ルネサス、28nmプロセス車載制御マイコン向け新型フラッシュメモリを開発

ルネサスエレクトロニクスは、28nmフラッシュメモリ混載の車載制御用マイコンに向けに、新型のフラッシュメモリ技術を開発したと発表した。近年の自動運転や電動化などの先進的な車載技術では、制御ソフトの大規模化と更新プログラムの格納領域確保のためのフラッシュメモリ大容量化や、処理のリアルタイム性のための高速化、走行中でも安定して更新ソフトウェアを格納できる低ノイズ設計やソフト切り替え時のロバスト性が要求されている。同社はそれらの要求に対して新フラッシュメモリ技術では、大容量24MBや高速の240MHzのランダムアクセスリード、OTA時の書き込み動作の低ノイズ化、ロバストかつ高速な制御ソフト切り替え可能なOTAを実現させた。また同社はこの技術を「2019 VLSI技術 / 回路シンポジウム」にて発表するという。(2019年6月12日付プレスリリースより