※英GlobalData社 (旧LMC)のアナリストによるショートレポート (5月1日付) をマークラインズが翻訳したものです。
ファーウェイ：自動車ブランドでなくても圧倒的な存在感
・ファーウェイ(Huawei、華為)はもはや単なるサプライヤーではない。中国における自動車の作り方のルールを書き換えつつある。
・上海モーターショー2025 (会期：4月23日‐5月2日)において、ファーウェイは2つのブースで自社の技術力を披露した。「

・吉利汽車控股有限公司(以下、吉利汽車)は5月7日、傘下のプレミアム電気自動車(EV)ブランド極氪智能科技有限公司(極氪汽車、以下、Zeekr)の発行済み株式すべてを買収すると発表した。吉利汽車は現在Zeekrの株式の65.7%を保有しており、買収が完了すれば、Zeekrは吉利汽車の完全子会社となる。
・吉利汽車は2024年9月に「台州宣言」として戦略的転換の新たな段階に入ること表明していた。今回の動向はその一環であり、ブランドシナ

・パキスタンのCapital Smart Motors（CSM）は4月30日、吉利汽車と覚書を締結した。CSMはこの提携に基づき極氪汽車（Zeekr）、雷達（Riddara）、遠程新能源（Farizon）など吉利の新エネルギー車（NEV）ブランドをパキスタン市場に導入する。
・電気自動車（EV）ブランドの極氪汽車はセダンとクロスオーバーのEVを、雷達は中国で電気ピックアップトラックを、遠程新能源はバス、小型商用車、大型トラックなどの

・吉利汽車傘下の領克(Lynk & Co)ブランドは4月29日、プラグインハイブリッド車(PHV)の新型フルサイズSUV「900」を発売した。全4グレードが設定され、価格は28.99万元-39.69万元。
・外観はFlush Door技術を採用し、美しさとシンプルさを備えたテクノロジーの魅力を表わしている。フロントに水平に広がるインタラクティブスクリーンを装備し、バックドアは電動となる。ボディカラーは5色、内装は3色から選択できる。

・吉利傘下の遠程新能源商用車集団有限公司(Farizon New Energy Commercial Vehicle、Farizon Auto、以下、遠程新能源)とボッシュ商用車グループは4月25日、上海モーターショー2025において、先進メタノール技術の共同開発に関する戦略的協力協定を締結した。
・両社は、スマート電気自動車(EV)とメタノール水素電気商用車の世界的な普及と展開を後押しするため、研究開発とシステム統合で協力する。両

・吉利傘下のプレミアム電気自動車(EV)ブランド極氪汽車(Zeekr)は4月23日、上海モーターショー2025(会期：4月23日‐5月2日)において、プラグインハイブリッド車(PHV)のフルサイズフラッグシップSUV「9X」を世界初公開したと発表した。ピーク充電速度1.3MWのV4超急速充電スタンドの稼働とあわせ、2025年第3四半期に世界発売される。
・「9X」のパワートレインはEVとPHVの技術を組み合わせている。最高出力205

・ルノーと吉利汽車傘下のパワートレインメーカーHorse Powertrain (以下、Horse)は4月23日、上海モーターショー2025で、「Future Hybrid Concept」パワートレインと幅広いエンジンラインナップを発表した。
・同社は、レンジエクステンダー電気自動車(REEV)やハイブリッド車(HV)のために用意された8種類のパワーユニット・トランスミッションを展示した。また、代替燃料を使用するエンジンも展示した

・サウジアラビアを本拠に大手自動車メーカーのモデルを取り扱うJameel Motorsと吉利汽車傘下の遠程新能源商用車集団有限公司(Farizon New Energy Commercial Vehicle、Farizon Auto、以下、遠程新能源)は、UAEのアブダビで開催されたElectric Vehicle Innovation Summit (EVIS)で、新型となる小型電気トラック「Farizon H9E」を初公開した。

・現地の複数メディアの4月23日付報道によると、アルゼンチン政府は4月16日、初回の無関税輸入枠として承認された電気自動車(EV)メーカーのリストを発行した。リストにはBYD、零跑汽車(Leapmotor)、Enoreve (天際汽車/Enovate Motors)、MG、吉利汽車傘下の領克(Lynk&Co)ブランドなど複数の中国ブランドが掲載されたという。
・とりわけLynk&Coは、アルゼンチン市場への参入を発表していなかったが

・エチオピアのKerchanshe Groupは4月17日、浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)と提携し、エチオピアにおける吉利汽車の独占配給会社になったと発表した。この提携により、同市場に吉利汽車の高性能車両が導入され、顧客への技術サポートが提供される。
・さらに、Kerchanshe Groupの自動車部門であるKerchanshe Autoは、まもなく吉利モデルの現地組立を開始する予定。

・上海モーターショー2025 (第21回上海国際汽車工業展覧会、Auto Shanghai 2025）が4月23日、中国・上海市の上海国家会展中心で開幕した。23-24日がプレスデー、25-26日がビジネスデー、27日から5月2日が一般公開となる。「Embracing Innovation, Empowering the Future (イノベーションを取り入れ、未来に力を与えよう)」をテーマに、中国内外から約1,000社の企業を招

・タイ政府は、商用電気自動車(EV)に投資する企業への新たな免税措置を承認した。これはEV普及拡大に向けた一歩と受けとめられているものの、業界関係者によると持続可能で環境負荷の少ない輸送手段への移行を加速させるには、さらなる対策が不可欠だという。4月17日付のタイのメディアのBangkok Postが報じた。
・2025年3月27日に閣議で承認されたのは、電気バスと電気トラックを含む大型の商用EVに投資する企業に適用される法人税の免

・ルノーと吉利汽車傘下のパワートレインメーカーHorse Powertrain (以下、Horse)は4月17日、上海モーターショー2025において、「Future Hybrid Concept」を初公開すると発表した。このコンセプトは、内燃機関(ICE)、電気モーター、トランスミッションを1つのコンパクトなユニットに統合したものである。 
・この新しいパワートレインにより、自動車メーカーはバッテリー電気自動車(BEV)プラットフォ

・タイにおける吉利ブランドの電気自動車(EV)配給会社であるThonburi Neusternは新たな投資計画を進めている。Thonburi Neusternはタイでの部品物流網と倉庫の立ち上げについて、吉利汽車集団と協議しているという。タイ現地紙Bangkok Postが4月18日に報じた。
・施設の設置は、タイで吉利ブランドへの信頼性を構築するための短期戦略の一環である。投資額は明らかにされていないが、予算がまもなく確定する見込

・吉利傘下のロータステクノロジー (Lotus Technology Inc.)は4月16日、吉利国際(香港)有限公司が4月14日にプットオプションを行使したと発表した。これにより、ロータステクノロジーはLotus Advance Technologies Sdn Bhd (ロータスUK)株の51%を取得することになる。
・ロータステクノロジーは、事前に合意された価格に基づく現金以外の取引により、ロータスUK株の51%を取得する予定

・中国工業情報化部は4月14日、「車両購置税減免対象の新エネルギー車リスト(第16弾)」を公布した。
・リストに掲載された電気自動車(EV)は、広汽埃安(Aion)の「AION UT」、零跑汽車(Leapmotor)の「C10」、長安凱程の「V919」など乗用車50モデル、バス31モデル、トラック44モデル、特殊車両201モデル。
・プラグインハイブリッド車(PHV)は、吉利銀河(Geely Galaxy)の「星耀8」、奇瑞汽車の「

・オランダの位置情報データ技術企業HERE Technologiesは、上海モーターショー2025に初参加すると発表した。同社はHERE Navigation、HERE AI Assistant、ADAS Cockpit Experience、ThunderSoft Demo などソフトウェア定義車両（SDV）に向けた最新技術の紹介や、インタラクティブなデモンストレーションを行う。 
・HEREは電気自動車（EV）、ナビゲーションオ

・吉利傘下のプレミアム電気自動車(EV)ブランド極氪汽車(Zeekr)は4月15日、シューティングブレーク「007」のツーリングバージョンとなる「007 GT」を発売した。後輪駆動版と四輪駆動版の2バージョン、全3モデルが設定され、価格は20.29万元-23.29万元。
・外観は独自のシューティングブレークデザインを採用しており、クラムシェルデザインのボンネット、フレームレスドアミラー、サッシュレスドアなどが特徴。リアトランクの容量

・吉利汽車は、ブラジル・パラナ(Paraná) 州サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス(Sao Jose dos Pinhais)にあるルノー工場での車両生産計画の承認を延期した。4月11日付ブラジルメディアのAutoIndústriaが報じた。
・吉利とルノーは2月にブラジルでの生産に関する協定を締結し、7月からはブラジルでの吉利車の輸入販売を開始する計画。ルノーの現地法人Renault Latin AmericaのLuiz Ferna

・吉利汽車は4月9日、ルノーとのブラジルにおける戦略的提携に基づき初めて同国市場で発売するモデルとしてコンパクト電気SUV「EX5」を発表した。
・スウェーデンのヨーテボリ、中国上海、英コヴェントリー、伊ミラノに所在する吉利汽車のグローバルデザインセンターが協力して開発した。ブラジルを含む90カ国以上の規制基準を満たしているという。
・「EX5」はブラジルで7月の発売を予定しており、全土60のディーラーで取り扱う。知能化、安全性、車