BYDのスーパーeプラットフォーム技術発表会
メガワット級フラッシュ充電、充電速度と給油速度を同等に
2025/04/18
- 要約
- スーパーeプラットフォーム
- 30,000rpm超の量産型モーター
- 次世代車載SiCパワー半導体
- フラッシュチャージバッテリー
- メガワット級フラッシュ充電システム
- スーパーeプラットフォーム技術の初搭載モデル(漢L、唐L)
要約
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BYDのスーパーeプラットフォーム (出所:BYD発表会の動画より) |
BYDは「2025年スーパーeプラットフォーム技術」発表会で世界初と称する1,000Vで充電可能な電動車プラットフォームを披露した。また、駆動バッテリー、駆動モーター、モーターコントローラー、充配電システム、電動エアコンなどの中核部品を再設計した。
当プラットフォームは、1,000kWメガワット級の充電性能を実現した。充電速度は最高で1秒あたり2km、5分で航続距離400kmを実現。充電速度と給油速度を同等とする「油電同速」の実現を後押しする。今回発表したスーパーeプラットフォームは漢(Han)L、唐(Tang)Lの2モデルに搭載される。
同時に、BYDは「閃充電池(フラッシュチャージバッテリー)」で世界初30,000rpm以上となる量産乗用車向け電動パワートレインを発表。当電動パワートレインは、軽量、小型、高出力密度の特徴を備えている。
本レポートでは、主にスーパーeプラットフォーム、30,000rpmの量産型モーター、新世代車載炭化ケイ素(SiC)パワー半導体、フラッシュチャージバッテリー、メガワット級フラッシュ充電システムなどの技術概要をまとめた。
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