2024 BYD Dream Day：スマート化戦略を発表

業界初の電動化と知能化を融合したスマートアーキテクチャ

2024/03/04

要約
BYDのスマート化戦略
電動化と知能を融合したスマートアーキテクチャ~XUANJI~
DiLinkスマートコックピット
DiLinkスマート運転支援システム
エンジニアチーム
全地形対応の専用サーキットの建設

要約

「BYD Dream Day」(出典：BYD)

　BYDによると、2023年販売台数は前年比60%以上増で302万台を超えた。新エネルギー車(以下、NEV)の販売台数でグローバル首位となった。また、中国自動車メーカーとして初めてグローバル販売台数でトップ10入りした。2023年のNEV輸出販売台数は前年比337%増の24.3万台で、NEV輸出台数が最も多い中国ブランドとなっている。

　2024年1月16日、BYDは「BYD Dream Day」を開催した。イベントでは、BYDの董事長兼総裁がスマート化戦略を発表し、また業界初の電動化と知能化を融合したスマートアーキテクチャ「璇璣(以下、XUANJI)」、インテリジェントコネクテッドシステム「DiLnk」、スマート運転支援システム「DiPilot」など、現時点における研究開発成果も披露。また、スマート化はスマートコックピットやスマート運転だけでなく、電動化と知能化が融合した車両のスマート化こそがNEVのスマート化発展の正しい方向性であると述べた。

　さらに、BYDの企業文化はエンジニア文化であることを強調するとともに、各研究分野を代表するエンジニアチームを紹介。スマート分野におけるBYDの強力な研究開発力とイノベーション精神が鮮明となった。

本レポートはイベントの内容を簡単にまとめたものである。