BYD:インテリジェントコントロール技術プラットフォーム「易三方(e3)」
2024 Denza Tech Day及びZ9GT予約販売発表会より
2024/10/01
- 要約
- 三大アーキテクチャ:パワートレイン、制御、インテリジェント
- スマート運転システム BAS 3.0+
- e3の特徴的な機能:コンパスターン、クラブウォークなど
- Denza Z9GT
要約
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(出所:BYD) |
BYD傘下の深圳騰勢汽車(Shenzhen Denza New Energy Automotive Co., Ltd.)は「2024 Denza Tech Day」と騰勢(以下、Denza) Z9GTの予約販売発表会を2024年8月に開催し、インテリジェントコントロール技術プラットフォーム「易三方(以下、e3)」をリリースした。
BYDが高級NEVブランドとして位置づけるDenzaの技術アーキテクチャの目標は、安全性、機動性、快適性、インテリジェントである。インテリジェントコントロール技術プラットフォーム「e3」は、PHEVとBEVに対応するパワートレイン、3モーターの独立駆動と後輪デュアルモーター操舵技術を含むコントロールアーキテクチャ、インテリジェントと電気の融合に注力したインテリジェントアーキテクチャの3つのコアアーキテクチャで構成される。「e3」によりDセグメント車でありながら、最小半径が4.62m、最大後輪操舵角が±10度などの優れた機能が実現する。
なお、「e3」の研究開発には5年以上が費やされ、研究開発人員は6,000人を超え、50億人民元が投入された。さらに、累計230万kmを超える厳格なテストも実施。Denza Z9とZ9GTはインテリジェントコントロール技術プラットフォーム「e3」の初搭載モデルとなる。
本レポートは主に「e3」の3つのアーキテクチャ、運転支援システム「BAS 3.0+(BYD Assistant Driving System)」の技術の特徴、Denza Z9及びZ9GTの内容を紹介する。
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