日産セレナ車両分解調査(Ⅰ)自動運転技術プロパイロット
最新の運転支援システムと視界補助等の豊富な装備
2017/02/17
- 要約
- 自動運転技術「プロパイロット」
- スマートルームミラー
- アラウンドビューモニター
- インテリジェントパーキングアシスト
要約
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今回分解された日産セレナ |
日産セレナの車両分解調査が、2017年1月にひろしま産業振興機構のベンチマーク活動で実施された。5代目セレナ(C27型:2016年発売)は、ミニバンとしての徹底した機能性追求と高速道路の単一車線での自動運転技術「プロパイロット」の導入が高く評価され、2017年次RJCカーオブザイヤーを受賞している。
欧米高級車に続々と操舵系を含めた運転支援技術の採用が始まっているが、日産はプロパイロットの導入を、ファミリー向けミニバンの量販車種から設定してきた。しかもプロパイロットとミニバンとしての豊富な装備を含めても、価格は300万円を切るという低価格である。
本レポートでは、最新技術のプロパイロットをはじめ、スマートリヤビューミラー、アラウンドビューモニター、パーキングアシスト等の視界や運転をサポートするシステムについて解説する。ミニバンの使い方をよく考えられた装備の内容や、充実した装備を低価格で提供するために、車両全体のコスト低減を図る工夫等について、次回以降に順次紹介する予定である。
過去の分解レポート:
VWパサート
(Ⅰ)1.4Lガソリンターボエンジン(2016年10月)
トヨタクラウン
(Ⅰ)直噴V6 2.5Lエンジン「4GR-FSEエンジン」(2016年5月)
(Ⅱ)レクサス車と共通のFR高級車用シャシー技術(2016年5月)
(Ⅲ)車体構造と遮音吸音材 (2016年8月)
(Ⅳ)トヨタクラウン車両分解調査:写真集 (2016年9月)
トヨタ 4代目プリウス
(上)燃費40km/Lのために高効率化と軽量化されたパワートレーンユニットの進化(2016年2月)
(中)TNGA/シャシー・空力性能技術の進化(2016年3月)
(下)新プラットフォームTNGAの車体構造と遮音吸音材・制振材の技術(2016年3月)
132部品の写真集:TNGAのコンポーネント/部品の詳細写真と主要部品サプライヤー一覧(2016年4月)
ダイハツムーブ (2015年2/3月掲載) |
ホンダ フィットハイブリッド (2013年12月掲載) |
VW Polo (2014年11/12月掲載) |
トヨタ アクア (2012年11月掲載) |
日産 ノート (2014年9月掲載) |
日産 リーフ |
ホンダ アコードハイブリッド (2014年2月掲載) |
トヨタ プリウス (2010年3月掲載) |
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