CES 2025:ホンダ、BMW、Scout Motorsのコンセプト
現代モービス、Harman、QNX、Elektrobitのデジタルコックピット技術
2025/02/07
- 要約
- ホンダは新型「0 サルーン」と「0 SUV」コンセプト、2026年の量産モデルを発表
- Scout Motorsは「Traveler」と「Terra」のコンセプトを発表し、オフロードでの柔軟性を強調
- BMWはPanoramic iDriveインフォテインメントシステムと「Vision Neue Klasse」コンセプトを発表
- 現代モービス、Harman、QNX、Elektrobitのデジタルコックピット技術
要約
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ラスベガスコンベンションセンターの外に置かれたCESのサイン |
2025年1月7日から1月10日まで、米国ネバダ州ラスベガスの複数の会場でCES 2025が開催された。来場者は14.1万人以上で、そのうちの5.6万人は海外からの来場者であった。本イベントには4,500社以上の企業が出展し、そのうちの750社以上がモビリティ関連企業であった。
CES 2024で0シリーズを発表したホンダは、本イベントで2つの新しいコンセプトを発表した。新型の「0 Saloon(0 サルーン)」と「0 SUV(0 SUV)」のプロトタイプは、「0 サルーン」と「0 Space-Hub(0スペースハブ)」によって確立された基礎の上に構築されている。Scout Motors(スカウト・モーターズ)は本イベントでCESデビューを果たし、「Traveler(トラベラー)」SUVと「Terra(テラ)」ピックアップトラックのコンセプトを展示した。BMWは、2025年後半以降に発売するすべてのモデルに採用するPanoramic iDriveインフォテインメントシステムと、「Vision Neue Klasse(ビジョン ノイエ・クラッセ)」コンセプトを発表した。現代モービスはホログラフィックフロントガラスディスプレイ、Harman(ハーマン)はReady Productスイート、QNXはQNX Cabinソフトウェアプラットフォーム、Elektrobit(エレクトロビット)はデジタルコックピットの試作モデルなど、コックピット技術やシステムをそれぞれ展示した。
本稿は、CES 2025に出展された自動車コンテンツに焦点を当てた一連のレポートの2回目として、ホンダ、Scout Motors、BMWが発表したコンセプトモデルに焦点を当てる。また、BMW、現代モービス、Harman、QNX、Elektrobitが発表した、ユーザー体験に関連するコックピット技術についても紹介する。
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