Renault:AmpereとEV、吉利とHEVを推進
2025年上半期は欧州市場で電動車販売比率5割に到達
2025/08/07
要約
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新型Bセグメント電気SUV「Renault 4 E-Tech Electric」 (出典:Renault Group) |
Renault Groupは、5つの事業分野に焦点を合わせた次世代の自動車会社を目指し、電気自動車(EV)とソフトウェア(担当会社はAmpere)、内燃エンジン(ICE)とハイブリッド(同HORSE Powertrain)、高級車(同Alpine)、ファイナンス・エネルギー・モビリティサービス(同Mobilize)、循環型経済(同The Future is NEUTRAL)を推進している。
Renault Groupは2024年12月9日、2040年までに欧州で、2050年までに全世界でネットゼロカーボンを達成するという目標の達成状況を発表した。同グループは2010年から2023年の間に二酸化炭素(CO2)排出量を28%削減した。2030年までに35%削減する計画で、電動化を進めている。
EV戦略についてはAmpereと協業し、EVおよびEV用バッテリーの開発、コスト削減等を進めている。HEVの開発・販売にも注力しており、吉利汽車との合弁会社HORSE PowertrainがハイブリッドパワートレインおよびICEの開発・生産を行う。
RenaultブランドはInternational Game Plan 2027において、欧州以外の国際市場で8つの新型車(CおよびDセグメントの5モデルを含む)を生産し、全世界で30億ユーロを投資する計画を発表。3台に1台はEVまたはHEVとなる予定。2025年には欧州以外のグローバル市場向けに新型CセグメントSUV「Boreal」を発表した。