マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

インドの日系部品メーカー:日系自動車メーカーの生産増強・新興国モデル投入に対応

愛三工業、カルソニックカンセイ、ケーヒン、小糸製作所、デンソー、豊田自動織機、ニッパツなどの動向

要 約

日系自動車メーカーの主なインド拠点
日系自動車メーカーの主なインド拠点

 インドの2012年の自動車生産台数は414万台(前年比5.3%増)、新車販売台数は359万台(同8.9%増)と2011年に続き1ケタの低成長となった。2013年1~7月は、高金利や燃料高の継続により、各月の新車販売台数は前年同月比6~15%縮小したため、稼働率が低下する日系部品メーカーもみられる。とはいえ、自動車メーカー各社の中期的な増産計画などを受けて、日系部品メーカーの新規進出、生産能力拡充などの投資は続いている。

 投資地域は、Haryana州、Rajasthan州、Uttar Pradesh州などのインド北部、Tamil Nadu州、Karnataka州、Andhra Pradesh州などの南部、西部のMaharashtra州に広がっている。

 新規工場建設では、ルノー・日産の新興国向けの低価格新型車投入への対応(河西工業ニッパツなど)、ホンダの乗用車第2工場稼働への対応(テイ・エステック)、インド国内および輸出向けの大型トラック用部品生産(TBK)、タイヤ原料量産(丸紅)などがみられる。販売会社設立(住友ゴムクラリオン)では、拡大が見込まれるアフターマーケット向けもターゲットにしている。

 生産能力増強では、他地域の取引先への納入(愛三工業小糸製作所の南部での第2工場など)、事業領域の拡大・新品目の追加(デンソーエクセディ豊田自動織機など)、鋼管の一貫製造体制(新日鉄住金)、CNG用インジェクター生産のインドへ全面移管(ケーヒン)、インド地場企業との提携による顧客拡大(日立金属)などがみられる。R&Dにおいても、インド地場企業との提携によるエンジニアリング・センター設立(カルソニックカンセイ)が行われている。

 なお、低価格指向のインド市場では利益確保が難しいとの理由で、工場進出や製品輸出を見送るケース(曙ブレーキ)もみられる。

 以下は、インドにおける日系部品メーカーの最近動向である(収録対象は、2013年8月初までの9カ月間)。


日系部品メーカー動向関連レポート:

  中国 (華北/東北/西南地域) 編 (2013年8月)中国 (華南/華中地域) 編 (2013年7月)中国 (華東地域) 編 (2013年6月)
  米国編 (2013年7月)メキシコ・ブラジル編 (2013年5月)タイ編 (2013年3月)ASEAN編 (2013 年2月)
  欧州編 (2012年12月)

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779