上汽集団の新エネルギー技術発表会
「7大技術基盤2.0」を発表、2026年に全固体電池の量産へ
2024/06/20
- 要約
- 上汽の7大技術基盤2.0
- 零束科技(Z-ONE):AI+SDVに関する見解と実践
- 上汽清陶(QingTao):業界をリードし全固体電池の道を切り開く
要約
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上汽集団NEV技術発表会 (出所:上汽集団) |
上汽集団は2024年5月24日に新エネルギー技術発表会(SAIC Motor New Energy Technology Conference)を開催し、BEV専用プラットフォーム「星雲」、機電一体化アーキテクチャ「珠峰(チョモランマ)」、電気水素一体化アーキテクチャ「星河」、プラグインハイブリッドパワートレイン「藍芯(NetBlue)」、電気駆動システム「緑芯(NetGreen)」、バッテリーステム「魔方(Mofang)」、スマートカー・フルスタック・ソリューション「銀河」を含む「7大技術基盤2.0」を発表した。
上汽集団傘下でスマートカー技術の研究開発企業である零束科技有限公司(以下、零束科技)は2025年にスマートカー・フルスタック・ソリューション3.0の量産を計画しており、コスト管理とレベル3自動運転の課題に重点的に取り組む。2027年にはフルスタック4.0を量産化し、人間のようなインテリジェントアーキテクチャ、AIビッグモデルなどを重点的に攻略し、レベル4/レベル5自動運転に対応する。
上汽集団と固体リチウムイオン電池企業である清陶(昆山)能源発展集団股份有限公司(以下、清陶能源(QingTao))との合弁会社 上海上汽清陶能源科技有限公司は、最初の全固体電池の生産ラインの構築を2024年第3四半期に着工する。第1期は0.5GWhの生産能力を計画し、2025年に竣工する見込み。2026年には全固体電池を量産化し、2027年には車両への実装が行われる計画である。
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