スチール
Tata Steel、英ポート・タルボットで年産300万トンの電気炉を着工
・Tata Steel (タタ・スチール)は7月14日、英国・ウェールズ南部のポート・タルボット(Port Talbot)で電気炉施設の起工式を行ったと発表した。この建設プロジェクトは12億5,000万ポンドを投じる低CO2製鉄への変革の一環で、英国政府が5億ポンドを出資する。電気炉は2027年末に試運転開始予定。
・この電気炉はポート・タルボットの炭素排出量を約90%削減するとみられる。これは年間500万トンのCO2に相当する。

thyssenkrupp、ドイツDuisburgに8億ユーロを投じたハイテク工場新設
・thyssenkruppグループ傘下のthyssenkrupp Steel Europeは、約2年間の建設および組み立て作業を経て、ドイツDuisburgに新たにハイテク工場を開設したと発表した。
・約8億ユーロを投資したこの施設は、電動モビリティや再生可能エネルギーなどの分野向けに、より強く、より薄いプレミアムスチールの生産に重点を置いている。この投資はまた、困難な市場にもかかわらず、Duisburgを欧州最大の鉄鋼拠点として維

thyssenkrupp、独ホーエンリンブルク工場のウォーキングビーム炉システムを更新
・thyssenkruppは6月30日、ドイツ・ホーエンリンブルク(Hohenlimburg)にある子会社thyssenkrupp Hohenlimburgが工場のウォーキングビーム炉3 (HBO 3)の近代化に数十万ユーロを投資したと発表した。
・この近代化により将来の環境・安全規制への適合、エネルギー消費の削減、水素を用いた操業が可能となり、気候ニュートラルな鉄鋼生産への重要な一歩が記される。
・このプロジェクトは2023年

スウェーデンのSSAB、ポーランドのPolmotorsと提携し自動車部品向けに化石燃料を使用しない鉄鋼の供給を開始
・スウェーデンの鉄鋼メーカーSSABは6月26日、ポーランドのティア1自動車部品サプライヤーであるPolmotorsと、同社の構造用自動車部品およびアセンブリ向けに化石燃料を使用しない鉄鋼の将来的な供給に関する契約を締結したと発表した。
・この提携は、SSABの低炭素鋼に関する専門知識とPolmotorsの主要OEM向け部品製造の経験とを組み合わせ、過酷な自動車用途において化石燃料を使用しない鉄鋼材料の可能性を探ることを目的として

thyssenkrupp、独デュイスブルグ・ブルクハウゼン工場で連続鋳造ライン4を立ち上げ
・ドイツのthyssenkruppの子会社thyssenkrupp Steel Europeは6月6日、ドイツ・デュイスブルク(Duisburg)のブルックハウゼン(Bruckhausen)工場で新しい連続鋳造ライン4 (SGA 4)の試運転で最初のスラブ鋳造に成功したと発表した。
・これは新工場を今後数週間以内にフル稼動させる上で重要なステップとなる。これには新しい完全自動化スラブ保管ヤード、新予備処理ライン1つと新ウォーキング

thyssenkrupp Steel、CWIEME 2025でモビリティのCO2削減イノベーションを発表
・thyssenkrupp Steelは6月2日、ベルリンで開催されるモーター巻線等の展示会CWIEME (Coil Winding, Insulation & Electrical Manufacturing Exhibition) 2025においてエネルギーとモビリティの移行に向けたbluemint powercoreブランドのソリューションを紹介すると発表した。同社は生産時のCO2原単位を最大50%削減するbluemint p
