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Japan Mobility Show 2023:モビリティとしてのAD、ADASの価値

商用車の自動運転、画像認識技術、移動の快適性を向上する装備

要約

 4年ぶりとなった東京モーターショーはジャパンモビリティ(=可動性)ショーに名称が変わり、2023年10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催された。

 自動車会社によるコンセプトカーや新型車の紹介が主となるため、AD、ADAS関連の技術紹介は少ないものの、ホンダからは2026年に都心で開始予定の自動運転事業と、それに使用するクルーズ・オリジンの車両展示があった。また移動と荷役を主務とする商用車からレベル4相当の実証実験の取り組みが紹介された。

 AD、ADASセンシング技術としては画像認識技術で定評のモービルアイが高性能LiDARのデモ展示を行い、小糸製作所、ミネベアミツミからもLiDAR関連製品が出展されていた。LiDARに関するTier1、OEMの動きが活発で、市街地でのレベル2+のハンズオフ機能の採用の広がりに伴い、LiDARの採用拡大を予感させるものである。

 矢崎総業からはドライバー見守りシステムとして、ドライバーの様々な体調不良の予兆を検知する技術が紹介された。また、日本発条(ニッパツ)が展示した快適シートや、三菱自動車がヤマハと共同開発した高性能オーディオシステムは、自動運転による移動の快適性をさらに高める装備として期待されるものである。まさにモビリティとしてのAD、ADASの価値を様々な視点で示されたショーとなっている。

モービルアイ LiDAR認識画像 矢崎総業 ドライバー見守りシステム
モービルアイ LiDAR認識画像 矢崎総業 ドライバー見守りシステム

 

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