新車・新技術
ダイムラー・トラック、スマート安全支援システムの導入で都市部の安全を強化
・ダイムラー・トラックは6月18日、都市部における歩行者や自転車利用者といった脆弱な道路利用者の保護に注力していると発表した。特に、右左折時や発進時、視界が悪い状況下では事故が多発しており、これらのリスク低減が喫緊の課題となっている。
・この課題に対応するため、同社は以下のようなスマート安全支援システムを導入している。新開発のフロントガードアシスト、改良版のアクティブサイドガードアシスト2、そして最新のアクティブブレーキアシスト6で

BMW、IAA Mobility 2025での正式発表に先駆け、新型「iX3」の試作車を披露
・BMWは6月11日、初めてノイエ・クラッセ(Neue Klasse)プラットフォームをベースにしたDセグメント電気SUVの新型「iX3」の開発が完了間近かであると発表した。2025年9月にミュンヘンで開催されるIAA Mobility 2025での正式発表に先立ち、現在フランス南部のミラマス(Miramas)で試作車のテストが行われている。年内にハンガリーのデブレツェン(Debrecen)工場で生産が開始される。
・パノラミック・

米Mullen、2025年12月にドイツで超高性能EV「FIVE RS」をリローンチへ
・米国の新興電気自動車(EV)メーカーMullen Automotiveは6月3日、超高性能電気自動車(EV)クロスオーバー「Mullen FIVE RS」をドイツでリローンチすると発表した。独ミュンヘン(Munich)にある認証機関TÜV SÜD (テュフズード)の施設で800Vに対応するバッテリーの性能試験を完了した後、現在は路上走行試験に移行しており、最終的な検証と認証取得に一歩近付いている。
・「FIVE RS」は最高速度2

CARIAD、アウディに搭載する音声アシスタントと中国向け先進AIシステムについて公表
・VWグループのソフトウェア部門であるCARIADは5月30日、アウディのミッドサイズ電気SUV「Q6 eトロン(e-tron)」に800超の音声コマンドを理解するAudi Assistantシステムを初めて搭載すると発表した。
・このシステムは、ユーザーの習慣を継続的に学習する。例えば、ユーザーが毎朝シートヒーターを作動させると、将来は自動的に作動させることをシステムが提案するようになる。ユーザーが許可すれば、温度設定、電話、音楽

アウディ、生産と品質監視におけるAI活用を拡大
・アウディは5月28日、主にAIによる品質チェックや生成AIに焦点を当てた100件以上のAIプロジェクトを生産施設で開発・活用していると発表した。これらのツールは、徐々に通常の生産工程に統合されつつあるという。
・AIシステムの運用を支えるため、アウディはデータインフラの強化も進めている。生産部門は社内で最も多くのデータを生成しており、すでに数百ペタバイトのデータが保存されているほか、毎日数千ギガバイトの新たなデータが追加されている

アウディ、Eセグメントの新型「A6」にPHV 2モデルを追加
・アウディは5月6日、Eセグメントの新型「A6」に「A6セダン (A6 Sedan)」とワゴン「A6アバント(A6 Avant)」のプラグインハイブリッド車(PHV) e-hybrid quattroを追加すると発表した。いずれも2種類のシステム最高出力レベル(220kWと270kW)が設定されており、効率性や快適性も兼ね備えているという。
・各モデルとも2.0L 4気筒ターボガソリンエンジン(185kW)に電気モーター(105kW

BMW、独レーゲンスブルク工場でAIを活用して車両検査を改善
・BMWは4月28日、ドイツ・レーゲンスブルク(Regensburg)工場において、パイロットプロジェクト「GenAI4Q」を通じて車両検査の改善に役立つ新しいソフトウェアを開発したと発表した。このソフトウェアは、AIを活用し、同工場で1日あたり約1,400台生産される各車両に合わせた検査のポイントを提示する。
・BMWでは、生産工程において多くの検査を実施し、最高の製品品質を確保している。工場から車両が出荷される前には、訓練を受

メルセデス・ベンツ、ドイツで新型「CLA」EVバージョンの受注開始
・メルセデス・ベンツは4月30日、ドイツおよび一部の欧州市場でラグジュアリーコンパクトセダンの新型「CLA」電気自動車(EV)バージョンの受注を開始した。「CLA 250+」と「CLA 350 4MATIC」の2グレードが設定されている。
・最高出力は「CLA 250+」グレードが200kW、「CLA 350 4MATIC」グレードが260kWで、両モデルとも航続距離は最長792km (WLTP)、10分で325km相当の超急速充電

上海MS 2025:MINI、JCW初のEVモデルを含む新モデルラインナップを発表へ
・BMWは4月16日、上海モーターショー2025(会期:4月23日‐5月2日)で、MINIの新モデルラインナップを初公開すると発表した。高性能バージョンであるJohn Cooper Works (JCW)に焦点をあて、「クーパー(Cooper)」の3ドアおよび5ドアハッチバック、サブコンパクトクロスオーバー電気SUV「エースマン(Aceman)」などの新世代モデルを展示するという。また、モンテカルロ・ラリーで活躍したクラシックMIN

BMW、新型EVにHypersonXサウンドスケープを導入へ
・BMWは4月15日、ディスプレイシステムの次世代Panoramic iDriveコンセプトの一環として、2025年に発売予定のノイエクラッセ(Neue Klasse)プラットフォームベースの電気自動車(EV)に、新しいドライビング・ユーザー体験を提供するHypersonXサウンドスケープ(音風景)を導入すると発表した。
・BMWグループのサウンド・デザインスタジオが開発したHypersonXサウンドスケープには、43種類の独自のサ

アウディ、4月15日のワールドプレミアを前に新型「A6」セダンのティザー画像を公開
・アウディは4月7日、Eセグメントセダンの新型「A6」を2025年4月15日に発表することを明らかした。プレミアムフルサイズクラスのデザイン、エアロダイナミクス、快適性において新たな基準を打ち立てるとしている。
・エアロダイナミクスを向上させ、効率を高めるとともに空力音響性能を強化することで、より静かで快適な乗り心地を実現。バランスの取れたサスペンションとドライブトレインにより、正確かつ制御されたダイナミックなパフォーマンスを実現す

ポルシェ子会社MHP、ソフトウェア定義生産とAI駆動生産をハノーバーメッセ2025で展示へ
・ポルシェの子会社MHPは3月17日、ドイツで3月31日から4月4日まで開催されるハノーバーメッセ(Hannover Messe)のAWSパートナーのブースでソフトウェア定義生産(SDM)とAI駆動生産を展示すると発表した。
・SDMは、未来志向の効率的な生産を実現する画期的な技術で、制御ソフトウェアを機械のハードウェアから分離して中央プラットフォーム上で実行する。これにより工場は最小限の労力で新たな要件に迅速に対応できる。デジタ

アウディ、Dセグメントカー「A5」シリーズにPHVバージョン追加
・アウディは3月25日、Premium Platform Combustion (PPC)プラットフォームをベースにしたDセグメントカー「A5」シリーズに、プラグインハイブリッド車(PHV) 2モデル、クーペスタイルのセダン(Sedan)とワゴンのアバント(Avant)を追加すると発表した。これらモデルには220kWと270kWの2種類の出力オプションが設定されている。
・PHVバージョンに搭載された高電圧バッテリーの容量が45%増

メルセデス・ベンツ、AIとヒューマノイドロボットをベルリン工場に導入
・メルセデス・ベンツは3月18日、ベルリン・マリエンフェルデ(Marienfelde)工場がデジタル生産革新のハブとして進化したと発表した。
・同工場では現在、AI、ヒューマノイドロボット、高性能モーター生産をMO360エコシステムに統合している。
・MO360システムには、デジタルファクトリー チャットボット エコシステムやMO360LLMスイートといったAI搭載ツールが含まれており一段と効率的な生産管理が可能となった。また、

中国一汽とVW、協力関係を拡大、2030年までに20車種超の投入を計画
・中国第一汽車集団(以下、中国一汽)とVWグループは3月13日、ドイツで「In China, for China」戦略に基づく提携協定を締結したと発表した。2030年までに、一汽VWの各ブランドより20以上の新モデルを投入する。
・一汽VWは2026年以降、VWブランドとJettaブランドから中国市場に合わせた11の新モデル(電気自動車(EV) 6モデル、プラグインハイブリッド車(PHV) 2モデル、レンジエクステンダーEV (ER

長安汽車、ドイツにミッドサイズ電気SUV「Deepal S07」を投入し欧州市場参入へ
・長安汽車は3月13日、欧州市場での初モデルとしてミッドサイズ電気SUV「Deepal (深藍) S07」を投入すると発表した。2025年3月21日に、ドイツ・マインツで発表会を行う予定だという。今後欧州に導入予定のDeepalシリーズの一部のモデルも、同時に発表される。「Deepal S07」の価格は4万5,000ユーロからの設定で、WLTP航続距離は475kmである。
・長安汽車のグローバル戦略において、欧州市場は重要な役割を果

メルセデス・ベンツ、新型「CLA」を発表
・メルセデス・ベンツは3月14日、イタリア・ローマのイベントで第3世代となるラグジュアリーコンパクトセダンの新型「CLA」を発表した。2026年型となる同モデルは、メルセデス・ベンツのMMAプラットフォームを採用し、当初は電気自動車(EV)版を発売、その後はハイブリッド車(HV)版が続く。先代モデルから傾斜したルーフとクーペのスタイリングを継承するが、フロアにバッテリーを収容するためにわずかに車体サイズが大きくなっている。
・車体サ
