イタリアの政策
伊労組、EUの資金不足と米国関税の中、雇用保護と伊自動車産業再生のための緊急行動を要請
・イタリアの労働組合FIOM-CGILは4月23日、第10回代議院生産活動委員会の会議において、危機管理、レイオフの停止による雇用保護、グリーン・ハイテク移行支援のため、緊急時に失業リスクを緩和する一時的支援策(SURE)の変更を要請した。同会議は、EUの自動車計画についてヒアリングを行うために開催された。欧州製自動車に対する25%の米国関税により、状況は悪化している。
・組合はまた、イタリア政府に対し、最近80%削減された自動車国

伊政府とモリーゼ州政府、ステランティスのテルモリ工場について協議
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)のAdolfo Urso大臣は3月6日、モリーゼ(Molise)州知事と会談し、ステランティスのテルモリ(Termoli)工場の将来と同州の自動車産業の見通しについて協議を行った。特に、同工場が2026年からハイブリッド車用eDCTギアボックスの生産を開始するという最近の発表を受け、イタリア計画における同工場の役割が話し合われた。
・また、現在建設が保留となっているAutomotiv

伊政府、新たに5億ユーロの資金提供を発表 自動車セクターからスタート
・イタリアの企業・メイドインイタリー省(MIMIT)は12月23日、戦略的サプライチェーンの競争力と回復力を促進し、自動車など転換期にある産業セクターへの民間投資を奨励するための資金へのアクセス方法を規定する政令を採択した。5億ユーロが割り当てられ、最初は自動車セクターから開始される。
・アブルッツォ州、バジリカータ州、カラブリア州、カンパニア州、モリーゼ州、プーリア州、サルデーニャ州、シチリア州には、少なくとも40%の資源が確保さ

伊労組、ステランティスと政府に雇用維持と投資拡大を再要求
・イタリアの労働組合であるFIOM-CGIとFIM-CISLは11月14日、企業・メイドインイタリー省(MIMIT)とステランティスとの会合の場で、両者が取り組んでいる重要な問題に関して進展がみられないとして対策を講じるよう政府に求めた。両労組は、ステランティスが責任を負い、今後の協議の前に条件を付けないよう要求している。
・ステランティスはすでに公表されている現在の生産計画を説明した。2025年初頭から2026年までの間にメルフィ

イタリアの労働組合、安定化法による自動車基金の80%削減に反対、雇用と産業を守るため復元を要求
・イタリアの労働組合であるFIOM-CGIとFIM-CISLは10月28日、イタリア政府が最近、安定化法に基づき自動車基金の80%に相当する46億ユーロの削減を決定したことに対し、反対を表明すると発表した。両組合は、この業界が大きな変革期にある中、自動車産業の競争力を維持し、雇用を守り、技術革新を促進するためには、強力な支援が不可欠であると強調している。
・支援どころかこの削減は、何千もの家族の生活とイタリアの主要なサプライチェー

Leasys Italia、Consipの入札を落札しイタリア行政機関に車両1万5,300台を供給へ
・ステランティスは9月26日、FCA Bankの子会社でモビリティ事業を展開するLeasys Italiaが、経済財務省傘下の公共調達支援機関Consipが実施した入札を落札し、イタリア全土の行政機関に1万5,300台の車両を供給すると発表した。契約には、4,300台のシティカー、2,500台のコンパクトカー、2,500台の商用車、1,200台の警察車両、4,800台の治安部隊車両の5つの車両カテゴリーが含まれている。
・30モデ

イタリア政府、テルモリ・ギガファクトリーの基金再配分を検討
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)は9月17日、ACC テルモリ(Termoli)ギガファクトリー向け基金をエネルギー転換プロジェクトに沿った他の投資に再配分する計画を発表した。ACCは、ステラティス、メルセデス・ベンツ、TotalEnergiesのバッテリーの合弁企業。なお、ACCが修正計画を提示すれば追加支援を行う用意があることも明らかにした。この発表はMIMITのAdolfo Urso大臣が主催したACCテルモ

イタリアと中国、グリーンテクノロジーと電動モビリティに関する協力について協議
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)のAdolfo Urso大臣は9月16日、中国商務部の王文濤部長と会談し、貿易収支のバランス調整と経済協力強化の意義について協議した。特にグリーンテクノロジーと電動モビリティの分野における企業間の協力について話し合いが行われた。
・また、EUの中国からの電気自動車(EV)への関税についても話し合われた。同大臣は、公正な取引条件を回復するための欧州委員会の提案を支持したイタリア外相の立

伊労組、政府とステランティスに対立解消とテルモリ・ギガファクトリーへのコミットメントを要請
・イタリアの労働組合FIM-CISLとFIOM-CGILは9月12日、イタリア政府とステランティスに対し、数千人の労働者と産業に悪影響を及ぼすとして、対立を終わらせるよう要請すると発表した。労組側は、ステランティスとACCがギガファクトリーに関する約束を守るよう求めたほか、ステランティスに対しては移行期間中、エンジン生産を現在の工場に割り当てるよう求めた。
・労組側は、テルモリ(Termoli)工場に割り当てられた公的資金は他に流用

イタリア政府、IPCEI H2 Moveプロジェクトで水素モビリティ向けに2,220万ユーロの基金を創設
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)のAdolfo Urso大臣は9月6日、モビリティ、道路、海上、航空輸送における水素技術に向けたIPCEI (欧州共通利益に適合する重要プロジェクト)のH2 Move (Hydrogen 4)プロジェクトを支援する基金を創設した。2,220万ユーロ相当のこの基金創設は欧州委員会がエストニア、フランス、ドイツ、オランダ、スロバキア、スペイン、イタリアの7カ国からの14億ユーロの国家補助

イタリア政府、中国の東風汽車と大型投資契約を締結
・イタリアの労働組合FIOM-CGILとFIM-CISLは8月7日、同国政府が中国企業を中心に、同国に投資する2社目の自動車メーカーを積極的に探していると発表した。
・両組合が最近発表したところによると、イタリア政府は同国への投資を計画している中国自動車メーカー3社のうち、最初の1社である東風汽車と協定を結んだ。イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)のウルソ大臣は、メローニ首相が中国工業情報化相とハイブリッド車(HV)およ

イタリア政府、MIMIT会合で労働組合と自動車産業の将来について協議
・FIOM-CGILやFIM-CISLなどの労働組合は8月5日、イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)のUrso大臣が、労働組合のCGIL、CISL、UIL、UILMらと会談し、自動車部門に関するこの20カ月間の活動を振り返ったと発表した。
・自動車部門では、10億ユーロのインセンティブにもかかわらず余剰資金が増加し、ステランティスの利益が改善したが、生産量は減少している。大臣は、部品企業を支援し他の製造業者を誘致するため

伊EuroGroup Laminations、中国の部品メーカーHixih Rubberと提携
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)は8月1日、イタリアの電気モーター部品メーカーEuroGroup Laminationsと中国の部品メーカーHixih Rubber Industry Group (華勤橡膠工業集団)が覚書を締結したと発表した。今回の提携はイタリア政府の掲げるグリーンテクノロジーと電気自動車(EV)に関する目標に沿ったものである。また、EuroGroupが主導する合弁会社を設立して特に中国EVメーカ

イタリア政府、テルモリ工場のギガファクトリーへの転換計画を伊モリーゼ州と協議
・イタリア企業・メイドインイタリー省(MIMIT)は7月16日、旧フィアット・テルモリ(Termoli)工場をAutomotive Cells Company (ACC)の電気自動車(EV)用バッテリーギガファクトリーに転換するために注力することをイタリア・モリーゼ州と共に発表した。MIMIT大臣はMIMIT本部があるピアチェンティーニ宮(Palazzo Piacentini)でモリーゼ州知事と会談し投資計画について協議した。
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