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ルノー:EV&ソフトウェア会社「アンペア」がSDV開発を推進

ルノー・日産・三菱アライアンスの新たな展開(2)5つの事業分野に注力

2023/03/23

要約

Renault Megane E-TECH Electric
2022年半ばに発売したRenault Megane E-TECH Electric

 ルノーは2022年11月、進行中の5カ年計画「Renaulution」のフェーズ1「復興(Resurrection)」、フェーズ2「刷新(Renovation)」を終了し、フェーズ3「革命(Revolution)」の段階に入ると発表した。

 ルノーは以下の5つの事業分野に焦点を合わせた次世代の自動車会社を目指す。このうちスポーツカーのアルピーヌはルノーグループの子会社であり、他の4分野は新会社を設立する。

  • パワー(Power):パワートレイン新会社。ルノーの「Horse Project」を引き継ぎ、ICEとハイブリッド技術を開発
  • アンペア(Ampere):世界初のEV & ソフトウェア会社、クアルコム、グーグルと提携しSDV(Software-defined vehicle)を開発
  • アルピーヌ(Alpine):本格的な高級スポーツカーブランドを目指す
  • モビライズ(Mobilize):ファイナンスを中心に、新たなモビリティ、エネルギー分野に参入
  • The Future Is NEUTRAL:自動車産業における循環型経済実現を目指す


 ルノー・日産・三菱自のアライアンス3社は2022年1月、アライアンスのロードマップを発表した。主な方針は以下のとおり。

  • 2030年に向けて、アライアンスはEVとコネクテッド・モビリティに注力
  • 電動化を加速するため、今後5年間で230億ユーロを投資
  • 2030年までに、5つのEV専用共通プラットフォームをベースにした35車種の新型EVを投入

 次世代の自動車会社(Next Gen automotive company)を目指すルノーの新戦略と、2023年2月に発表されたアライアンス3社の新たな取り組みに繋がる内容となっている。


 今回はルノー・日産・三菱アライアンスの新たな展開に関する2回目のレポートとして、新EV&ソフトウェア会社「アンペア」などルノーが進めている計画について報告する。1回目のレポートでは日産と三菱の取り組みを取り上げている。

 

関連レポート:
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ルノー・日産・三菱アライアンス:中期計画が進展、電動化を加速(上)(2021年12月)

 

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