AGC (株)
会社概要
業容
-総合ガラスメーカー大手。「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」のセグメントで事業を運営。
-自動車用ガラス及び、車載ディスプレイ用カバーガラス 世界ナンバーワンシェア(同社調べ)
-2018年7月1日付で社名を「旭硝子株式会社」から「AGC株式会社」(英語表記:AGC Inc.)に変更。
資本構成
-東京証券取引所プライム市場上場 | (2024年12月31日現在) |
氏名又は名称 | 出資比率 (%) |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) | 15.99 |
株式会社日本カストディ銀行 (信託口) | 8.16 |
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.62 |
公益財団法人旭硝子財団 | 2.97 |
旭硝子取引先持株会 | 2.22 |
SMBC日興証券株式会社 | 1.89 |
STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.80 |
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.73 |
バークレイズ証券株式会社 BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.41 |
AGC従業員持株会 | 1.41 |
合計 | 41.20 |
主要製品
オートモーティブ (Automotive)
-パターンドガラス (Patterned Glazing)
-モジュールASSYウィンドウ (Module assembly window)
- モール一体成形ガラス (Encapsulation)
- 光モール (Brightwork)
-太陽電池ルーフ
-ディスプレイ用ガラス (Glass for display)
- 車載ディスプレイ用カバーガラス (In-vehicle display cover glass)
- 車窓ディスプレイ (Car window display)
- 黒セラ部投影HUD (Black Band Display)
-センサー・アンテナ用ガラス
- LiDAR用カバーガラス Wideye
- ガラスアンテナ (Integrated Glass Antennas)
- 5G通信対応ガラスアンテナ (5G Sub6 Glass Antennas)
- FIRカメラ対応フロントガラス (FIR Sensor-enabled Windshield)
-車窓用ガラス
- 調光ガラス WONDERLITE (Light Control Glass)
- Low-eガラス (Low-Emissivity Glass)
- 透明導電膜付きウィンドウシールド (Heated Coated Windshield)
- 電動ワイヤー封入ウィンドウシールド (Heated Wire Windshield)
- ヘッドアップディスプレイ (Glass for head-up displays)
- 薄板合わせガラス (Lightweight Glazing)
- 遮音ガラス (Laminated Acoustic Glass)
- 赤外線カットガラス (Infra-red Cut Glass)
- 99%UVカットガラス (99% UV Cut Glass in All Directions)
- プライバシーガラス マイベール (Privacy glass My Veil)
- ドア撥水ガラス ウェルビュー (Water Repellent Door Glass)
- ピラー用カバーガラス (Glass Applique)
- モジュールASSYウィンドウ (Module Assembly Window)
- 合わせガラス LAMISAFE (Laminated glass LAMISAFE)
- 強化ガラス TEMPERLITE (Tempered glass TEMPERLITE)
- 曇りにくいガラス エグゼビュー
-輸送機器・産業車両用ガラス
- 高断熱ガラス (Highly Insulating Glass)
- 化学強化ガラス (Highly Resistant Glass Chemically Tempered)
ディスプレイ用ガラス基板 (Glass Substrates for Displays)
-化学強化用高強度ガラス (High strength glass for chemical strengthening)
-高品質ソーダライムガラス (High quality soda-lime glass)
電子部材 (Electronic Materials)
-高屈折率ガラス基板 (High refractive index glass)
-反射防止膜 (Antireflection coating)
-粉末ガラス・ガラスペースト・低温気密封止部材 (Glass Frit,Glass Pastes and Low Temperature Hermetic Sealing Parts)
-ポリカーボネート一般シート及び高機能シート (Polycarbonate sheet)
-DOE・ガラス拡散板 (DOE/Diffuser)
-ポリカーボネート断熱高耐候中空シート (Hollow polycarbonate)
-SWガラス基板 (Glass substrate for anodic bonding)
-ガラスセラミックス基板 (Glass Ceramics Substrate)
-赤外線吸収ガラスフィルター (IR cut filter)
-非球面レンズ (Aspherical Glass Lenses)
-非球面レンズ(カルコゲナイドガラス)(Aspherical Glass Molded Lenses (Chalcogenide Glass))
-非球面ガラスモールドレンズ (Aspherical Glass Molded Lens)
化学品 (Chemicals)
-燃料電池関連材料 (Fuel cell related materials)
-カーエアコン用冷媒 (Refrigerant for automotive air conditioners)
沿革
1907年 | 旭硝子株式会社創立。 |
1909年 | 尼崎工場を設置し、窓ガラスの製造を開始。 |
1914年 | 牧山工場を設置。 |
1916年 | 耐火煉瓦の製造を開始。 |
1916年 | 鶴見工場を設置。 |
1917年 | ソーダ灰の製造を開始。 |
1939年 | 昭和化学工業株式会社を吸収合併し、伊保工場を設置。 |
1942年 | 大阪晒粉株式会社を吸収合併し、淀川工場を設置。 |
1944年 | 日本化成工業株式会社と合併し、三菱化成工業株式会社と改称。 |
1950年 | 企業再建整備法により、三菱化成工業株式会社が3分割され、当社は、旭硝子株式会社の旧名に復して再発足。東京、大阪、名古屋各証券取引所に株式上場。 |
1954年 | テレビ用ガラスバルブの事業化のため、旭特殊硝子株式会社を設立。 |
1956年 | 旭ファイバーグラス株式会社を米国オーエンス・コーニング・ファイバーグラス社と共同設立。 |
1956年 | 加工ガラスの事業化のため、旭加工硝子株式会社を設立。 |
1957年 | 日本ドライケミカル株式会社の株式を保有し経営参加。 |
1959年 | 千葉工場を設置。 |
1960年 | 伊勢化学工業株式会社の株式を保有し経営参加。 |
1961年 | 大網白里鉱業所を設置。 |
1962年 | 旭特殊硝子株式会社および旭加工硝子株式会社を吸収合併し、船橋、川崎及び塚口の3工場を設置。 |
1965年 | 岩城硝子株式会社へ資本参加。 |
1966年 | ICの販売を開始。 |
1968年 | 豊田工場を設置。 |
1969年 | 工場統合を実施し、尼崎、淀川、塚口の3工場を関西工場とし、鶴見、川崎の2工場を京浜工場とする。また、牧山、伊保の2工場をそれぞれ北九州工場、高砂工場と改称。 |
1970年 | 愛知県知多郡武豊町に建設の新工場と豊田工場を統合し、愛知工場を設置。 |
1972年 | 相模事業所を設置。 |
1974年 | 鹿島工場を設置。 |
1976年 | 三菱電機株式会社と合弁でオプトレックス社を設立し液晶表示素子を事業化。 |
1981年 | ベルギーのグラバーベル (Glaverbel S.A.) を買収。 |
1982年 | 各種ガラス基板事業に進出。 |
1982年 | GRC系建材の製造を開始。 |
1985年 | シンガポールに旭テクノビジョン (Asahi Techno Vision (S) Pte.Ltd.) を設立。 台湾のパシフィックグラス (Pacific Glass Corp.) を100%子会社化。 |
1986年 | インドネシアにアサヒマス・スベントラ・ケミカル社 (現アサヒマス・ケミカル (P.T.Asahimas Chemical)) 設立。 |
1987年 | ALC (軽量気泡コンクリート) 事業に本格進出。 |
1989年 | タイ国サイアム・セメント社とタイでカラーブラウン管用ガラスバルブの生産を合弁で行うことに合意。 |
1991年 | ベルギーの自動車用ガラスメーカー、スプリンテックス (Splintex S.A.) へ資本参加。 |
1992年 | 米国のAFGインダストリーズ (AFG Industries, Inc) を買収。 |
1995年 | 旭ファイバーグラス株式会社の株式を米国オーエンス・コーニング・ファイバーグラス社より全量購入することに合意。 |
1997年 | 旭オーリン株式会社の株式を米国オーリン社より購入、100%子会社化。 (翌年、旭硝子ウレタン株式会社に商号変更) |
1998年 | 岩城硝子株式会社と東芝硝子株式会社の合併に合意。 (翌年、旭テクノグラス株式会社に商号変更) |
1998年 | グラバーベル (Glaverbel S.A.) がPPG社の欧州板ガラスを買収。 |
1999年 | 韓国のカラーブラウン管用ガラスバルブメーカー韓国電気硝子 (Hankuk Electric Glass Co., Ltd.) を買収。 英国 ICI社のフッ素樹脂事業を買収。 |
2001年 | 中央研究所に研究開発新棟を建設。 |
2002年 | 会社分割によりセラミックス事業を旭硝子セラミックス株式会社に承継。 グラバーベル (Glaverbel S.A.) を100%子会社化。 |
2004年 | 窯業系外装建材事業を旭トステム株式会社に承継。 |
2005年 | 旭テクノグラス株式会社を100%子会社化。 |
2006年 | 松島光コンポーネント株式会社を買収。 (翌年、AGCマイクロガラス株式会社に商号変更) |
2007年 | 大阪事業所を設置。 旭ファイバーグラス株式会社を会社分割し同社全株式を譲渡。 |
2008年 | オプトレックス株式会社の全株式を譲渡。 |
2009年 | 北九州工場から自動車事業を撤退。 |
2011年 | ブラジルにAGCガラス・ブラジル社を設立。 |
2012年 | ドイツのインターペイン・グラス・インダストリー社と戦略的提携。 |
2013年 | シンガポールに東南アジア地域統括拠点として、AGCアジア・パシフィック社を設立。 |
2014年 | ベトナムの塩ビ事業会社であるフーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社に資本参加し、同国に進出。 |
2015年 | ポーランドの自動車用補修ガラスメーカーであるノードガラス社の全株式を取得。 |
2016年 | ドイツのバイオミーバ社(現AGCバイオロジクス社)全株式を取得し、同国でのバイオ医薬品開発製造受託事業を開始 |
2017年 | デンマーク・米国に開発拠点を有するCMCバイオロジクス社(現AGCバイオロジクス社)の全株式を取得し、同国でのバイオ医薬品開発製造受託事業を開始 |
2017年 | タイの化学品製造・販売会社であるビニタイ社の過半数株式を取得し、同国において新たに塩化ビニル樹脂の生産拠点を確保 |
2018年 | 社名を旭硝子株式会社からAGC株式会社へ変更 |
2018年 | 米国パーク・エレクトロケミカル社のエレクトロニクス事業を買収 |
2019年 | 米国Taconic社のAdvanced Dielectric部門グローバルオペレーションを買収 |
2020年 | 新研究開発棟をAGC横浜テクニカルセンター (旧京浜工場) 内に新設 |
2021年 | 旧中央研究所と旧京浜工場の研究開発拠点を統合し、AGC横浜テクニカルセンターとして運営を開始 北米建築用ガラス事業を米国のCardinal Glass Industries社に譲渡 |
2022年 | 東南アジアのクロールアルカリ事業子会社を統合再編し、新たにAGC Vinythai Public Company Limitedを設立 |
2023年 | ライフサイエンスカンパニーを新設 中国の各種フロートガラス等製造販売会社である艾杰旭特種玻璃(大連)有限公司の全株式を上海 耀皮玻璃集団股份有限公司に譲渡 |
2024年 | ロシアの建築用・自動車用ガラス事業を譲渡し、同国での事業から撤退 |
補足 1
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