プラスチック
BASF、EV用高電圧コネクター向けUltramid Advanced Nを発表
・BASFは6月2日、ポリフタルアミド(PPA)製品群にUltramid Advanced N3U42G6を追加すると発表した。この製品は非ハロゲン系難燃剤を加えたポリアミド9Tで、eモビリティ向け電気・電子(E&E)部品の金属接点の電食を最小限に抑える。
・PPAは電気自動車(EV)のインバーター、DC/DCコンバーター、バッテリーなどに使用される高電圧コネクターの安全性と耐久性を高めるもので、薄肉の高電圧コネクターの堅牢性と信

Borealis、ドイツでリサイクル可能な軽量ポリマーフォームの生産能力増強に投資
・オーストリアのポリオレフィンメーカーBorealisは5月26日、ドイツ・ブルクハウゼン(Burghausen)工場に1億ユーロを投資して高溶融強度ポリプロピレン(HMS PP)ラインを新設すると発表した。操業開始は2026年後半の予定。この新ラインにより同社の完全リサイクル可能なHMS PPの供給能力は3倍になる。
・同社はDaploy High Melt Strength ポリプロピレンと呼ばれるフォーム(発泡)ソリューショ

独Covestro、使用済みヘッドランプからリサイクルしたポリカーボネートを発表
・ドイツの材料メーカーCovestroは4月15日、自動車の使用済みヘッドランプから作られたポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリカーボネートの新製品群を発表した。これにより自動車業界の循環型ソリューションを推進するという。ドイツ国際協力公社(GIZ)、VW、蔚来汽車(NIO)との提携で開発されたTÜV Rheinland認証取得材料は50%のリサイクル素材を含んでおり、現在商業的に入手可能である。
・VWと蔚来汽車は将来の車

BASF、起亜のコンセプトカー「EV3 Study Car」に素材ソリューションを提供
・BASFは4月8日、現代グループのコンセプトカーである起亜「EV3 Study Car」に対し、素材ソリューションを提供したと発表した。BASFの革新的かつ持続可能な高性能素材を用いた同コンセプトカーは、車両性能、デザイン、機能性の向上に加え、環境負荷の低減も図れるよう設計されている。
・この「EV3 Study Car」には、BASFの8種類の持続可能な素材が、車両のさまざまな部品やコンポーネントに採用されている。これらの素材ソ

独CREAT、フィンランドのTactoTekと提携しIMSE技術で自動車用照明を推進
・フィンランドの射出成形メーカーTactoTekは3月26日、自動車用システム開発の主要パートナーであるドイツのCREATが、TactoTekのIn-Mold Structural Electronics (IMSE)技術を同社の設計およびエンジニアリングソリューションに統合するライセンス契約に署名したと発表した。これにより、自動車用照明の技術革新性がさらに促進されることになる。
・TactoTekのIMSE技術により、CREAT

Global Impact Coalition、オランダとドイツで自動車用プラスチックのリサイクル試験を開始
・世界経済フォーラム(World Economic Forum)で発足したCEO主導のプラットフォームであるGlobal Impact Coalition (GIC)は2月18日、BASF、Covestro、SABIC、SUEZなど、化学およびリサイクル業界の世界的リーダー7社と共同で、世界初の自動車用プラスチック循環試験を開始すると発表した。この試験プロジェクトの目的は、使用済み自動車(ELV)からプラスチックをリサイクルし、環境
