Visteon Corporation
会社概要
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業容
-コックピットソリューションを中心とした、エレクトロニクス及びコネクティビティの分野におけるグローバルサプライヤー。
-情報ディスプレイ、インストルメントクラスター、オーディオおよびインフォテインメントシステム、テレマティクスソリューション、ヘッドアップディスプレイ、バッテリーマネジメントシステム、高電圧パワーエレクトロニクス、ドメインコントローラー、先進安全運転コントローラー等を開発、製造。
-引き続き全製品カテゴリにわたり好調な販売が続き、2023年12月期の新規受注額は、昨年の60億ドルから72億ドルに増加した。継続して製品の多様化を進めており、インストルメントクラスターの比率を下げ、その他製品カテゴリの比率を高めた。2023年12月期は、SmartCoreコックピットドメインコントローラーが13億ドル超の受注を獲得。マルチディスプレイシステムが8億ドル超の受注を獲得した。また、初のApp Storeに関する受注、統合バッテリージャンクションボックスの受注、バッテリーマネジメントシステムの追加受注などがあった。
競合企業
-アルプスアルパイン
-Aptiv
-Bosch
-Continental
-デンソー
-FORVIA
-Harman (Samsung)
-日立
-現代モービス
-Innolux
-LG
-マレリ
-日本精機
-パナソニック
-Preh
-Vitesco
資本構成
-NASDAQ証券取引所上場。2017年12月26日にニューヨーク証券取引所を自主的に上場廃止し、12月27日に普通株式をNASDAQ証券取引所に上場。
主要製品
インストルメントクラスター (Instrument clusters)
-アナログインストルメントクラスター (Analog instrument clusters)
-カスタマイズ対応デジタルインストルメントクラスター (Customizable digital instrument clusters)
-3Dデジタルクラスター (Digital clusters with 3D graphics)
-DIコアインストルメントクラスタープラットフォーム (DICore instrument cluster platforms)
-薄膜トランジスター (TFT) ディスプレイ付きインストルメントクラスター (Instrument clusters with thin-film-transistor (TFT) display)
-有機EL (OLED) インストルメントクラスター (Instrument clusters with OLED elements)
-曲面ディスプレイインストルメントクラスター (Instrument clusters with curved displays)
-カメラ・ドライバー監視システム統合型インストルメントクラスター (Instrument clusters with integrated camera and driver monitoring system)
-LightScape高解像度再生インストルメントクラスター (LightScape high-resolution reconfigurable instrument clusters)
-3D先進グラフィックプラットフォーム「RenderCore」 (RenderCore advanced graphics platform for 3D graphics)
-統合機能付インストルメントクラスター (Instrument clusters with integrated features)
- LCD
- カバーレンズ (Cover lens)
- タッチスクリーン (Touch screen)
- バックライト (Back lighting)
- OTAアップデート (OTA updates)
ヘッドアップディスプレイ (Head-up displays: HUD)
-コンバイナーヘッドアップディスプレイ (Combiner head-up displays)
-フロントガラスヘッドアップディスプレイ (Windshield head-up displays)
-ARヘッドアップディスプレイ (Augmented reality head-up displays)
インフォメーションディスプレイ (Information displays)
-デュアルビューディスプレイ (Dual view displays)
-デュアルOLEDディスプレイ (Dual organic light-emitting diode (OLED) displays)
-microZoneディスプレイ技術 (microZone display technology as OLED substitute)
-静電容量式タッチタブレット情報ディスプレイ (Capacitive touch tablet information displays)
-曲面レンズディスプレイ (Curved lens displays)
-耐屈曲性マルチディスプレイシステム (Bendable multi-display system)
-マルチディスプレイモジュール (Multi-display modules)
-3Dグラフィックディスプレイ (Displays with 3D graphics)
-カメラ内蔵ディスプレイ (Displays with embedded cameras)
-照明機能つきディスプレイ (Displays with light effects)
-触覚フィードバック付ディスプレイ (Displays with haptic feedback)
-近接検知および作用検知付ディスプレイ (Displays with proximity and force sensing capabilities)
-ノブオーバーグラス情報ディスプレイ (Knob-over-glass information display)
オーディオ及びインフォテインメント (Audio and Infotainment)
-オープンアーキテクチャーインフォテインメントシステム (Open-architecture infotainment systems)
-無線ソフトウェアアップグレード機能付きシステム (Systems with over-the-air software upgrade capabilities)
-Android/HTML-5ベースインフォテインメントプラットフォーム (Android or HTML5-based infotainment platforms)
-OpenAirプレミアムインフォテインメントシステム (OpenAir premium infotainment system)
-言語認識機能付きAIバーチャルアシスタント (AI-based virtual assistant with natural language voice recognition)
-Phoenixインフォテインメントプラットフォーム - サイバーセキュリティおよびOTAアップデートを統合 (Phoenix infotainment platform with integrated cybersecurity and over-the-air updates)
-InfoCoreインフォテインメントシステム (InfoCore infotainment system)
-オーディオヘッドユニット (Audio head units)
-アンプ (Amplifiers)
-アナログ及びデジタルラジオ (Analog and digital radios)
-OpenAirプレミアムコネクテッドオーディオシステム (OpenAir premium connected audio systems)
バッテリーマネジメントシステム (Battery Management Systems)
-有線バッテリーマネジメントシステム (Wired battery management systems)
-ワイヤレスバッテリーマネジメントシステム (Wireless battery management systems)
-コントロール&センシングハードウェア及びソフトウェア (Control and sensing hardware and software)
-スイッチ式ジャンクションボックス (Switchable junction boxes)
-スケーラブルな統合パワーエレクトロニクスユニット (Integrated and scalable power electronics units)
コネクティビティ、テレマティクス、自動運転技術 (Connectivity, Telematics and Autonomous technologies)
-テレマティクスコントロールユニット (Telematics control unit)
-ワイヤレスゲートウェイプラットフォーム (Wireless gateway platforms)
-eCallモジュール (eCall modules)
-Bluetooth/USB接続対応ハンズフリーフォン (Hands-free telephone with Bluetooth and USB connectivity)
-DSRC使用V2Xモジュール (V2X modules using DSRC)
-C-V2Xモジュール (C-V2X modules)
-コックピットドメインコントローラー (Cockpit domain controllers for passenger and commercial vehicles)
-OTAアップデートソリューション (OTA update solutions)
-音声アシストシステム (Voice assistant systems)
-AllGo App Storeカスタマイズ環境 (AllGo App Store customizable environment)
-SmartCoreコックピット単一モジュールマルチドメインコントローラー (SmartCore cockpit single-module multi-domain controllers)
-DriveCore自動運転プラットフォーム (DriveCore Autonomous Driving Platform consisting of hardware, in-vehicle system and software)
- レベル2+自動運転用DriveCore Computeハードウェアプラットフォーム (DriveCore Compute hardware platform for Level 2 and above levels of autonomous driving)
- リアルタイム通信DriveCore Runtimeフレームワーク (DriveCore Runtime framework enabling real-time communication of applications and algorithms)
- アルゴリズム検証DriveCore Studio (DriveCore Studio development environment enabling rapid algorithm testing, validation and development)
沿革
1997年 | Fordの部品内製部門からAutomotive Products Operations (APO) として独立。 |
2000年01月 | Fordが完全子会社として設立、その後、フォードが自動車部品とシステム事業を同社に移管。 |
2000年06月 | Fordが同社を分離独立。 |
2002年 | ドイツKerpenに欧州本社とInnovation Centerを開設。 |
2002年 | 乗員安全装置事業から撤退。 |
2003年 | シート事業から撤退。 |
2005年 | 中国上海にテクニカルセンターを開設。 |
2005年09月 | 北米内23カ所の工場と資産・負債をACH社 (Automotive Components Holdings, LLC) に譲渡。引き続き10月にはACH社の営業権をFordに売却。 |
2008年 | ロシアに営業オフィスを開設。 |
2008年07月 | Visteon UK Ltd.が英スウォンジー工場をLinamar UK Holdings Inc.に売却。スウォンジー工場はドライブライン製品を生産。 |
2008年08月 | 英国のHalewood工場をInternational Automotive Components Group Europe (IAC Europe) に売却すると発表。 |
2009年03月 | 英国子会社Visteon UK LTDが管財人の管理下に入ったと発表。 |
2009年05月 | 同社およびその米国子会社が米国連邦破産法11条を申請。 |
2010年03月 | レーダーシステム事業をAutolivへ売却。 |
2010年11月 | 破産法保護下から脱却。 |
2012年09月 | 自動車用ランプ事業を、インドの自動車部品メーカーVarroc Groupへ売却。 |
2013年01月 | クライメートコントロール事業をHalla Climate Controlに売却。 |
2013年10月 | ロシア合弁会社Visteon Avtopribor Electronicsへの出資比率を49%から68.77%に引き上げた。 |
2013年11月 | Yanfeng Visteon Automotive Electronics Co., Ltd.の株式の過半数を取得。 |
2013年12月 | Yanfeng Visteon Automotive Trim Systems Co., Ltd. の保有株式の全てを合弁相手のHuayu Automotiveに売却。 |
2014年01月 | Johnson Controlsより自動車用エレクトロニクス事業を買収すると発表。手続きは2014年第2四半期に完了する見込み。 |
2014年04月 | 韓国の合弁会社 徳洋産業 [Duckyang Industry] の株式50%を24.1百万ドルで売却。 |
2014年06月 | Halla Visteon Climate Control (HVCC) は、日本クライメートシステムズの中国子会社である杰希思 (南京) 汽車空調 [Jie Xi Si (Nanjing) Automotive Climate Control] の株式51%を6.4百万ドルで取得すると発表。 |
「Changchun Faway Automobile Components Co. Ltd.」の株式50%をJohnson Controls Asia Holdings Co., Ltd.から取得。 | |
2014年07月 | Johnson Controlsのエレクトロニクス事業を265百万ドルで買収。 |
2014年08月 | Halla Visteon Climate Control (HVCC) は、Cooper-Standard Holdings子会社のCooper-Standard Automotiveより、自動車向け熱交換・排ガス関連製品事業を46百万ドルで買収。 |
2014年11月 | Reydel Automotive Holdings B.V.に内装部品事業の大部分 (欧州、アジア、南米事業) の売却を完了。 |
2014年12月 | Reydel Automotive Holdings B.V.にインドの内装事業を売却。 |
Halla Visteon Climate Controlの株式約70%を、韓国の非公開投資会社Hahn & Companyの関連会社およびHankook Tireへ売却することで合意したと発表。2015年上期に売却完了予定。 | |
2015年06月 | 同社が保有するHalla Visteon Climate Controlの全株式を売却し、クライメート事業から撤退。 |
2015年12月 | ドイツBerlinの自動車内装部品工場をAPCH Automotive Plastic Componentsへ売却。 |
2016年07月 | インドのAllGo Embedded Systemsを買収。自動車向けに組み込み型マルチメディアシステムやスマートフォンコネクティビティソフトウェアなどを納入している。 |
補足 1
>>>2006年12月期の動向
>>>2007年12月期の動向
>>>2008年12月期の動向
>>>2009年12月期の動向
>>>2010年12月期の動向
>>>2011年12月期の動向
>>>2012年12月期の動向
>>>2013年12月期の動向
>>>2014年12月期の動向
>>>2015年12月期の動向
>>>2016年12月期の動向
>>>2017年12月期の動向
>>>2018年12月期の動向
>>>2019年12月期の動向
>>>2020年12月期の動向
>>>2021年12月期の動向
>>>2022年12月期の動向
(注) 本文中のカッコ内の数字は、減少幅や損失を指すマイナスを示しています。