CES 2024：新型EVはOEM各社の戦略を強調

ホンダ、メルセデス・ベンツ、ソニー：ドライバー＆乗員志向の持続可能な車両コンセプト

2024/02/13

要約

Honda 0 Series Space-Hub concept
Honda 0 Series Space-Hub コンセプト

　2024年1月9日から12日まで、米国ネバダ州ラスベガスでCES 2024が開催された。本イベントには13万5,000人以上が来場し、CES 2023と比較して17%の増加となった。600社以上のモビリティ企業が50万平方フィートの展示スペースにブースを設置した。CES 2024は最も急成長している世界最大の自動車および輸送分野の展示会の1つである。

　デトロイト3社は出展しなかったが、他の主要自動車メーカーは新モデルを発表、展示した。ホンダは「Honda 0 Series（ホンダ0シリーズ）」を発表し、コンセプトモデルの「Saloon（サルーン）」と「Space-Hub（スペースハブ）」を公開した。Mercedes-Benz（メルセデス・ベンツ）は、「Concept CLA-Class（コンセプトCLAクラス）」と電動SUV「G-Class（Gクラス）」のプロトタイプを北米初公開した。ソニーは最新の「Afeela（アフィーラ）」コンセプトを展示した。

　スタートアップのTogg（トーグ）とVinFast（ビンファスト）も本イベントで引き続き存在感を示した。Toggは2番目のモデルとなる「T10F」スポーツセダンを発表した。VinFastは「VF Wild（VF ワイルド）」ピックアップトラックのコンセプトモデルを発表し、電動サブコンパクトSUV「VF 3 mini（VF 3ミニ）」を展示した。このほか、Mullen Automotive（マレン・オートモーティブ）は、「Mullen Five Rs（マレン・ファイブRS）」EVクロスオーバーを発表した。

　本稿はCES 2024に出展された自動車コンテンツに焦点を当てたレポートの一部として、CESに出展されたコンセプトモデルと量産モデルのうち、特にMercedes-Benz、ホンダ、ソニー、Togg、VinFast、Mullen Automotiveのモデルについて詳しく説明する。次の第2部ではモビリティ車両や注目すべきユーザー体験技術に焦点を当てる。

 

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