北京モーターショー2024:BYD

フラッグシップセダン仰望U7とDenza Z9 GTをワールドプレミア

2024/05/08

要約

比亚迪 仰望展台
仰望のブース

 第18回北京国際汽車工業展覧会(以下、北京モーターショー2024)が、中国国際展覧中心で4月25日-5月4日に開催された。このうち4月25日-26日はプレスデー、4月27日-28日は業界向け、4月29日-5月4日は一般公開日。コロナ禍の影響で北京での開催は4年ぶりとなる。2024年の北京モーターショーは国内外の名だたる自動車メーカー、サプライヤー及びテクノロジー企業が多数参加し、総面積22万平方メートルには、ワールドプレミアモデル117台、コンセプトカー41台、NEV278車種が展示された。

 

 BYDグループ傘下ブランドのブースは多くの人であふれていた。海洋シリーズは初となる2ボックス後輪駆動EVのコンセプトモデルOCEAN-Mおよびミッドサイズセダン海豹(SEAL)06 DM-i、中型SUV海獅(Sealion) 07 EVの3モデルを出展した。また、王朝シリーズは全ラインナップが展示され、BYDのミッドサイズセダン市場の空白を埋める新型モデルの秦(Qin) Lが披露された。仰望(Yangwang)ブランドは100万元クラスのフラッグシップセダンU7を初公開し、新たな電動サスペンション技術の「雲輦-Z(DiSus-Z)」を発表した。また、騰勢(Denza)ブランドはDセグメント高級フラッグシップセダンZ9 GTを世界初公開した。方程豹(Fangchengbao)ブランドはモーターショーに初出展し、豹(Bao)5、豹8、豹3で構成する「583ファミリー」およびスポーツカーのコンセプトモデルSUPER 9を披露した。

 今回のレポートでは主に北京モーターショーに出展したBYD傘下ブランドの主要モデルを紹介する。

 

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