・9月25日付のアルゼンチン現地メディアMotor1 Argentinaによると、Latin NCAP (ラテンNCAP)は、2024年型サブコンパクトSUVシボレー「グルーブ(Groove)」の安全評価が星ゼロの結果になったと発表した。この評価は、前面衝突、側面衝突、むち打ち、歩行者保護、ESC (横滑り防止装置)の各テストで実施されたものである。
・前面衝突テストでは、車体構造と足元部分が不安定であり、ドライバーの胸部、膝、足に対する保護性能は限定的であった。側面衝突では、同乗者に影響を及ぼす大きな侵入があったうえ、標準的な頭部側面保護機能も備わっていなかった。また、一部のチャイルドシートは取り付け中に故障した。歩行者保護性能は、頭部については「弱いから限定的」、上肢については「不十分」、下肢については「限定的から良好」という結果であった。
・さらに、2024年型シボレー「グルーブ」には、オプションとしてさえADAS技術が搭載されていないことが指摘された。
・これに対しGMは声明を発表し、「GMでは、お客様の安全を非常に重視しています。当社が世界中で製造するすべての車両は、販売される国の政府安全基準に準拠しており、「グルーブ」も例外ではありません」と述べた。
・シボレー「グルーブ」は、上汽GM五菱(SAIC-GM-Wuling)アライアンスによって中国で製造されており、中国国内では「宝駿(Baojun) 510」の名称で販売されている。中南米ではチリで最も売れたモデルであり、他の国々でも販売されている。
(Motor1 Argentina on September 26, 2024)