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自動運転関連法規の現状と動向

UN(国連)規則、主要国の法規概要と最近の動向

要約

 本稿はレベル3以上の自動運転の法規について、2023年1月時点の主要国・地域の情報をまとめたものである。レベル2以下の運転支援システムの法規は取り上げていない。

 2023年1月時点で、国連規則(UN-R157-01シリーズ)により、日本、EUにおいて、高速道路における上限速度を130km/h、自動車線変更可能なレベル3の自動運転装置が認可されるようになった。
 今後の法規策定作業は、レベル4、5の無人運転車用の法規に軸足を移していく。

 米国、中国は、UN-R157は採用せず、それぞれ独自の法制化が進められている。

 

 自動運転は、条件付自動運転(レベル3)、特定条件下における完全自動運転(レベル4)、完全自動運転(レベル5)などに分類され、これまでは主としてレベル3の自動運転実現のための法整備が進められてきた。

 自動運転レベルの定義は、米国自動車技術会(SAE)の定義をベースにレベル0~レベル5に分類したものが使われている。なお、レベル2(部分運転自動化)の範囲内でありながら、レベル3(条件付き運転自動化)に近づけたハンズオフ機能に対し、「レベル2.5」という表現も見受けられる。

自動運転レベル定義 自動運転レベル定義
自動運転レベル定義(SAE J3016)
(出典:SAE J3016 automated-driving graphic
自動運転レベル定義(国土交通省)
(出典:国土交通省報道発表資料(2020年11月11日)

 

UN(国連)規則の最新改定状況はこちらよりご覧ください。

米国法規(FMVSS)の最新改定状況はこちらよりご覧ください。

 

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