・オーストリアの車両受託生産企業Steyr Automotiveは6月12日、ドイツや中国を拠点に重量級電気トラックの技術開発を手掛けるSuperPanther (中国語名：速豹)と、電気トラック製造に関する契約を締結したと発表した。
・両社それぞれの強みを生かした次世代の電気トラック製造をめざす。最初のモデルはSuperPantherブランドのトラックとして、2025年末までにSteyr Automotiveの工場で生産される予定

・ドイツの経営再建支援会社Mutaresは4月29日、オーストリアのディーゼルエンジンメーカーSteyr Motorsの株式の一部を売却したと発表した。
・Mutaresは2025年4月中旬までにSteyr Motors株の所有比率を70.9%から約40%に引き下げ、適格投資家への株式売却と市場での株式売却により約7,400万ユーロの売却益を得た。
Based on Mutares press release

・BorgWarnerは4月29日、オーストリアのViennaで 5月14～16日に開催される第46回Vienna Motor Symposiumで最新のインバーター技術を披露すると発表した。
・最初のプレゼンテーションでは、次世代Viperパワースイッチを搭載した両面冷却 (DSC) 800V SiCパワーモジュールに焦点を当てる。このモジュールは、効率性を重視して設計されており、バッテリー電気自動車(BEV)用の小型で高性能なイ

・Benteler Groupは、PHINIAと共同で世界初のガソリンエンジン用500 bar燃料ラインの量産を開始したことを発表した。
・このラインはすでにPHINIAシステムの一部として長安汽車の新型車に採用されている。これは、燃費を向上させ、より細かい噴射を保証し、中国VIやEuro VIなどの排出基準を満たすのに貢献する。鍛造とろう接製法により、高強度・高精度・耐食性を実現する。
・燃焼技術は、特にプラグインハイブリッド車に

・Mibaは4月4日、2024年2月-2025年1月期の投資額が1億3,800万ユーロとなったと発表した。前年度の投資額は1億3,000万ユーロだった。8,400万ユーロが有形固定資産に投じられ、200万ユーロ以上が研修・教育に費やされた。研究開発投資は20%以上増加し、5,200万ユーロとなった。
・売上高研究開発費比率は4.4%と高く、研究開発部門では約300人が従事している。オーストリア特許庁の統計によると、Mibaは2024

・オーストリアのモビリティ技術企業AVLは3月25日、自動車開発の変革に向けて2年近くにわたってマイクロソフトと協業してきたことを発表した。両社はクラウドベースのソフトウェアソリューションとAIベースのエージェントの統合で協業している。その成果は、24カ月以内にハードウェアプロトタイプなしで車両を量産できるようにする取り組みに繋がるという。
・今回の協業では、エンジニアリングの知識をコードに変換して完全な車両設計を作成し、開発のスピ

・ドイツの電子技術開発企業dSPACEは3月27日、オーストリアのヨハネス・ケプラー大学(JKU)機械学習研究所(IML)と提携した。生成AI技術をdSPACEの製品群に組み込んでデータ駆動型開発を加速する。 
・今回の提携によりクラウドに依存しない生成AI技術をデータ駆動型開発に向けたdSPACEソリューションに統合する。生成AI技術はまずdSPACEのセンサーデータ管理ソフトウェアIVSに実装され2025年半ばに利用可能となる。

・ダイムラートラックは3月27日、TruckChargeブランドの電気トラック向け半公共充電網構築を計画していると発表した。同社は2030年までに、欧州で3,000以上の急速充電ポイントを設け、欧州の電気トラック充電ネットワークでシェア1位を狙う。
・TruckChargeは各物流センターに設置されている充電ステーションについて、同ブランドでの利用がない間は有料で外部に開放可能としているため、電気トラックの充電可能場所の拡大と、物流

・オーストリア工科大学(AIT)は3月13日、EUが資金提供する研究プロジェクトHyLiST (ハイブリッドリチウム金属ベースのスケーラブルな全固体電池生産)の発足を発表した。欧州における持続可能なバッテリー生産の促進を目指す。 
・HyLiSTは、Horizon Europeプログラムの資金提供を受けて第4世代全固体電池の開発を目指す。36ヵ月以上にわたるプロジェクトでは大容量のコバルトフリー正極(LNMO)とリチウム金属負極(L

・BMWは3月13日、オーストリアのシュタイヤー(Steyr)工場で電気モーターの生産を拡大し、現在第2ラインを建設中であると発表した。第1ラインでは試作生産が行われており、本格的な生産は夏の終わり頃に開始される予定。
・BMWは両ラインの設備に5億ユーロを投資し、様々な駆動バリエーションに対応する生産能力と柔軟性を確保する。第2ラインの試作生産は2025年9月に開始され、ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)プラットフォームベ

・ams OSRAMは、自動車のリアライト用の革新的なLED光源であるOSRAM XLS LR6の量産準備が整ったことを発表した。
・コンパクトな設計で使いやすいプラグアンドプレイソリューションは、ストップランプ、テールランプ、リアフォグランプ、方向指示器、単機能ライト、センターハイマウントストップランプ(CHMSL)などに使用できる。この新しい赤色LEDは、ECE R128規格に適合し、180ルーメンの発光効率を特徴としている。

・ams OSRAMは、オーストリアのStyria州Premstaettenに同社が新設する半導体製造施設に、欧州委員会が、欧州チップ法に基づいて最大2億2,700万ユーロの資金を提供することを承認したと発表した。資金の支払いを担当するオーストリア経済労働省からの正式な承認がまもなく得られる見込み。
・同社は2030年のフル生産開始までに総額5億6,700万ユーロの投資を計画している。このプロジェクトには、CMOS製造のための面積1

・ams OSRAMは、中国のNingbo Fuerda Smartech (寧波福爾達智能科技)が開発するアンビエントダイナミックライティングアプリケーションの主要サプライヤーとして選ばれ、AS1163 SAID (Stand-Alone Intelligent Driver)が最新の車両モデルのルーフトップ照明、アンビエント照明、車内照明など、さまざまな用途の照明ソリューションに採用されたことを発表した。
・AS1163は、オー

・BMWは3月4日、オーストリアのシュタイヤー(Steyr)工場において、2025年秋から電気モーターの生産を開始し、最大で年間60万基の生産が可能になると発表した。先行量産は2024年秋に順調に開始された。 
・BMWはまた、2024年にシュタイヤー工場への開発投資として、前年度比58％増となる5億6,200万ユーロを投じたことを発表した。同工場には4,900人以上が勤務しており、2030年までには従業員の半数がeモビリティ部門で

・NXP Semiconductors傘下のオーストリアのソフトウェア定義車(SDV)向けソリューション開発企業TTTech Autoは2月26日、Eclipse FoundationとそのSDVワーキンググループに正式に参加した。同社はSDVワーキンググループの一員としてオープンソースエコシステムの方向付けと展開に貢献する。 
・Eclipse Foundationはオープンソースソフトウェアに関する協力と革新に向け、スケーラブル

・ams OSRAMは、同社のEVIYOS HD 25 gen 1光源が、Marelli (マレリ)のh-DigiマイクロLEDモジュールに組み込まれ、オペル「グランドランド(Grandland)」の照明システムに採用されたことを発表した。
・オペルが「Intelli-Lux HD light」と定義する5万ピクセル超のヘッドライトは、夜間走行時に対向車を眩惑させることなくクリアな視界を提供し、すべてのドライバーの安全性と快適性を高

・BMWは2月21日、独バイエルン州ランツフート(Landshut)で開催されたTech Daysイベントで、第6世代のBMW eDriveにより電気駆動技術を進化させると発表した。主要技術の概要は以下の通り：
エネルギー・マスター制御ユニット：BMWが開発し、ランツフート工場で生産するスマートバッテリー制御ユニット新型高電圧バッテリー：BMWの円筒形セルを採用し、エネルギー密度、充電速度、航続距離を向上。柔軟性の高い電気モーター：

・オーストリア自動車技術協会(ÖVK)の会長は2月17日、今年のウィーンモーターシンポジウムに先立って行われた記者会見で、CO2排出量削減への取り組みにおけるより包括的なアプローチの必要性に言及した。 
・同会長によれば現在の法律は自動車のCO2排出量のみに焦点を当てており、生産の背景にあるエネルギー生成や原材料のプロセスを無視している。同氏は世界規模のカーボンニュートラルモビリティ実現の鍵は焦点をエネルギー変換からエネルギー源自体

・Infineon Technologiesは2月13日、2025年第1四半期に先進的な200mm SiC技術に基づく最初の製品を顧客に提供すると発表した。オーストリア・フィラッハ(Villach)で生産されるこの製品は再生可能エネルギー、鉄道、電気自動車などの高電圧用途向けに最高水準のSiCパワー技術を提供する。 
・また、マレーシア・クリム(Kulim)工場における150mmウェハーから200mmウェハーへの移行も予定通り進んで

・ドイツのエネルギー貯蔵システム開発企業E3/DCは1月27日、フォードと双方向充電の分野で提携すると発表した。これにより、フォードの新型バッテリー電気自動車(EV)を使用し、太陽光発電システムを運用しながらE3/DCのホームパワーステーションを設置している家庭では、将来的に自動車を家庭用の拡張ストレージとして利用することが可能になる。現在、フォードの「エクスプローラー(Explorer)」および新型「カプリ(Capri)」が、双方