・日産の北米現地法人Nissan North Americaは7月1日、ミッドサイズSUVの「ローグ(Rogue)」の2021-2024年型、ミッドサイズセダンの「アルティマ(Altima)」の2019-2020年型、インフィニティのミッドサイズSUVの「QX50」の2019-2022年型、ミッドサイズSUVの「QX55」の2022年型のうち、1.5L 3気筒エンジンか2.0L 4気筒可変圧縮比ターボエンジン(VCターボエンジン)を

・調査会社DesRosiers Automotive Consultants (DAC)が7月3日に発表した2025年6月のカナダ新車販売台数(速報値)は、前月比では減少したものの、低調だった前年同月との比較では5.3%増の17万8,000台だった。2025年6月は、2024年6月よりも営業日が2日少なかったにもかかわらず、前年同月比の販売台数は増加した。
・6月の季節調整済み年率換算販売(SAAR)は181万台/年で、2025年に

・カナダは６月２９日に米国のテック企業を対象としたデジタルサービス税(DST)を撤回すると発表した。これを受け、ホワイトハウスのKevin Hassett経済顧問は３０日、米国はカナダとの貿易交渉を速やかに再開すると述べた。３０日付けCBC/Radio Canadaの報道とLutnick米商務長官のXへの投稿で明らかになった。
・このデジタルサービス税は、Amazon、Google、Meta、Uber、Airbnbなどの米国企業が、

・トランプ大統領は6月27日、自身のSNS (Truth Social)にカナダとの通商協議を打ち切ったと投稿し、その理由として、カナダが米国企業を含むすべてのハイテク企業に課すデジタルサービス税(DST)の導入を挙げ、"米国に対する直接的で露骨な攻撃"であるとしている。6月30日に最初の支払いが予定されている。27日付けの複数の米国メディアが報じた。
・大統領は、「このひどい税制に基づき、我々はカナダとの貿易に関するすべての協議を

・カナダのバッテリー原料会社Electra Battery Materialsは6月19日、トロント北部にあるコバルト製錬所での初期工事に着手したと発表した。この製錬所はバッテリー用硫酸コバルトの量産に向けて設計された北米で唯一の施設で、同社では2023年の建設中断を経て完工を目指している。
・初期工事には本格的な建設再開に備える現場の準備活動が含まれる。75万カナダドル(約7,900万円)を投じるこの工事では、以前現場に搬入された

・BlackBerryのQNX部門は、Vector Informatikとの間で基盤車両ソフトウェアプラットフォームの開発と提供に関する覚書(MoU)を締結したと発表した。
・これにより、ソフトウェア定義車両(SDV)の開発が加速し、自動車ソフトウェア統合の複雑さが軽減される。Vectorの安全なミドルウェア技術とQNXの安全性認定オペレーティングシステムを組み合わせたこのプラットフォームは、軽量で信頼性が高く、最適化されたコアとし

・カナダの複数メディアの6月19日付報道によると、トヨタのカナダ法人であるToyota Motor Manufacturing Canada (TMMC)は、オンタリオ州のケンブリッジ(Cambridge)およびウッドストック(Woodstock)の車両組立工場にバッテリーパックの組立ラインの設置を計画しているという。2026年初頭に開始予定の両工場でのコンパクトSUVの新型「RAV4」の生産に備える。
・オンタリオ州の2つの工場で

・6月19日、カナダのマーク・カーニー(Mark Carney)首相は、トランプ大統領の関税によって輸出の減少や雇用削減などの深刻な打撃を受けている国内の鉄鋼・アルミニウム産業を安定させるための新たな措置を発表した。20日付のCBC/Radio Canadaが報じた。
・発表されたカナダ連邦政府の新プログラムには、外国産鉄鋼の輸入割り当て案と、カナダと米国が7月21日までに貿易協定を締結できない場合の米国からの輸入品への増税案が含ま

・韓国の複数メディアは、同国のKorea Zincがカナダの鉱物資源開発企業The Metals Company (TMC) の株式約5%を約8,500万米ドル (122億9,015万円) で取得すると報道した。今回の出資は、TMCが採掘準備を進めているマンガン鉱石を安定的に調達することを目的とする。Korea Zincは今後、TMCが採掘した資源を韓国内外で製錬するなどの方法を通じて事業連携を強化する。また、両社は米国内でニッケル

・BlackBerryの一部門であるQNXは6月18日、QNXソフトウェア開発プラットフォーム(SDP) 8.0が、Eclipse FoundationのSafe Open Vehicle Core (S-CORE)プロジェクトの基盤オペレーティングシステムとなると発表した。これにより、OEMのソフトウェア定義車両(SDV)開発スケジュールを前倒しし、プロジェクトを実稼働におけるコスト削減を目指す同グループの取り組みが加速する。
・

・AIを活用した先進運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)向けソフトウェア開発で知られるLeddarTech Holdingsは6月16日、カナダの破産・債務整理法(Bankruptcy and Insolvency Act: BIA)に基づき、破産手続きに入る意向を発表した。 
・事業戦略の見直しを実施したものの、適切な買収先や商業パートナーを見つけることができず、また十分な資金調達にも至らなかったことから、同社取締役

・ステランティスは6月18日、クライスラー・カナダ(Chrysler Corporation of Canada Limited)を1925年の6月17日にオンタリオ州ウィンザー(Windsor)に設立してから100年という節目を迎えたと発表した。
・1929年、クライスラー・カナダはウィンザーに、同社としてはカナダ初の車両組立工場を開設した。それが現ウィンザー工場の核となっており、クライスラーの「パシフィカ(Pacifica)」、

・トランプ大統領とカナダ・カーニー首相は6月16日、今後30日以内に二国間の貿易問題を整理し、関税に関して何らかの合意を得ることに期限を設けることで合意した。同日付のカナダのメディアCBC/Radio Canadaが報じた。
・カナダの首相府(PMO)によると、両首脳はG7サミットの傍らで会談し、来月中の合意を目標に貿易交渉を加速させる必要があるとの意見で一致したという。数カ月に及ぶ貿易戦争に終止符を打つため、双方とも明確な期限を設

・ロンドンに本社を置きフリートの電動化と蓄電池事業を手掛けるZenobēは6月15日、カナダ・オンタリオ州ブランプトン(Brampton)市当局とともに公共バス電動化プロジェクトで、金融サービスのTD Securities Inc.や自動車メーカーなどを含む、英国とカナダに拠点を置く企業グループを主導すると発表した。40億カナダドル(約4,300億円)規模のパートナーシップを立ち上げ、公共交通機関Brampton Transitのバ

・6月16日、トランプ大統領はカナダ・アルバータ州で開催されているG7サミット(会期：6月15～17日)でカナダのマーク・カーニー(Mark Carney)首相と会談し、貿易協定について楽観的な見方を示した。同日付のカナダメディアCBC/Radio Canadaが報じた。
・G7サミットが始まる前のカナダとの二国間会談に先立ち、大統領は記者団に対し、今回の会談の最大の焦点は貿易であり、両国は「何かを成し遂げられる」と確信していると述

・フォードのカナダ法人Ford of CanadaのBev Goodman CEOは6月10日、北米の自動車産業に関税が重くのしかかっているものの、フルサイズピックアップトラックの「Fシリーズ スーパーデューティ(F-Series Super Duty)」を生産するため、カナダ・オンタリオ州のオークビル(Oakville)工場を改修する30億カナダドル(約3,200億円)規模の計画は「順調に進んでいる」と述べた。13日付の複数のカナ

・カナダのマーク・カーニー首相は6月7日、6月15日から17日にかけてアルバータ州カナナスキス(Kananaskis)で開催される2025年G7首脳会議に向け、指針となる3つの重点分野における優先課題を発表した。 
・貿易が主要議題となることは確実だが、カーニー首相はこの会議で以下のような課題にも取り組む予定だと述べた。 
   1. 平和と安全の強化、国境を越えた干渉や犯罪への対策、山火事に対する共同対応の改善 
   2. エネ

・カナダ統計局(Statistics Canada)は6月5日、米国の関税により輸出が急減したため、4月の貿易赤字が過去最大の71億カナダドル(約7,500億円)となったと発表した。カナダ統計局によると、データが入手可能な最新月である4月に先立ち、3月の貿易赤字は23億カナダドル(約2,400億円)だった。
・4月に輸出額の減少幅が最も大きかった品目は前月比17.4%減の自動車および自動車部品で、乗用車とライトトラックの輸出減が大き

・6月10日付の複数の北米メディアによれば、韓国のEcoProは12億カナダドル(約1,270億円)を投じるカナダ・ケベック州ベカンクール(Bécancour)のバッテリー材料工場の建設を6月初旬に一時中断すると発表した。米国の関税問題と電気自動車（EV）の普及鈍化が北米全域の電動化プロジェクトへの投資を控えさせているためだという。 
・同社は今回の建設中断を一時的なものだと説明したが、現在の状況では再開時期を予測するのは時期尚早だ

・6月5日付の複数の北米メディアは、米国・カナダ両政府が貿易と安全保障に関する協定の枠組みを策定するため、秘密裏に直接協議を行っていると報じた。Pete Hoekstra駐カナダ米国大使によると、協議は前向きな結果が得られるよう秘密裏に行われているという。
・この会談には、カナダのDominic LeBlanc通商大臣、米国のHoward Lutnick商務長官、Jamieson Greer通商代表が参加している。Hoekstra氏