組は、6月20日に8時間の

イベコ・グループ、減益を受け防衛部門を分離へ 労組は懸念を表明
・5月15日付の複数メディア報道によると、イベコ・グループは2025年第1四半期の業績が低迷したことを受け、防衛部門の売却または分社化の計画を進める予定だという。産業用車両部門の営業利益は、主に欧州でのトラック需要の減少により42%減の1億1,700万ユーロとなった。
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは、防衛部門の売却がイベコの弱体化を招き、雇用の安定に影響するとの懸念を表明した。同組合は詳細を検討し、雇用と会社の将来への潜在

伊労組、アウディのイタルデザイン売却計画に反対、雇用と産業への影響を指摘
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは5月9日、アウディが計画しているVWグループ傘下のイタルデザイン(Italdesign)の売却に反対すると発表した。
・FIOM-CGILは声明で、「イタルデザインはイタリアがVWグループに対して果たしている貢献の重要な部分を占めており、維持・強化されるべきである。当組合は、ドイツの組合とも協力し、この重要な設計・エンジニ アリング拠点を守るために必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。
・同組

ステランティス、伊メルフィ工場で希望退職により500人の雇用を削減へ
・イタリア金属労働者連合(FIOM-CGIL)、CUB、FISMIC労組は5月7日、ステランティスのメルフィ(Melfi)工場において500人規模の人員削減が確認されたと発表した。
・労働組合側は、新たなCEOが不在であること、イタリア事業再建に向けた明確な産業計画が示されていないことを指摘し、この動きを批判した。FIOM-CGILは、今回の措置をステランティスによるイタリア国内プレゼンス縮小に向けた広範な計画の一環と捉え、人員削減

伊労組、EUの資金不足と米国関税の中、雇用保護と伊自動車産業再生のための緊急行動を要請
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは4月23日、第10回代議院生産活動委員会の会議において、危機管理、レイオフの停止による雇用保護、グリーン・ハイテク移行支援のため、緊急時に失業リスクを緩和する一時的支援策(SURE)の変更を要請した。同会議は、EUの自動車計画についてヒアリングを行うために開催された。欧州製自動車に対する25%の米国関税により、状況は悪化している。
・組合はまた、イタリア政府に対し、最近80%削減された自動車国

ステランティス、イベコ、CNH従業員、賃金と雇用の安定を求めストライキ
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは4月18日、ステランティスの複数の工場(ミラフィオリ、ヴェローネ、プラートラ・セッラ、テルモリ、アテッサ、カッシーノ)、イベコ(ピアチェンツァ、フォッジャ、トリノ、ブレシア、スッザーラ)、CNH Industrial (トリノ)の従業員が公正な賃金を求めてストライキを実施していると発表した。
・2年間の労働協約の更新をめぐる話し合いが停滞しているため、特に従業員が長年社会的セーフティネットに頼
