人とくるまのテクノロジー展2023:AD、ADAS実用化とSDV開発への取り組み
モニタリングシステム、E/Eアーキテクチャ、サイバーセキュリティ
2023/07/19
- 要約
- 自動車会社の取り組み(マツダ、スバル、三菱、いすゞ)
- AD、ADASシステム(ZF、Valeo、Bosch、Continental、デンソー、日立Astemo)
- AD、ADAS用部品(Tobii、Luminar)
- ADAS要素技術(東芝、Henkel、Kautex)
- SDV開発、サイバーセキュリティ技術(ETAS、ARGUS、Trend Micro)
要約
2023年5月24~26日にパシフィコ横浜展示会場で開催された人とくるまのテクノロジー展は、コロナ禍前のモーターショーを彷彿とさせる大勢の人出であった。自動車会社各社のブース内は通路内に大勢の人が列をなして見学を行っていた。部品関係の一部のブースでは従来の展示形式から、プレゼンテーション形式に変更して自社の特徴を紹介しているのも目を引いた。
AD、ADAS関係ではレベル3以上への対応を視野にいれた大規模・高性能AD ECUが紹介され、従来の分散型配置からECU集約型の機能配置が進んでいる。機能集約による情報処理量の増大とそれによるチップの発熱問題への対処から液冷化されたECUが目を引いた。システム構築面ではSDV(Software Defined Vehicle)への取り組みやセキュリティ関連の技術や体制支援が増えてきたのも、技術トレンドの変化を表している。自動車会社からは各社の特徴的な取り組みが紹介されていた。運転者の健康状態監視への取り組みやセンサー技術、制御技術への取り組みとそれぞれの特徴が表れており興味深い展示会であった。
ZF ProAI AD ECU | ARGUS サイバーセキュリティソリューション |
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