4代目トヨタプリウス車両分解調査(上)
燃費40km/Lのために高効率化と軽量小型化されたパワートレーンユニットの進化
2016/02/15
- 要 約
- JC08モード燃費40km/Lを達成するための各ユニットの改善
- 最大熱効率40%の高効率エンジン
- 新構造ハイブリッドトランスアクスル(約20%損失低減と全長47mm短縮)
- 小型軽量化されたパワーコントロールユニット
- 高性能化と小型化された駆動用リチウムイオンバッテリー
要 約
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新型プリウス(2015年12月発売)の車両分解調査が、2016年1月に広島県産業振興機構のベンチマーク活動で実施された。JC08モード燃費40.8km/L(Eグレード)という低燃費の達成と、走りの性能を刷新することを目的に、新構造のハイブリッドトランスアクスル採用や、新プラットフォームTNGAの採用等によって、全く新しい車に生まれ変わった(分解の対象となったのはAグレードで燃費は37.2km/L)。
今回のレポートでは、パワートレーンユニットを中心に、燃費向上技術を紹介する。次回レポートで新プラットフォームのTNGAの内容を中心に、燃費最優先の車から、走行性能も重視した車に生まれ変わった走りの性能の技術を紹介する。
過去の分解レポート:
ダイハツムーブ (2015年2/3月掲載) ホンダ アコードハイブリッド (2014年2月掲載) |
ホンダ フィットハイブリッド (2013年12月掲載) 日産 リーフ トヨタ プリウス (2010年3月掲載) |
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