・欧州自動車部品工業会(CLEPA)は6月4日、中国のレアアース元素と磁石の輸出規制により、欧州の自動車部品産業に重大な混乱が生じていると報告した。これらの規制により、欧州全土で複数の生産ラインと工場が停止に追い込まれており、在庫が不足する中、今後数週間でさらに深刻な影響が予想されている。
・中国のレアアース規制の影響を受ける部品は、内燃エンジン車(ICE)と電気自動車(EV)の両方にとって不可欠である。4月初旬以降、中国当局に数百

・ルノー、オランダのカーシェアリング企業の大手MyWheelsやWe Drive Solarは6月5日、オランダのユトレヒト(Utrecht)市と提携し、欧州初の大規模なV2G (Vehicle to Grid)カーシェアリングサービスを開始すると発表した。このプロジェクトは、既に屋根の35%に太陽光パネルが設置されている同市において、よりクリーンで効率的なエネルギーシステムの運用を支援する。
・V2G技術を活用することで、電気自動

・ドイツの化学メーカーWACKERは6月2日、ドイツ・シュトゥットガルト(Stuttgart)で6月3日から5日までで開催される欧州バッテリーショー2025でeモビリティ向けに設計された新しいシリコーン樹脂製品を紹介すると発表した。 
・主なハイライトは以下の通り： 
　- SEMICOSIL 9649 TC：電気自動車(EV)のパワーエレクトロニクス用熱伝導性ギャップフィラー。電子部品の熱を車両の冷却システムに伝えて熱管理とシステ

・ステランティス傘下の自動化システム企業Comauは6月3日、ドイツ・シュトゥットガルト(Stuttgart)で6月3日から5日までで開催される欧州バッテリーショー2025でバッテリーセルの成形と生産に関する最新のイノベーションを紹介すると発表した。 
・成形・試験システム用実験装置：少量バッチおよび実験室規模のバッテリーセル試験用に設計されたモジュール式の柔軟なソリューションでスロベニア国立化学研究所向けに開発された。温度を変えて

・吉利汽車が傘下の電動モビリティに特化した商用車ブランドの遠程(Farizon)をブラジルに導入する計画だと、6月4日付のブラジルのメディアのAutoIndústriaが報じた。
・南部パラナ州を拠点とする企業のGrupo Timberが立ち上げを主導するという。Grupo Timberは、2024年から同じく吉利汽車傘下で電気自動車(EV)に特化したブランドの雷達(Riddara)を通じて現地のピックアップトラック市場に参入してい

・中国の大型円筒形バッテリー技術のイノベーターLeawat (Yantai Leawat-Power Technologies：煙台力華電源科技)は6月3日、欧州バッテリーショー2025で先進的な46シリーズ大型円筒形バッテリーを発表した。 
・同社はフルカレントパス(full-current-path)設計とタブレス設計という特許取得済の新たな設計手法を紹介した。これらの設計では溶接を完全に排除して内部抵抗を20％削減することで電

・米国の特装車メーカーOshkoshは6月3日、防衛部門を輸送部門に改称すると発表した。輸送部門は引き続き、軽戦術車両とモビリティ・ソリューションを防衛分野の顧客に提供していくとしている。
・さらに、輸送部門は、米国郵政公社(USPS)との次世代配送車(NGDV)契約に代表されるように、商用車市場への拡大に注力するという。同契約に基づく量産は2025年後半になる見込み。
(Oshkosh Corp. release on June

・高性能バッテリーソリューションの世界的リーダーAESC (横浜市西区)は6月3日、フランス・ドゥエー(Douai)ギガファクトリーが稼働したと発表した。 
・ドゥエー工場の年間生産能力は10GWhで現在ルノーに先進的バッテリーを供給している。これは電気自動車(EV) 20万台分の電力に相当する。同工場はすでに650人の雇用を創出しておりフル稼働時には従業員を1,000人まで増員する計画である。 
・ドゥエー工場では電極生産、セル組

・英国の全固体電池メーカーIlikaは5月1日、主要なOEMとティア1パートナーから、同社のP1 Goliath全固体電池のプロトタイプが性能仕様要件に適合していることの確認を得たと発表した。
・Ilikaはエネルギー容量、充電速度、電力供給、サイクル性能を対象とした試験で、P1セルが顧客の仕様に適合していることが示されたことを確認した。P1セルはロット全体でばらつきの少ない性能と所定の電気化学的挙動を示した。
・今回の試験はパート

・韓国のバッテリー・エネルギー関連調査会社SNE Researchは6月4日、2025年4月の電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)のグローバルでのバッテリー搭載量データを公開した。
・1-4月の車両搭載量は前年同期比40.2%増の308.5GWhだった。トップ10電池メーカーの国別のシェアは、中国メーカーがシェア68.0%、韓国系メーカーが17.8%、日本が3.0%となった。
・また1-4月

・ZF Friedrichshafenは6月3日、新しいeドライブプラットフォームSELECTを発表した。同社ではSELECTの全てのコンポーネントを量産化しやすいように設計した。これにより自動生産と複数購買が簡単になり、需要の変化に応じた速やかな増産能力や柔軟性がもたらされる。 
・SELECTプラットフォームは複数のコンポーネントモジュールで構成されている。十分な試行を重ねたPSM (永久磁石同期モーター)とASM (非同期モー

・ZFは6月3日、8速ATの先進コンセプト8HP evoを発表した。様々なハイブリッドプラットフォームに効率性と柔軟性を提供する。8HP evoコンセプトでは電気モーター、パワーエレクトロニクス、ソフトウェアの改良によりトランスミッションの電動化が進み効率も向上した。同社は8HP evoコンセプトに基づき外部充電不要の400Vハイブリッド車プラットフォーム専用ソリューションを提供する。 
・ZFは次世代電動レンジエクステンダーシステ

・ZF Friedrichshafenは6月3日、電気自動車(EV)向け次世代熱管理システムTherMaSを発表した。TherMaSは冷媒にプロパンを使用し、冷却性能の大幅向上と効率的で省スペースな構造を実現した。試験では最適化した熱管理とドライブトレインの廃熱利用改善によりEVの航続距離が冬期の厳しい条件で最大10％、過酷な条件で最大30％伸びた。 
・TherMaSは-25℃から+35℃の間で最低10kWの冷却・加熱を行ってバッ

・スズキは6月5日、部品供給不足に伴い相良工場(静岡県牧之原市)で生産が一時停止している「スイフト(Swift)」について、部品供給に目途が立ったと発表した。
・相良工場での「スイフト」の生産は、6月13日に一部が再開、16日以降に通常稼働する。
・今回の部品供給不足で、同じ工場で生産する「スイフトスポーツ(Swift Sport)」に影響は出ていないという。
スズキのリリースをみる

・thyssenkrupp Steelは6月2日、ベルリンで開催されるモーター巻線等の展示会CWIEME (Coil Winding, Insulation & Electrical Manufacturing Exhibition) 2025においてエネルギーとモビリティの移行に向けたbluemint powercoreブランドのソリューションを紹介すると発表した。同社は生産時のCO2原単位を最大50％削減するbluemint p

・ダイハツは６月５日、軽自動車トールワゴンの新型「ムーヴ(Move)」の発売を発表した。
・第７世代モデルとなる新型「ムーヴ」は、合理性とこだわりのメリハリをもって良いものを見極める顧客に選んでもらえるよう、機能とスタイルを両立させた質感高いデザインを採用。近年ニーズが高まる後席スライドドアを同モデルとして初めて採用し、全グレードで標準設定した。
・車体サイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,655/1,670mm、