Mobile World Congress バルセロナ 2023 (2) スマートモビリティサミット
スマートモビリティ、顧客体験、車載App Store、オープンエコシステム
2023/04/27
- 要約
- はじめに
- 進化するコネクティビティとイノベーション
- 車を超える移動手段
- オープンエコシステム：最高の顧客体験を実現
要約
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| 公式イベントロゴ（GSMA MWC™ Barcelona、主催：© GSM Association） |
GSMAモバイルワールドコングレス・バルセロナ（MWC™ Barcelona）は、GSM（Global System for Mobile Communications）アソシエーションが主催する4日間の年次イベントである。昨年と同様に、バルセロナにあるフィラ・バルセロナ・グラン・ビアの展示会場で、2月27日から3月2日まで開催された。今年のテーマは「Velocity, unleashing tomorrow's technology - today（スピード、未来の技術を今、解き放つ）」であった。本イベントは1987年に開始され、現在では欧州最大のモバイル通信展示会となっている。
MWC™バルセロナ2023（MWC23）には、800社のスタートアップを含む、2,400社の企業（グローバルモバイルオペレーター、デバイスメーカー、技術プロバイダー、ベンダー、コンテンツオーナー）が参加し、202の国や地域から88,500人が来場した。今回は、MWC™2023シリーズ最初のイベントであり、今後、MWC™上海（2023年6月28～30日）、MWC™ラスベガス（2023年9月26～28日）、MWC™アフリカ（2023年10月17～19日にルワンダのキガリで開催予定）の開催が予定されている。
今年の展示会のテーマは以下の通りである。
- 5G Acceleration（5Gへの加速）
- Reality+
- OpenNet
- FinTech
- Digital Everything（すべてをデジタルに）
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| フィラ・バルセロナの展示会場（GSMA MWC™ Barcelona、主催：© GSM Association） |
昨年同様、4YFN（今から4年後）プログラムの枠組みにより、1ホール全体がスタートアップに提供された。スタートアップの数は、昨年の約600社から800社以上に増加した。4YFNイベントの目的は、スタートアップ、投資家、既存企業をつなぎ、新しいビジネスベンチャーの立ち上げを支援することである。
昨年と比較して、自動車業界からの出展企業は少なかった。しかし、「スマートモビリティサミット」と称する会議プログラムの枠組みにより、3月1日は終日がカーコネクティビティに充てられた。
本イベントにおいて、最近、交通弱者の安全性が注目されていることが明らかになった。多くの企業がこの分野での最新の成果を発表し、企業間の協力が増加している。特に注目に値するもう1つのトピックは、5G利用が増加していることを受けて、多数の企業が発表した高度なアンテナ技術である。
本稿は2部構成である。今回は第2部で、「スマートモビリティサミット」の内容について概説する。第1部では、自動車産業関連のハイライトを紹介している。
来年のMWC™バルセロナは、2024年の2月26日から29日に開催される予定である。
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